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公開番号2024090694
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-04
出願番号2022206743
出願日2022-12-23
発明の名称プログラム及び情報処理装置
出願人ENEOS株式会社
代理人個人
主分類C10G 99/00 20060101AFI20240627BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】製油装置の適切な運転条件をユーザが検討することができる。
【解決手段】プログラムがコンピュータを、予定運転条件50Bと触媒劣化関数50Dと運転実績データ50Cとを取得する取得部52、指定された運転条件を指定運転条件として受け付ける受付部54、予定運転条件50Bと触媒劣化関数50Dと運転実績データ50Cとに基づき第1温度を予測し、且つ、触媒劣化関数50Dと運転実績データ50Cと指定運転条件とに基づき第2温度を予測する予測部56、として機能させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
原料油を触媒に通油して生成油を得る製油装置の運転を支援するプログラムであって、
コンピュータを、
予定されている前記製油装置の運転条件である予定運転条件と、前記触媒の触媒劣化関数と、前記製油装置に関する運転実績データと、を取得する取得部、
ユーザによる前記製油装置の運転条件の指定がある場合に、指定された運転条件を指定運転条件として受け付ける受付部、
前記触媒劣化関数と前記運転実績データと前記予定運転条件とに基づき、当該予定運転条件を満たすために必要な前記触媒の反応温度である第1温度を予測し、且つ、前記触媒劣化関数と前記運転実績データと前記指定運転条件とに基づき、当該指定運転条件を満たすために必要な前記触媒の反応温度である第2温度を予測する予測部、
として機能させるためのプログラム。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記予測部は、
前記触媒劣化関数と前記運転実績データとに基づき、前記製油装置固有の固有触媒劣化関数を算出する関数算出部と、
前記固有触媒劣化関数と前記予定運転条件とに基づき、前記触媒の第1劣化度を算出し、且つ、前記固有触媒劣化関数と前記指定運転条件とに基づき、前記触媒の第2劣化度を算出する劣化度算出部と、
を含み、
前記予測部は、前記第1劣化度に基づき前記第1温度を予測し、且つ、前記第2劣化度に基づき前記第2温度を予測する、
請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記関数算出部は、予め定められたタイミングにて、前記固有触媒劣化関数を算出して記憶し、
前記受付部は、前記ユーザの予測指示を受け付け、
前記劣化度算出部は、前記受付部が前記ユーザの予測指示を受け付けた場合に、記憶されている前記固有触媒劣化関数と前記予定運転条件とに基づき、前記第1劣化度を算出し、且つ、記憶されている前記固有触媒劣化関数と前記指定運転条件とに基づき、前記第2劣化度を算出する、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項4】
前記劣化度算出部は、前記固有触媒劣化関数と前記予定運転条件とに基づき、前記第1劣化度と時間との関係を表す第1劣化度変化データを生成し、且つ、前記固有触媒劣化関数と前記指定運転条件とに基づき、前記第2劣化度と時間との関係を表す第2劣化度変化データを生成し、
前記予測部は、前記第1劣化度変化データに基づき、前記第1温度と時間との関係を表す第1温度変化データを生成し、且つ、前記第2劣化度変化データに基づき、前記第2温度と時間との関係を表す第2温度変化データを生成する、
請求項2に記載のプログラム。
【請求項5】
前記取得部は、前記製油装置に予め定められている上限温度を取得し、
前記予測部は、前記第1温度変化データにおいて前記第1温度が前記上限温度以上となる時間に基づき前記触媒の第1触媒寿命を予測し、前記第2温度変化データにおいて前記第2温度が前記上限温度以上となる時間に基づき前記触媒の第2触媒寿命を予測する、
請求項4に記載のプログラム。
【請求項6】
前記予測部は、前記第1温度変化データと、前記第2温度変化データと、を共通の表示軸上に表示したグラフを出力する、
請求項4に記載のプログラム。
【請求項7】
前記共通の表示軸は、前記触媒の要求温度と、前記製油装置の運転時間と、を含む、
請求項6に記載のプログラム。
【請求項8】
前記運転実績データは、前記製油装置の運転時間における前記触媒の要求温度を示す温度実績データを含み、
前記予測部は、前記温度実績データを前記グラフに表示する、
請求項7に記載のプログラム。
【請求項9】
前記予測部は、前記固有触媒劣化関数と前記予定運転条件とに基づき、前記温度実績データを補正して補正温度データを取得し、当該補正温度データを前記グラフに表示する、
請求項8に記載のプログラム。
【請求項10】
前記予測部は、前記固有触媒劣化関数と前記運転実績データに含まれる過去に使用された実績運転条件とに基づき、前記温度実績データに対応する過去の運転時間の温度を算出した算出温度データを取得し、当該算出温度データを前記グラフに表示する、
請求項8に記載のプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、プログラム及び情報処理装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、原料油を触媒に通油して生成油を得る製油装置が知られている。この製油装置に使用される触媒は使用により劣化するため、製油装置の運転条件が変化してしまう。
【0003】
これに関して、特許文献1には、ユーザの予定している製油装置の運転条件である予定運転条件で製油装置を運転した場合よりも適切な運転条件を触媒劣化関数やプラント情報等に基づき算出することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6441551号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では、触媒劣化関数やプラント情報によっては適切な運転条件を算出できない場合があった。
【0006】
本開示はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、製油装置の適切な運転条件をユーザが検討することができるプログラム及び情報処理装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示のある態様に係るプログラムは、原料油を触媒に通油して生成油を得る製油装置の運転を支援するプログラムであって、コンピュータを、予定されている前記製油装置の運転条件である予定運転条件と、前記触媒の触媒劣化関数と、前記製油装置に関する運転実績データと、を取得する取得部、ユーザによる前記製油装置の運転条件の指定がある場合に、指定された運転条件を指定運転条件として受け付ける受付部、前記触媒劣化関数と前記運転実績データと前記予定運転条件とに基づき、当該予定運転条件を満たすために必要な前記触媒の反応温度である第1温度を予測し、且つ、前記触媒劣化関数と前記運転実績データと前記指定運転条件とに基づき、当該指定運転条件を満たすために必要な前記触媒の反応温度である第2温度を予測する予測部、として機能させる。
【0008】
本開示の別の態様に係る情報処理装置は、原料油を触媒に通油して生成油を得る製油装置の運転を支援する情報処理装置であって、ユーザによる前記製油装置の運転条件の指定を受け付ける受付部と、前記受付部が受け付けた運転条件を指定運転条件として取得するとともに、予定されている前記製油装置の運転条件である予定運転条件と、前記触媒の触媒劣化関数と、前記製油装置に関する運転実績データと、を取得する取得部と、前記触媒劣化関数と前記運転実績データと前記予定運転条件とに基づき、当該予定運転条件を満たすために必要な前記触媒の反応温度である第1温度を予測し、且つ、前記触媒劣化関数と前記運転実績データと前記指定運転条件とに基づき、当該指定運転条件を満たすために必要な前記触媒の反応温度である第2温度を予測する予測部と、を備える。
【0009】
本開示は、プログラムの一部または全部を実現する半導体集積回路として実現され得たり、情報処理装置として実現され得たり、情報処理装置を含むシステムとして実現され得る。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、製油装置の適切な運転条件をユーザが検討することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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