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公開番号2024087337
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-01
出願番号2022202106
出願日2022-12-19
発明の名称装炭車、判定システム、判定方法
出願人住友重機械プロセス機器株式会社
代理人個人,個人
主分類C10B 31/04 20060101AFI20240624BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】本開示は、従来技術の課題に鑑みてなされたもので、装入口に装着された蓋の装着状態を監視可能な装炭車を提供することを目的の一つとしている。
【解決手段】本開示の装炭車100は、装入口46から炭化室41に石炭を装入する装炭車であって、装入口46に装着された状態の蓋48の画像を取得するための画像取得部10と、画像取得部10で取得された蓋48の画像に基づいて、蓋48の装着状態を判定する状態判定部と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
装入口から炭化室に石炭を装入する装炭車であって、
前記装入口に装着された状態の蓋の画像を取得するための画像取得部と、
前記画像取得部で取得された前記蓋の画像に基づいて、前記蓋の装着状態を判定する状態判定部と、
を備える装炭車。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記状態判定部は、装入口に装着された状態の蓋について予め取得された画像と、当該蓋の装着状態の適否情報と、をもとに機械学習により生成された学習モデルを用いて前記蓋の装着状態を判定する、請求項1に記載の装炭車。
【請求項3】
前記状態判定部は、前記蓋の近傍の煙量および残炭量の少なくとも一つが所定の状態である場合は前記判定を実行しない、請求項1に記載の装炭車。
【請求項4】
前記所定の状態は、前記蓋の外縁の輪郭のうち輪郭として判別可能な部分の割合が所定割合以下である状態である、請求項3に記載の装炭車。
【請求項5】
前記状態判定部は、前記蓋の画像で炎を検知した場合に、前記蓋の装着状態は不良と判定する、請求項1に記載の装炭車。
【請求項6】
前記状態判定部は、前記装入口に対する前記蓋の位置ずれ量が閾値を超える場合に、前記蓋の装着状態は不良と判定する、請求項1に記載の装炭車。
【請求項7】
前記状態判定部は、前記装入口に対する前記蓋の傾斜量が閾値を超える場合に、前記蓋の装着状態は不良と判定する、請求項1に記載の装炭車。
【請求項8】
前記状態判定部が前記蓋の装着状態は不良と判定した場合、前記蓋を前記装入口から取り外し再度装着するリトライ動作を実行する、請求項1に記載の装炭車。
【請求項9】
前記状態判定部は、前記リトライ動作の実行後に前記画像取得部で取得された前記蓋の画像に基づいて、前記蓋の装着状態を再判定する、請求項8に記載の装炭車。
【請求項10】
装炭車から炭化室に石炭を装入する装入口に装着された状態の蓋の画像を取得するための画像取得部と、
前記画像取得部で取得された前記蓋の画像に基づいて、前記蓋の装着状態を判定する状態判定部と、
を備える判定システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、装炭車、判定システムおよび判定方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
石炭装入口からコークス炉に石炭を装入するための装置が知られている。例えば、特許文献1には、石炭装入口から石炭を装入するための装炭車が記載されている。この装炭車は、石炭装入口を視野に入れた光学的火炎検出装置と、当該光学的火炎検出装置が火炎を検出して出力信号を出したとき、それをオペレーターに報知する警報装置とを有する。この光学的火炎検出装置は、石炭装入口の火炎を監視し、所定条件の火炎が検出されたときに出力信号を発する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-273455号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コークス炉の移動機では、コークス炉から受ける熱と炎によって焼損災害が起こることがある。例えば、装入口への装入蓋の蓋着不良によって蓋と装入口に隙間が生じ、その隙間から火炎が吹き上がり、装炭車が焼損することがある。このため、装炭車には火炎による装炭車の損傷を防ぐことが望まれる。
【0005】
特許文献1に記載の技術は、火災事故の対策として、装炭車に火炎検知装置が設置されている。しかし、この火炎検知装置は、火炎が発する赤外線を検知して、火炎の有無を識別している。赤外線で火炎を検知する構成では、火炎がなくとも太陽光やコークス炉上昇管の火炎が発する赤外線により火炎を誤検知するため、信頼性に欠ける問題がある。また、この方法では、蓋や装入口の状態を把握できず、装着不良の原因を解析できない問題もある。これらから、特許文献1に記載の技術は、装入口に装着された蓋の装着状態を監視するという観点から改善の余地がある。
【0006】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、装入口に装着された蓋の装着状態を監視可能な装炭車を提供することを目的の一つとしている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本発明のある態様の装炭車は、装入口から炭化室に石炭を装入する装炭車であって、装入口に装着された状態の蓋の画像を取得するための画像取得部と、画像取得部で取得された蓋の画像に基づいて、蓋の装着状態を判定する状態判定部と、を備える。
【0008】
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや、本発明の構成要素や表現を方法、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、装入口に装着された蓋の装着状態を監視可能な装炭車を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る装炭車を備えるコークス炉の一例を示す図である。
図1の装炭車を概略的に示すブロック図である。
画像取得部の周辺を拡大して示す図である。
図1の装炭車の動作の一例を示すフローチャートである。
装入口の輪郭と蓋の輪郭とを模式的に示す図である。
(【0011】以降は省略されています)

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