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公開番号2024088961
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-03
出願番号2022204029
出願日2022-12-21
発明の名称ケーブル端末構造
出願人住電機器システム株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 15/04 20060101AFI20240626BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】ケーブル端末構造の絶縁性を維持する。
【解決手段】ケーブル端末構造は、電力ケーブルと、電力ケーブルの端部が接続される端末本体部と、を備え、電力ケーブルは、導体、ケーブル絶縁層およびケーブルシースを、導体の先端からケーブル導体の軸方向に沿ってこの順で露出するように有し、端末本体部の一部の外周とケーブルシースの外周とを覆い、端末本体部の一部とケーブルシースとを繋ぐように、熱収縮チューブが設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電力ケーブルと、
前記電力ケーブルの端部が接続される端末本体部と、
を備え、
前記電力ケーブルは、導体、ケーブル絶縁層およびケーブルシースを、前記導体の先端から前記導体の軸方向に沿ってこの順で露出するように有し、
前記端末本体部の一部の外周と前記ケーブルシースの外周とを覆い、前記端末本体部の前記一部と前記ケーブルシースとを繋ぐように、熱収縮チューブが設けられている
ケーブル端末構造。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記端末本体部は、
前記電力ケーブルの前記導体が圧縮により接続されるとともに、機器の端子に接続可能に構成された圧縮端子と、
前記圧縮端子が接続された状態の前記電力ケーブルが挿入されるケーブル挿入穴を有し、前記圧縮端子および前記電力ケーブルの外側の絶縁性を確保する絶縁筒と、
前記電力ケーブルの外周を囲むように設けられ、前記ケーブル挿入穴の内周面と前記電力ケーブルの外周面との間に介在するスペーサと、
を備え、
前記熱収縮チューブは、前記絶縁筒の一部の外周と、前記ケーブル挿入穴の外に露出した前記スペーサの後端と、前記ケーブルシースの外周とを覆い、前記絶縁筒の一部と前記ケーブルシースとを繋ぐように設けられている
請求項1に記載のケーブル端末構造。
【請求項3】
前記絶縁筒は、前記熱収縮チューブにより覆われる部分に設けられ、前記熱収縮チューブ内に混入した空気を逃がす空気逃がし部を有する
請求項2に記載のケーブル端末構造。
【請求項4】
前記絶縁筒は、
前記圧縮端子および前記電力ケーブルの先端の外周を囲むように配置される内部半導電層と、
前記内部半導電層の外周を覆うように設けられた絶縁層と、
前記絶縁層の外周を覆うように設けられた外部半導電層と、
前記電力ケーブルが挿入される開口に近い領域に設けられ、前記電力ケーブルが挿入される方向に向けて徐々に広がる内径を有する半導電部と、
を有し、
前記空気逃がし部は、前記絶縁筒のうち前記半導電部よりも外周に近い位置に設けられている
請求項3に記載のケーブル端末構造。
【請求項5】
前記端末本体部は、
前記電力ケーブルが挿入された中空部、前記中空部の軸方向の上端に開けられた上部開口、および、前記中空部の前記上端と反対の下端に開けられた下部開口を有し、鉛直方向に沿って立設される碍管と、
前記碍管の前記上部開口を塞ぎ、前記導体を固定する上側金具と、
前記電力ケーブルの外周を囲むように設けられ、前記碍管の前記下部開口を塞ぐ金属管と、
所定の空間をあけて前記金属管を囲み、前記電力ケーブルを把持するクランプと、
を備え、
前記熱収縮チューブは、前記金属管の下端の外周と前記ケーブルシースの外周とを覆い、前記金属管の前記下端と前記ケーブルシースとを繋ぐように設けられている
請求項1に記載のケーブル端末構造。
【請求項6】
前記端末本体部は、前記クランプと前記電力ケーブルとの間に介在する麻布を備え、
前記麻布は、前記クランプ内に前記熱収縮チューブが設けられた状態で、前記金属管と前記クランプとの間の前記空間に露出している
請求項5に記載のケーブル端末構造。
【請求項7】
前記熱収縮チューブは、前記クランプの下端よりも鉛直下まで延在し、前記麻布と前記電力ケーブルとの間に介在している
請求項6に記載のケーブル端末構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ケーブル端末構造に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
開閉機器または架空線などと、電力ケーブルとを接続するため、ケーブル端末構造が設けられる(例えば、特許文献1および2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平9-289049号公報
実開昭57-21220号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の目的は、ケーブル端末構造の絶縁性を維持することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様によれば、
電力ケーブルと、
前記電力ケーブルの端部が接続される端末本体部と、
を備え、
前記電力ケーブルは、導体、ケーブル絶縁層およびケーブルシースを、前記導体の先端から前記導体の軸方向に沿ってこの順で露出するように有し、
前記端末本体部の一部の外周と前記ケーブルシースの外周とを覆い、前記端末本体部の前記一部と前記ケーブルシースとを繋ぐように、熱収縮チューブが設けられている
ケーブル端末構造が提供される。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、ケーブル端末構造の絶縁性を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の第1実施形態に係るケーブル端末構造を示す概略断面図である。
図2は、図1の一部を拡大した概略断面図である。
図3は、本開示の第2実施形態に係るケーブル端末構造を示す概略図である。
図4は、図3の一部を拡大した概略図である。
図5は、比較例1に係るケーブル端末構造を示す概略断面図である。
図6は、比較例2に係るケーブル端末構造の一部を拡大した概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の説明]
<発明者の得た知見>
まず、図5および図6を参照し、本発明者の得た知見について説明する。
【0009】
本発明者は、比較例1および比較例2のケーブル端末構造に関して、以下の新規課題を見出した。
【0010】
[比較例1:機器直結端末]
図5に示すように、比較例1のケーブル端末構造80は、電力ケーブル100を機器に接続する機器直結端末として構成されている。ケーブル端末構造80は、例えば、電力ケーブル100が挿入されるとともに、機器のブッシング882が嵌められる絶縁筒830を有している。絶縁筒830のケーブル挿入穴831には、例えば、円筒状のスペーサ840を嵌めた状態で、電力ケーブル100が挿入される。
(【0011】以降は省略されています)

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