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公開番号2024092022
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-05
出願番号2024074439,2023035767
出願日2024-05-01,2018-10-02
発明の名称液圧駆動装置のための水系作動液
出願人株式会社ユーテック
代理人個人,個人,個人
主分類C10M 145/12 20060101AFI20240628BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】液圧駆動装置が円滑に動作でき、作動液の漏れによる環境汚染を防止でき、かつ火災の発生を防止できる、液圧駆動装置のための水系作動液を提供する。
【解決手段】本発明は、液体の圧力によって動作する液圧駆動装置のための水系作動液に関するものであり、水とポリアクリル酸ナトリウムとを含み、該水系作動液における水に対するポリアクリル酸ナトリウムの量が0.3~1.5質量パーセントの範囲であり、水素指数がpH9~pH11の範囲内に調整されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
液体の圧力によって動作する液圧駆動装置のための水系作動液であって、
水とポリアクリル酸ナトリウムとを含み、該水系作動液における水に対するポリアクリル酸ナトリウムの量が0.3~1.5質量パーセントの範囲であり、
水素指数がpH9~pH11の範囲内に調整されていることを特徴とする水系作動液。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
水に対するポリアクリル酸ナトリウムの量が0.4~1.35質量パーセントの範囲であることを特徴とする、請求項1に記載の水系作動液。
【請求項3】
水素指数が、水酸化ナトリウムを添加することによりpH9~pH11の範囲内に調整されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の水系作動液。
【請求項4】
プロピレングリコールを含み、該水系作動液における水に対するプロピレングリコール添加量が、0℃より低温側でありかつプロピレングリコールの凝固点より高温側の温度範囲内で予め設定されたシステム使用下限温度を凝固点とするプロピレングリコール水溶液における水に対するプロピレングリコール添加量と同量であるか又はこれより多いことを特徴とする、請求項1~3のいずれか1つに記載の水系作動液。
【請求項5】
エタノールを含み、該水系作動液における水に対するエタノール添加量が、0℃より低温側でありかつエタノールの凝固点より高温側の温度範囲内で予め設定されたシステム使用下限温度を凝固点とするエタノール水溶液における水に対するエタノール添加量と同量であるか又はこれより多いことを特徴とする、請求項1~3のいずれか1つに記載の水系作動液。
【請求項6】
前記液圧駆動装置が、液体の圧力によって動作する液圧アクチュエータであることを特徴とする、請求項1~5のいずれか1つに記載の水系作動液。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液圧駆動装置のための水系作動液に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
加圧された作動液の液圧によって駆動される液圧駆動装置(例えば、液圧シリンダ、液圧モータなどを含む液圧アクチュエータ)はよく知られている。このような液圧駆動装置の作動液としては、従来、適切な粘性を有し、かつ摺動摩擦低減効果が高いことから、鉱物油等を原料とする作動油が広く用いられている(例えば、特許文献1~6参照)。
【0003】
作動液として作動油を用いる液圧駆動装置、すなわち油圧装置には、通常、油圧ポンプから吐出された作動油を油圧装置に対して給排するための作動油給排装置が設けられる。そして、作動油給排装置には、作動油タンクと油圧装置との間に配設される複数の油路と、これらの油路に介設される油圧ポンプ、油路切換弁、流量調整弁、リリーフ弁、逆止弁等の種々の油圧機器とが設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-110710号公報
特開2003-74518号公報
特開2004-68863号公報
特開2018-84295号公報
特開2016-108919号公報
特開2017-002518号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
油圧装置及び作動油給排装置は、これらを構成する多数の部材が接続ないしは連結された構造物であるので、例えばある部材と他の部材の接続部等で作動油が漏れることがある。そして、このような油圧装置が、例えば河川や用水路などに配設された水門等を駆動するためのものである場合、油圧装置ないしは作動油給排装置から作動油が漏れると、この作動油が河川や用水路を流れる水に混入し、重大な環境汚染が生じるといった課題がある。
【0006】
また、作動油は可燃物であるので、延焼、事故等により油圧装置及び作動油給排装置に火災が発生するおそれがあるといった課題がある。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、液圧駆動装置を円滑に動作させることができ、漏れによる環境汚染を防止することができ、かつ火災の発生を防止することができる液圧駆動装置のための水系作動液を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するためになされた本発明は、液体の圧力によって動作する液圧駆動装置のための水系作動液であって、
水とポリアクリル酸ナトリウムとを含み、該水系作動液における水に対するポリアクリル酸ナトリウムの量が0.3~1.5質量パーセント(好ましくは0.4~1.35質量パーセント)の範囲であり、
水素指数がpH9~pH11の範囲内に調整されている。
【0009】
本発明に係る水系作動液において、水素指数が、水酸化ナトリウムを添加することによりpH9~pH11の範囲内に調整されていることが好ましい。
【0010】
本発明に係る水系作動液は、プロピレングリコールを含み、該水系作動液における水に対するプロピレングリコール添加量が、0℃より低温側でありかつプロピレングリコールの凝固点より高温側の温度範囲内で予め設定されたシステム使用下限温度を凝固点とするプロピレングリコール水溶液における水に対するプロピレングリコール添加量と同量であるか又はこれより多いことが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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