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公開番号2024086649
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2023209787
出願日2023-12-13
発明の名称住宅技術の換気装置およびそのような換気装置用の筐体部品
出願人スティーベル・エルトロン・ゲゼルシャフト・ミツト・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシャフト,Stiebel Eltron GmbH & Co. KG
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F24F 7/04 20060101AFI20240620BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】建物壁の異なる壁厚に簡単に適合でき、簡単にそこに組み立てることができる、住宅技術の換気装置、特に居住空間換気装置と、住宅技術の換気装置のための筐体部品とを提供すること。
【解決手段】本発明の筐体部品(106)は、少なくとも2つの筐体部(122)からなり、各筐体部(122)は第1端面(124)と前記第1端面(124)の反対側に配置された第2端面(126)とを備え、前記筐体部(122)の前記第1端面(124)はそれぞれ同一形状であり、前記筐体部(122)の前記第2端面(126)はそれぞれ同一形状であり、2つの筐体部(122)の前記第1および第2端面(124、126)は前記筐体部(122)同士を構造的に接続するために互いに対応して形成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
内部空間接続部(102)と、
外部接続部(104)と、
前記内部空間接続部(102)および前記外部接続部(104)を互いに流体をガイドするように接続する筐体部品(106)と、
前記筐体部品(106)に配置された、前記筐体部品(106)内において気流を生成する少なくとも1つのファンユニット(110)とを備える、住宅技術の換気装置(100)、特に、居住空間換気装置であって、
前記筐体部品(106)は、少なくとも2つの筐体部(122)からなり、
各筐体部(122)は、第1端面(124)と前記第1端面(124)の反対側に配置された第2端面(126)とを備え、
前記筐体部(122)の前記第1端面(124)はそれぞれ同一形状であり、前記筐体部(122)の前記第2端面(126)はそれぞれ同一形状であり、
2つの筐体部(122)の前記第1および第2端面(124、126)は、前記筐体部(122)同士を構造的に接続するように互いに対応して形成されていることを特徴とする換気装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
請求項1に記載の換気装置(100)において、
複数の筐体部(122)は、筐体部(122)のカスケード化により連続して、任意の長さの1つの筐体部品(106)になるように接続されるように構成されていることを特徴とする換気装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の換気装置(100)において、
2つの筐体部(122)の前記第1および第2端面(124、126)間の接続は、少なくとも嵌合接続として形成されている換気装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の換気装置(100)において、
前記筐体部(122)の前記第1端面(124)は、前記筐体部(122)の少なくとも差込部(130)として形成された前記第2端面(126)のための収容部(128)として形成されていることを特徴とする換気装置。
【請求項5】
請求項4に記載の換気装置(100)において、
前記第1端面(124)における前記収容部(128)および前記第2端面(126)における前記差込部(130)は、少なくとも部分的に締まり嵌め(Pu)を形成し、
前記収容部(128)において径方向内側または前記差込部(130)において径方向外側へ突出する好ましくは少なくとも1つの材料突起(148)が備えられていることを特徴とする換気装置。
【請求項6】
請求項1から5のいずれか1項に記載の換気装置(100)において、
前記筐体部(122)の前記第1および第2端面(124、126)に、前記筐体部(122)同士を好ましくは回転させることにより互いに係合可能な嵌合要素(132、134)がそれぞれ設けられていることを特徴とする換気装置。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項に記載の換気装置(100)において、
2つの筐体部(122)の前記第1および第2端面(124、126)間の接続は、差込回転接続(142)として形成されている換気装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1項に記載の換気装置(100)において、
前記筐体部(122)には、好ましくは第1および第2端面(124、126)の前記嵌合要素(132、132)において、前記筐体部(122)同士を係止するロック要素(150、152)が備えられていることを特徴とする換気装置。
【請求項9】
請求項1から8のいずれか1項に記載の換気装置(100)において、
前記筐体部(122)は、それらの外壁(144)に、前記筐体部(122)の前記端面(124、126)間において好ましくは周方向に延びる少なくとも1つの強化リブ(146)を備えることを特徴とする換気装置。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1項に記載の換気装置(100)において、
前記筐体部(122)は、前記第1から前記第2端面(124、126)へ延びる長軸(M)を備え、複数の筐体部(122)は、それらの長軸(M)の方向において、別の筐体部(122)の長さ寸法(L)と同じおよび/または異なる長さ寸法(L)を有し、前記筐体部(122)は、好ましくは約10~70mm、特に、約10~45mmの範囲の長さ寸法Lを有する換気装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、内部空間接続部と、外部接続部と、前記内部空間接続部および前記外部接続部を互いに流体をガイドするように接続する筐体部品と、前記筐体部品内に配置され、前記筐体部品内において気流を生成する少なくとも1つのファンユニットとを備える、住宅技術の換気装置、特に、居住空間換気装置に関する。さらに、本発明は、住宅技術の換気装置用の、特に、居住空間換気装置用の筐体部品であって、建物壁の内側に組み立て可能な内部空間接続部と建物壁の外側に組み立て可能な外部接続部とを、流体をガイドするように接続する筐体部品に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
既知の換気装置は、建物内の空間を通気および/または排気するために使用される。換気装置により、空間における制御された空気交換が可能となり、空間空気は、特に、所定の時間間隔で外気により置換される。既知の換気装置は、非集中的な換気装置として使用され、そのため、建物の通気および/または排気しようとする複数の空間には、それぞれ1つのこのような換気装置が装備されている。換気装置は、建物内の空間と建物の外部領域との間に気導接続を構成する。そのため、既知の換気装置は、建物の壁内、特に、建物の外壁内に通常は配置される。
【0003】
換気装置は、通気および排気しようとする空間との気導接続として内部空間接続部を備える。換気装置は、建物の周囲の外部領域との気導接続として外部接続部をさらに備える。内部空間接続部および外部接続部は、少なくとも1つの筐体部品を介して互いに気導接続されている。換気装置の筐体部品には、ファンユニットが配置され、ファンユニットにより、筐体部品の内側の気流が内部空間接続部から外部接続部の方向へ、または、反対方向へ、つまり、外部接続部から内部空間接続部の方向へ生成される。
【0004】
換気装置の気流をガイドする筐体部品は、建物壁における収容部の内側に配置される。気流をガイドする筐体部品の長さは、建物壁の壁厚に通常は合わせられ、内部空間接続部は建物壁の内側に境を接し、外部接続部は建物壁の外側に境を接している。建物壁内に組み立てようとする筐体部品は、多くの場合は、建物壁の壁厚に関して相応の余剰長さを含む最小長さで提供され、換気装置の取り付け前に所望の長さにされる。さらに、長さに合わせられた筐体部品は、次に、内部空間接続部および外部接続部と連結されて、構造的な少なくとも1つの接続が換気装置の個々の構成要素間に構成され、このことは、従来技術において既知の換気装置において多くの場合は追加の取り付け経費に繋がっている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、本発明の課題は、上記欠点を克服することであり、特に、建物壁の異なる壁厚に簡単に適合でき、簡単にそこに組み立てることができる、住宅技術の換気装置、特に居住空間換気装置と、住宅技術の換気装置のための筐体部品とを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、第1観点に基づくその課題を、請求項1の特徴を有する前述の住宅技術の換気装置により解決する。特に、前記筐体部品は、少なくとも2つの筐体部からなり、各筐体部は第1端面と前記第1端面の反対側に配置された第2端面とを備え、前記筐体部の前記第1端面はそれぞれ同一形状であり、前記筐体部の前記第2端面はそれぞれ同一形状であり、2つの筐体部の前記第1および第2端面は、前記筐体部同士を構造的に接続するために互いに対応して形成されている。
【0007】
本発明は、繋がっている1つの筐体部品の代わりに、内部空間接続部と外部接続部とを流体をガイドするように互いに接続する少なくとも2つまたはそれ以上の筐体部からなる1つの筐体部品を使用するという知見に基づく。気流を搬送する筐体部品を作成するために、組み合わせられ筐体部品を後から長さ合わせする必要なく、所定の数の複数の筐体部がそれらの第1および第2端面において互いに接続される。組み合わせられた筐体部品の一方の端部を形成する筐体部の第1端面は、内部空間接続部と連結され、組み合わせられた筐体部品の他方の端部を形成する筐体部の第2端面は、外部接続部と連結される。したがって、このような筐体部品から形成される換気装置を、建物壁の収容部に、切り取り工具無しで取り付けることができる。好ましくは、筐体部のそれらの第1および第2端面間の長さ寸法は、相互に接続される筐体部の整数倍が、最終的に製造しようとする建物壁の最も一般的な壁厚をカバーするように選択される。第1および第2端面は、2つの筐体部同士を接続することで筐体部間の接続が意図せず解除されるのを回避するような強固な接続が生じるように対応して形成されている。
【0008】
換気装置の好ましい一設計によれば、複数の筐体部は、筐体部を連続してカスケード化することにより任意の長さの筐体部品になるように互いに接続されるように構成されている。第1端面の同一形状の設計および第2端面の同一形状の設計により、任意の長さの筐体部品になるように筐体部を接合することが簡単化されている。筐体部品により架橋しようとする建物壁の壁厚の長さに応じて、相応の数の筐体部が連続して配置される。
【0009】
好ましくは、2つの筐体部の第1および第2端面の間の接続は、少なくとも、嵌合接続として形成されている。筐体部の接続領域における嵌合により、例えば、筐体部の長軸に対して平行な反対方向に2つの筐体部が離れる動きに対して対抗作用する固定が達成される。嵌合接続は、組み合わせられた筐体部と接触可能な分離した嵌合要素により作成され得る。筐体部の長軸は、特に、各筐体部の、気流を外側で規定する壁に対して平行に延びる。
【0010】
換気装置の一発展形態は、筐体部の第1端面が、少なくとも差込部として形成された、筐体部の第2端面のための収容部として形成されていることが考えられる。差込接続を設けることで簡単な構造的な連結と筐体部同士の好ましくは同軸状の配向とが行われる。筐体部の接続のために、これらは互いに対して相対的に好ましくはそれらの長軸に平行に動かされ、互いに押し込まれて、2つの互いに連結された筐体部の第1および第2端面の領域は互いを被覆する。次に、嵌合のために、別個の嵌合要素を、筐体部の被覆領域と接触させることができる。筐体部の第1端面は、差込部として構成されていてもよく、筐体部の第2端面は差込部用の収容部として形成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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