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公開番号2024089190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204396
出願日2022-12-21
発明の名称フレアガス燃焼処理システム
出願人株式会社アプリコット
代理人個人,個人
主分類F23G 7/08 20060101AFI20240626BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】フレアガス中の水溶性ガスを除去することができ、水溶性ガスの含有割合が0~100%のフレアガスに対応可能なフレアガス燃焼処理システムを提供する。
【解決手段】フレアガスを燃焼処理するフレアガス燃焼処理システムであって、当該システムは、水封の構成を有し、当該水封の構成を用いて前記フレアガス中の水溶性ガスを除去するガス吸収塔9を備え、ガス吸収塔9は、前記フレアガスを受け入れ、当該フレアガスから水溶性ガス分を除去する処理を行い、前記システムは、前記除去処理後のフレアガスを燃焼処理する構成とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
フレアガスを燃焼処理するフレアガス燃焼処理システムであって、
当該システムは、水封の構成を有し、当該水封の構成を用いて前記フレアガス中の水溶性ガスを除去するガス吸収塔を備え、
当該ガス吸収塔は、前記フレアガスを受け入れ、当該フレアガスから水溶性ガス分を除去する処理を行い、
前記システムは、前記除去処理後のフレアガスを燃焼処理することを特徴とする、フレアガス燃焼処理システム。
続きを表示(約 2,300 文字)【請求項2】
前記水封の構成として、吸収液が流れる複数の棚段が設けられ、当該各棚段の底部には、フレアガスが通過できる大きさの孔が多数設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のフレアガス燃焼処理システム。
【請求項3】
前記水封の構成として、上昇するフレアガスと降下する吸収液との接触を大きくするラシヒリングと、ガス吸収塔内を区分けする複数のバッフルが設けられていることを特徴とする、請求項1に記載のフレアガス燃焼処理システム。
【請求項4】
フレアガスを燃焼処理するフレアガス燃焼処理システムであって、
当該システムは、前記ガス吸収塔、VDU及びEGFと、当該システムの全体を制御する情報処理装置を備え、
前記ガス吸収塔は、フレアガスを供給するフレアガスラインの途中に設けられ、
前記VDU及び前記EGFには、前記フレアガスラインの一端が夫々接続され、
前記VDUに向かうフレアガスラインの途中及び前記EGFに向かうフレアガスラインの途中には、フレアガスの流れを開放、遮断、及び流量を制御する供給遮断装置が夫々設けられ、
前記ガス吸収塔は、前記フレアガスラインから供給されたフレアガス中の水溶性ガスを除去処理し、除去処理後のフレアガスを前記VDU又は前記EGFに向けて排出し、
フレアガス中の可燃分濃度が低く、自燃できない前記除去処理後のフレアガスについては、前記VDUで燃焼処理し、
前記VDUで前記除去処理後のフレアガスの燃焼処理を行う際には、前記情報処理装置は、前記EGFに係る前記供給遮断装置を操作し、前記EGFに向かう前記フレアガスラインを閉鎖させ、
前記EGFで前記除去処理後のフレアガスの燃焼処理を行う際には、前記情報処理装置は、前記VDUに係る前記供給遮断装置を操作し、前記VDUに向かう前記フレアガスラインを閉鎖または流量を制御させることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載のフレアガス燃焼処理システム。
【請求項5】
フレアガスを燃焼処理するフレアガス燃焼処理システムであって、
当該システムは、前記ガス吸収塔、VDU及びEGFと、当該システムの全体を制御する情報処理装置を備え、
前記ガス吸収塔は、フレアガスを供給するフレアガスラインの途中に設けられ、
前記VDU及び前記EGFには、前記フレアガスラインの一端が夫々接続され、
前記VDUに向かうフレアガスラインの途中及び前記EGFに向かうフレアガスラインの途中には、フレアガスの流れを開放、遮断、及び流量を制御する供給遮断装置が夫々設けられ、
前記ガス吸収塔は、前記フレアガスラインから供給されたフレアガス中の水溶性ガスを除去処理し、除去処理後のフレアガスを前記VDU又は前記EGFに向けて排出し、
前記VDUで前記除去処理後のフレアガスの燃焼処理を行う際には、前記情報処理装置は、前記EGFに係る前記供給遮断装置を操作し、前記EGFに向かう前記フレアガスラインを閉鎖させ、
前記EGFで前記除去処理後のフレアガスの燃焼処理を行う際には、前記情報処理装置は、前記VDUに係る前記供給遮断装置を操作し、前記VDUに向かう前記フレアガスラインを閉鎖または流量を制御させ、
前記情報処理装置は、VDU内の温度が予め設定された温度以上の際には、前記VDUに係る前記供給遮断装置を操作し、前記VDUに向かう前記フレアガスラインを閉鎖または流量を制御させると共に、前記EGFに係る前記供給遮断装置を操作して、前記EGFに向かうフレアガスラインを開放させることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載のフレアガス燃焼処理システム。
【請求項6】
フレアガスを燃焼処理するフレアガス燃焼処理システムであって、
当該システムは、前記ガス吸収塔、VDU及びEGFと、当該システムの全体を制御する情報処理装置を備え、
前記ガス吸収塔は、フレアガスを供給するフレアガスラインの途中に設けられ、
前記VDU及び前記EGFには、前記フレアガスラインの一端が夫々接続され、
前記VDUに向かうフレアガスラインの途中及び前記EGFに向かうフレアガスラインの途中には、フレアガスの流れを開放、遮断、及び流量を制御する供給遮断装置が夫々設けられ、
前記ガス吸収塔は、前記フレアガスラインから供給されたフレアガス中の水溶性ガスを除去処理し、除去処理後のフレアガスを前記VDU又は前記EGFに向けて排出し、
前記VDUで前記除去処理後のフレアガスの燃焼処理を行う際には、前記情報処理装置は、前記EGFに係る前記供給遮断装置を操作し、前記EGFに向かう前記フレアガスラインを閉鎖させ、
前記EGFで前記除去処理後のフレアガスの燃焼処理を行う際には、前記情報処理装置は、前記VDUに係る前記供給遮断装置を操作し、前記VDUに向かう前記フレアガスラインを閉鎖または流量を制御させ、
フレアガスの流量低下に伴い、予め設定されたフレアガス圧力の値以下になった際には、前記情報処理装置は、前記EGFに係る前記供給遮断装置を操作し、前記EGFに向かう前記フレアガスラインを閉鎖させると共に、前記VDUに係る前記供給遮断装置を操作して、前記VDUに向かうフレアガスラインを開放または流量を制御させることを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載のフレアガス燃焼処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、製油所・製鉄プラント・化学プラント・ガス貯蔵施設から発生する、フレアガス(「炭化水素ガス」、「ハイドロカーボン」とも言う)を燃焼処理するフレアガス燃焼処理システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
製油所・製鉄プラント・化学プラント・ガス貯蔵施設では、メタン等のフレアガスが発生する。フレアガスは、可燃性で毒性があり、臭気もあるため、そのまま大気中に排出するのではなく、燃焼させ、ある程度無害化された状態で排出する必要がある。
【0003】
ところで、近年、環境汚染を防止するという風潮のもと、水溶性ガス(例えば、NH3ガス)を大気に放出する際には、厳しい基準(ppmオーダ)が設けられており、その基準に合致しない水溶性ガスを大気に放出することができない。
【0004】
この厳しい排出基準に合致させるため、排気ガスを大気に放出する際にも、排気ガスに含まれる数%以下の水溶性ガスを除去するガス吸収塔の構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2003-326246号公報
【0006】
例えば、特許文献1では、水銀、酸化セレン、酸化砒素が含まれている排ガスを洗浄塔に導いて水洗し、吸収塔でこれらの水溶性ガスを水に吸収させて分離する水スクラバ工程が開示されている。
【0007】
このようなガス吸収塔では、水溶性ガスを吸収する吸収液として、H

O液のみならず、酸性の吸収液も使用することができる。水溶性ガスを吸収済みの吸収液は、排出基準に合わせた排水として、河川あるいは海に排水処理される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
一方、製油所等から発生するフレアガスにも、水溶性ガスが含まれているため、水溶性ガスを除去する必要がある。しかしながら、フレアガス中に含まれる水溶性ガスを除去した上で、フレアガスを燃焼処理する技術は存在しなかった。
【0009】
そこで、本発明は、上記問題点に対処するため、フレアガス中の水溶性ガスを除去することができ、水溶性ガスの含有割合が0~100%のフレアガスに対応可能なフレアガス燃焼処理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、
フレアガスを燃焼処理するフレアガス燃焼処理システムであって、
当該システムは、水封の構成を有し、当該水封の構成を用いて前記フレアガス中の水溶性ガスを除去するガス吸収塔を備え、
当該ガス吸収塔は、前記フレアガスを受け入れ、当該フレアガスから水溶性ガス分を除去する処理を行い、
前記システムは、前記除去処理後のフレアガスを燃焼処理する、フレアガス燃焼処理システムとした。
(【0011】以降は省略されています)

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