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公開番号2024088311
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-02
出願番号2022203419
出願日2022-12-20
発明の名称ドハティ増幅器
出願人住友電工デバイス・イノベーション株式会社
代理人個人
主分類H03F 1/02 20060101AFI20240625BHJP(基本電子回路)
要約【課題】小型化可能なドハティ増幅器を提供する。
【解決手段】ドハティ増幅器は、Y方向に延伸するのゲート電極14aとドレイン電極16aと、ゲートバスバー24aとで前記ゲート電極及びドレイン電極を挟み、ドレイン電極が接続されるドレインバスバー26aと、を備え、基板10上に設けられたトランジスタQ1と、X方向に延伸するゲート電極14bとドレイン電極16bと、ゲートバスバー24bとで前記ゲート電極及びドレイン電極を挟み、ドレイン電極が電気的に接続されるドレインバスバー26bと、を備え、基板上に設けられた第2トランジスタQ2と、基板上に設けられ、ドレインバスバー26aと合成ノードN1とを接続する線路27aと、ドレインバスバー26bと合成ノードN1とを接続し、ドレインバスバーのうち第1端部56の、トランジスタQ2における対角に位置する第2端部58に接続する線路27bと、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
基板と、
第1方向に延伸する複数の第1ゲート電極と、前記第1方向に延伸する複数の第1ドレイン電極と、入力信号が分配された2つの信号のうち第1信号が入力し前記複数の第1ゲート電極が電気的に接続される第1ゲートバスバーと、前記第1ゲートバスバーとで前記複数の第1ゲート電極および前記複数の第1ドレイン電極を挟み前記複数の第1ドレイン電極が接続される第1ドレインバスバーと、を備え、前記基板上に設けられた第1トランジスタと、
第2方向に延伸する複数の第2ゲート電極と、前記第2方向に延伸する複数の第2ドレイン電極と、前記2つの信号のうち第2信号が第1端部に入力し前記複数の第2ゲート電極が電気的に接続される第2ゲートバスバーと、前記第2ゲートバスバーとで前記複数の第2ゲート電極および前記複数の第2ドレイン電極を挟み前記複数の第2ドレイン電極が電気的に接続される第2ドレインバスバーと、を備え、前記基板上に設けられた第2トランジスタと、
前記基板上に設けられ、前記第1トランジスタが増幅した前記第1信号と前記第2トランジスタが増幅した前記第2信号とが合成される合成ノードと、
前記基板上に設けられ、前記第1ドレインバスバーと前記合成ノードとを接続する第1線路と、
前記基板上に設けられ、前記第2ドレインバスバーと前記合成ノードとを接続し、前記第2ドレインバスバーのうち前記第1端部の前記第2トランジスタにおける対角に位置する第2端部に接続する第2線路と、
を備えるドハティ増幅器。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記合成ノードは前記第1トランジスタの前記第1方向に位置する領域に設けられ、
前記第1端部は、前記第2端部より前記第1トランジスタに近く、前記第1方向において前記第2端部より前記合成ノードから遠い請求項1に記載のドハティ増幅器。
【請求項3】
前記第2トランジスタの前記第1方向における幅は、前記第1トランジスタの前記第1方向における幅より大きく、前記第1方向に直交する方向から見て、前記第2トランジスタは前記第1トランジスタと重なりかつ前記第1線路の少なくとも一部と重なる請求項2に記載のドハティ増幅器。
【請求項4】
前記第2トランジスタのゲート幅は、前記第1トランジスタのゲート幅より大きい請求項3に記載のドハティ増幅器。
【請求項5】
前記第1方向と前記第2方向とは交差する請求項4に記載のドハティ増幅器。
【請求項6】
前記第1方向と前記第2方向とは直交する請求項4に記載のドハティ増幅器。
【請求項7】
前記第2線路はインピーダンス変換器を含む請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のドハティ増幅器。
【請求項8】
前記第2ドレインバスバーの前記第2端部における幅は、前記第2ドレインバスバーの前記第2端部と反対の第3端部における幅より大きい請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のドハティ増幅器。
【請求項9】
前記第1トランジスタは、前記第1方向に延伸する複数の第1ソース電極を備え、前記複数の第1ゲート電極のうち1つの第1ゲート電極は前記複数の第1ソース電極のうち1つの第1ソース電極と前記複数の第1ドレイン電極のうち1つの第1ドレイン電極に挟まれ、
前記第2トランジスタは、前記第2方向に延伸する複数の第2ソース電極を備え、前記複数の第2ゲート電極のうち1つの第2ゲート電極は前記複数の第2ソース電極のうち1つの第2ソース電極と前記複数の第2ドレイン電極のうち1つの第2ドレイン電極に挟まれる請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のドハティ増幅器。
【請求項10】
前記第1トランジスタはメインアンプであり、前記第2トランジスタはピークアンプである請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のドハティ増幅器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ドハティ増幅器に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
マイクロ波等の高周波信号を増幅する増幅器としてドハティ増幅器が知られている。ドハティ増幅器においてはメインアンプとピークアンプとが並列に入力信号を増幅し、増幅された信号は合成器において合成される。基板上にメインアンプが設けられたチップとピークアンプが設けられたチップを実装することが知られている(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第10381984号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、メインアンプとピークアンプとを1つの基板に形成し1つのチップとする場合、特性の低下を抑制しようとするとチップサイズが大きくなってしまう。
【0005】
本開示は、上記課題に鑑みなされたものであり、小型化を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態は、基板と、第1方向に延伸する複数の第1ゲート電極と、前記第1方向に延伸する複数の第1ドレイン電極と、入力信号が分配された2つの信号のうち第1信号が入力し前記複数の第1ゲート電極が電気的に接続される第1ゲートバスバーと、前記第1ゲートバスバーとで前記複数の第1ゲート電極および前記複数の第1ドレイン電極を挟み前記複数の第1ドレイン電極が接続される第1ドレインバスバーと、を備え、前記基板上に設けられた第1トランジスタと、第2方向に延伸する複数の第2ゲート電極と、前記第2方向に延伸する複数の第2ドレイン電極と、前記2つの信号のうち第2信号が第1端部に入力し前記複数の第2ゲート電極が電気的に接続される第2ゲートバスバーと、前記第2ゲートバスバーとで前記複数の第2ゲート電極および前記複数の第2ドレイン電極を挟み前記複数の第2ドレイン電極が電気的に接続される第2ドレインバスバーと、を備え、前記基板上に設けられた第2トランジスタと、前記基板上に設けられ、前記第1トランジスタが増幅した前記第1信号と前記第2トランジスタが増幅した前記第2信号とが合成される合成ノードと、前記基板上に設けられ、前記第1ドレインバスバーと前記合成ノードとを接続する第1線路と、前記基板上に設けられ、前記第2ドレインバスバーと前記合成ノードとを接続し、前記第2ドレインバスバーのうち前記第1端部の前記第2トランジスタにおける対角に位置する第2端部に接続する第2線路と、を備えるドハティ増幅器である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例1におけるドハティ増幅器の回路図である。
図2は、実施例1における半導体チップの平面図である。
図3は、比較例1における半導体チップの平面図である。
図4は、比較例2における半導体チップの平面図である。
図5は、実施例2における半導体チップの平面図である。
図6は、実施例3における半導体チップの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本開示の一実施形態は、基板と、第1方向に延伸する複数の第1ゲート電極と、前記第1方向に延伸する複数の第1ドレイン電極と、入力信号が分配された2つの信号のうち第1信号が入力し前記複数の第1ゲート電極が電気的に接続される第1ゲートバスバーと、前記第1ゲートバスバーとで前記複数の第1ゲート電極および前記複数の第1ドレイン電極を挟み前記複数の第1ドレイン電極が接続される第1ドレインバスバーと、を備え、前記基板上に設けられた第1トランジスタと、第2方向に延伸する複数の第2ゲート電極と、前記第2方向に延伸する複数の第2ドレイン電極と、前記2つの信号のうち第2信号が第1端部に入力し前記複数の第2ゲート電極が電気的に接続される第2ゲートバスバーと、前記第2ゲートバスバーとで前記複数の第2ゲート電極および前記複数の第2ドレイン電極を挟み前記複数の第2ドレイン電極が電気的に接続される第2ドレインバスバーと、を備え、前記基板上に設けられた第2トランジスタと、前記基板上に設けられ、前記第1トランジスタが増幅した前記第1信号と前記第2トランジスタが増幅した前記第2信号とが合成される合成ノードと、前記基板上に設けられ、前記第1ドレインバスバーと前記合成ノードとを接続する第1線路と、前記基板上に設けられ、前記第2ドレインバスバーと前記合成ノードとを接続し、前記第2ドレインバスバーのうち前記第1端部の前記第2トランジスタにおける対角に位置する第2端部に接続する第2線路と、を備えるドハティ増幅器である。これにより、小型化することができる。
(2)上記(1)において前記合成ノードは前記第1トランジスタの前記第1方向に位置する領域に設けられ、前記第1端部は、前記第2端部より前記第1トランジスタに近く、前記第1方向において前記第2端部より前記合成ノードから遠くてもよい。
(3)上記(2)において、前記第2トランジスタの前記第1方向における幅は、前記第1トランジスタの前記第1方向における幅より大きく、前記第1方向に直交する方向から見て、前記第2トランジスタは前記第1トランジスタと重なりかつ前記第1線路の少なくとも一部と重なってもよい。
(4)上記(3)において、前記第2トランジスタのゲート幅は、前記第1トランジスタのゲート幅より大きくてもよい。
(5)上記(4)において、前記第1方向と前記第2方向とは交差してもよい。
(6)上記(4)において、前記第1方向と前記第2方向とは直交してもよい。
(7)上記(1)から(6)のいずれかにおいて、前記第2線路はインピーダンス変換器を含んでもよい。
(8)上記(1)から(7)のいずれかにおいて、前記第2ドレインバスバーの前記第2端部における幅は、前記第2ドレインバスバーの前記第2端部と反対の第3端部における幅より大きくてもよい。
(9)上記(1)から(8)のいずれかにおいて、前記第1トランジスタは、前記第1方向に延伸する複数の第1ソース電極を備え、前記複数の第1ゲート電極のうち1つの第1ゲート電極は前記複数の第1ソース電極のうち1つの第1ソース電極と前記複数の第1ドレイン電極のうち1つの第1ドレイン電極に挟まれ、前記第2トランジスタは、前記第2方向に延伸する複数の第2ソース電極を備え、前記複数の第2ゲート電極のうち1つの第2ゲート電極は前記複数の第2ソース電極のうち1つの第2ソース電極と前記複数の第2ドレイン電極のうち1つの第2ドレイン電極に挟まれてもよい。
(10)上記(1)から(9)のいずれかにおいて、前記第1トランジスタはメインアンプであり、前記第2トランジスタはピークアンプであってもよい。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態にかかるドハティ増幅器の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0010】
[実施例1]
図1は、実施例1におけるドハティ増幅器の回路図である。図1に示すように、実施例1のドハティ増幅器では、入力端子Tinと出力端子Toutとの間にメインアンプ30とピークアンプ32とが並列に接続されている。入力端子Tinに入力信号Siとして高周波信号が入力する。ドハティ増幅器が移動体通信の基地局に用いられる場合、高周波信号の周波数は例えば0.5GHz以上かつ10GHz以下である。分配器37は入力端子Tinに入力した入力信号Siを信号Si1(第1信号)とSi2(第2信号)とに分配する。分配器37は例えばウイルキソン型分配器である。
(【0011】以降は省略されています)

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