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公開番号2024088011
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022202952
出願日2022-12-20
発明の名称清掃装置及びコークス炉の炉頂面の清掃方法
出願人JFEスチール株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C10B 45/00 20060101AFI20240625BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】路面の凸部に乗り上げた場合であっても堆積物の取りこぼしを少なくして、路面の堆積物をかき集めることができる清掃装置を提供する。
【解決手段】路面上を走行可能な走行台車1と、走行台車1の幅方向を回動軸として、走行台車に回動自在に取り付けられる板状の清掃部材3と、回動方向に清掃部材3を付勢する付勢部材4と、を有し、清掃部材3の下端部は、付勢部材4の付勢力によって路面に押し付けられる、清掃装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
路面上を走行する走行台車と、
前記走行台車の幅方向を回動軸として、前記走行台車に回動自在に取り付けられる板状の清掃部材と、
回動方向に前記清掃部材を付勢する付勢部材と、
を有し、
前記清掃部材の下端部は、前記付勢部材の付勢力によって路面に押し付けられる、清掃装置。
続きを表示(約 780 文字)【請求項2】
前記清掃部材は、前記走行台車の進行方向に対して遅れる側に傾斜する、請求項1に記載の清掃装置。
【請求項3】
前記付勢部材はバネである、請求項1又は請求項2に記載の清掃装置。
【請求項4】
前記清掃部材は、板状部材であるドーザーと、前記下端部に設けられるスクレーパ又はブラシと、を有する、請求項1又は請求項2に記載の清掃装置。
【請求項5】
前記清掃部材は、板状部材であるドーザーと、前記下端部に設けられるスクレーパ又はブラシと、を有する、請求項3に記載の清掃装置。
【請求項6】
コークス炉の炉頂を清掃するコークス炉の炉頂面の清掃方法であって、
請求項1又は請求項2に記載の清掃装置をコークス炉の炉頂面で走行させて、炉頂面に堆積している堆積物を石炭装入孔の周囲に集積させる、コークス炉の炉頂面の清掃方法。
【請求項7】
コークス炉の炉頂を清掃するコークス炉の炉頂面の清掃方法であって、
請求項3に記載の清掃装置をコークス炉の炉頂面で走行させて、炉頂面に堆積している堆積物を石炭装入孔の周囲に集積させる、コークス炉の炉頂面の清掃方法。
【請求項8】
コークス炉の炉頂を清掃するコークス炉の炉頂面の清掃方法であって、
請求項4に記載の清掃装置をコークス炉の炉頂面で走行させて、炉頂面に堆積している堆積物を石炭装入孔の周囲に集積させる、コークス炉の炉頂面の清掃方法。
【請求項9】
コークス炉の炉頂を清掃するコークス炉の炉頂面の清掃方法であって、
請求項5に記載の清掃装置をコークス炉の炉頂面で走行させて、炉頂面に堆積している堆積物を石炭装入孔の周囲に集積させる、コークス炉の炉頂面の清掃方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、清掃装置及びコークス炉の炉頂面の清掃方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
コークス工場では、炉頂を横行する装炭車から炉頂の装炭口を通じて炉内に石炭を投入する。その際、装炭車からの石炭粉の漏れや、石炭貯蔵庫からの石炭粉の漏れにより、炉頂面に石炭粉が堆積する。堆積した石炭粉を放置すると、石炭粉中の硫黄成分等が上昇管などの金属構造物の腐食を促進することから、炉体保護、また粉塵飛散による環境汚染防止のため、炉頂における石炭粉の清掃が行われている。炉頂における清掃作業は、高温・粉塵環境下で行われる重筋作業であり、熱中症や粉塵吸引の恐れがある危険作業である。
【0003】
この清掃作業を自動化する方法として、例えば特許文献1、特許文献2には、清掃対象物(堆積物)をドーザー(清掃部材)で押してかき集める自走式の清掃システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-017952号公報
特開2000-313883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の清掃システムは、本体部に対してドーザーの相対位置を変化させることができないため、例えば走行中に路面の凸部や段差に本体部が乗り上げた場合に、清掃部材の下端面が路面から浮いてしまい、路面の堆積物を清掃部材によって十分にかき集めることができないという課題があった。
【0006】
また、特許文献2の清掃システムは、清掃部材全体をエアシリンダによって上下に動作させるため、動作重量が大きくなり応答性が悪い。このため、走行中に路面の凸部や段差に本体部が乗り上げてしまった場合に、清掃部材の下端面が路面に密着するまでのタイムラグで回収中の堆積物を取りこぼしてしまうという課題があった。本発明は、このような従来技術の課題を鑑みてなされたものであって、その目的は、凸部や段差がある路面であっても堆積物の取りこぼしを少なくして、路面の堆積物をかき集めることができる清掃装置及びコークス炉の炉頂面の清掃方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するための手段は、以下の通りである。
[1]路面上を走行する走行台車と、前記走行台車の幅方向を回動軸として、前記走行台車に回動自在に取り付けられる板状の清掃部材と、回動方向に前記清掃部材を付勢する付勢部材と、を有し、前記清掃部材の下端部は、前記付勢部材の付勢力によって路面に押し付けられる、清掃装置。
[2]前記清掃部材は、前記走行台車の進行方向に対して遅れる側に傾斜する、[1]に記載の清掃装置。
[3]前記付勢部材はバネである、[1]又は[2]に記載の清掃装置。
[4]前記清掃部材は、板状部材であるドーザーと、前記下端部に設けられるスクレーパ又はブラシと、を有する、[1]から[3]のいずれかに記載の清掃装置。
[5]コークス炉の炉頂を清掃するコークス炉の炉頂面の清掃方法であって、[1]から[4]のいずれかに記載の清掃装置をコークス炉の炉頂面で走行させて、炉頂面に堆積している堆積物を石炭装入孔の周囲に集積させる、コークス炉の炉頂面の清掃方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る清掃装置及びコークス炉の炉頂面の清掃方法は、路面の凸部や段差への乗り上げに対して応答性よく、清掃部材の端面を路面に追従させることができる。これにより、本発明に係る清掃装置及びコークス炉の炉頂面の清掃方法は、凸部や段差がある路面上に堆積した堆積物であっても、取りこぼしを少なくして堆積物をかき集めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本実施形態に係る清掃装置の一例を示す斜視図である。
図2は、清掃装置の側面図である。
図3は、平坦面を清掃する状態を示す清掃装置の側面図である。
図4は、凸部を有する面を清掃する状態を示す清掃装置の側面図である。
図5は、清掃部材の長さと、保持機構の高さを示す清掃装置の側面図である。
図6は、凸部に乗り上げて傾いた場合の清掃部材の接地状態を示す清掃装置の側面図である。
図7は、本実施形態に係る清掃装置の他の例を示す斜視図である。
図8は、実施例における清掃試験の状況を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を本発明の実施形態を通じて説明する。なお、以下の実施形態では、本実施形態に係る清掃装置10を用いてコークス炉の炉頂面に堆積した堆積物を清掃する例を用いて説明するが、清掃装置10が清掃する路面は、コークス炉の炉頂面に限らず、凸部や段差が存在する路面であれば適用できる。
(【0011】以降は省略されています)

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