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公開番号2024086344
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201427
出願日2022-12-16
発明の名称リハビリシステム、リハビリ方法及びプログラム
出願人個人
代理人個人
主分類G06Q 50/22 20240101AFI20240620BHJP(計算;計数)
要約【課題】半側空間無視の患者に適切なリハビリ訓練を提供する。
【解決手段】半側空間無視の患者に、リハビリ訓練を提供するリハビリシステムは、現実空間の所定の位置に、オブジェクトを拡張現実として配置し、配置した前記オブジェクト(3次元構造体(箱、キャラクタ、アイコン等)等)を出力し、出力した前記オブジェクトに対する前記患者のアクション(ポインタを向ける、手で触れる等)を検知し、検知結果に基づいて、前記患者が、前記オブジェクトを認識したことを記録する。
【選択図】図1


特許請求の範囲【請求項1】
半側空間無視の患者に、リハビリ訓練を提供するリハビリシステムであって、
現実空間の所定の位置に、オブジェクトを拡張現実として配置する配置部と、
配置した前記オブジェクトを出力する出力部と、
出力した前記オブジェクトに対する前記患者のアクションを検知する検知部と、
検知結果に基づいて、前記患者が、前記オブジェクトを認識したことを記録する記録部と、
を備えるリハビリシステム。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
前記記録部は、前記患者のアクションを時系列に沿って併せて記録する、
請求項1に記載のリハビリシステム。
【請求項3】
記録結果に基づいて、前記患者の認識範囲をマッピングするマッピング部、
を更に備える請求項1に記載のリハビリシステム。
【請求項4】
前記アクションが、前記オブジェクトにポインタを向けることである、
請求項1に記載のリハビリシステム。
【請求項5】
前記アクションが、前記オブジェクトに手で触れることである、
請求項1に記載のリハビリシステム。
【請求項6】
半側空間無視の患者に、リハビリ訓練を提供するコンピュータが実行するリハビリ方法であって、
現実空間の所定の位置に、オブジェクトを拡張現実として配置するステップと、
配置した前記オブジェクトを出力するステップと、
出力した前記オブジェクトに対する前記患者のアクションを検知するステップと、
検知結果に基づいて、前記患者が、前記オブジェクトを認識したことを記録するステップと、
を備えるリハビリ方法。
【請求項7】
半側空間無視の患者に、リハビリ訓練を提供するコンピュータに、
現実空間の所定の位置に、オブジェクトを拡張現実として配置するステップ、
配置した前記オブジェクトを出力するステップ、
出力した前記オブジェクトに対する前記患者のアクションを検知するステップ、
検知結果に基づいて、前記患者が、前記オブジェクトを認識したことを記録するステップ、
を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半側空間無視の患者に対するリハビリ訓練の提供に有効な技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、脳梗塞や脳出血などを含む頭蓋内疾患の後遺症の一つとして、半側空間無視(USN(unilateral spatial neglect))が知られている。この半側空間無視とは、一般的に左側の空間が認識しにくい状態を指し、この症状を有する患者は、左側の空間を認識できない又は認識しにくい状態となる。そこで、このような症状を有する患者に向けて、様々なリハビリ訓練が提供されている。
リハビリ訓練として、例えば、紙や大きな画面を用いて、左右の離れた位置に記載された文字列を、左列と右列とで交互に読むといった、左側に対して意識を向けるものが挙げられる。
また、近年では、VR(Virtual Reality)技術により、仮想現実空間を利用したリハビリ訓練も提供されている(非特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
[令和4年11月29日検索]、インターネット<URL:https://vi-dere.com/>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、非特許文献1に記載の技術では、VR技術を用いた仮想現実空間であるため、現実空間との相違が発生し、現実空間を把握する感覚と、仮想現実空間を把握する感覚との間で、乖離が発生するおそれがあった。そのため、リハビリ訓練が必ずしも適切でないおそれがあった。
加えて、非特許文献1に記載の技術では、患者がHDM(Head Mounted Display)及びコントローラを用いるものであるため、患者の首の向きや手の動きのみを検出するものであり、患者の身体の動作を的確に検出することが出来ないおそれがあった。
そのため、現実空間との乖離の発生を抑制するとともに、患者の身体の動作を的確に検出する技術が求められている。
そこで、本発明者は、現実空間との乖離の発生を抑制するとともに、患者の身体の動作を的確に検出する仕組みに着目した。
【0005】
本発明は、AR(Augmented Reality)技術を用い、離隔カメラにより患者の身体の動作を的確に検出することにより、半側空間無視の患者に適切なリハビリ訓練を提供することを可能とするリハビリシステム、リハビリ方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、半側空間無視の患者に、リハビリ訓練を提供するリハビリシステムであって、
現実空間の所定の位置に、オブジェクトを拡張現実として配置する配置部と、
配置した前記オブジェクトを出力する出力部と、
出力した前記オブジェクトに対する前記患者のアクションを検知する検知部と、
検知結果に基づいて、前記患者が、前記オブジェクトを認識したことを記録する記録部と、
を備えるリハビリシステムを提供する。
【0007】
本発明によれば、リハビリシステムは、AR技術を用いたオブジェクトに対する患者のアクションを検知し、検知結果に基づいて、患者がオブジェクトを認識したことを記録する。
この結果、リハビリシステムは、現実空間との乖離の発生を抑制し、患者の身体の動作を的確に検出することにより、半側空間無視の患者に適切なリハビリ訓練を提供することが可能となる。
【0008】
本発明は、システムのカテゴリであるが、方法及びプログラムであっても同様の作用、効果を奏する。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、半側空間無視の患者に適切なリハビリ訓練を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
リハビリシステム1の概要を説明する図である。
リハビリシステム1の機能構成を示す図である。
コンピュータ10が実行するオブジェクト配置処理のフローチャートを示す図である。
オブジェクトを拡張現実として配置する現実空間の例を模式的に示したものである。
コンピュータ10が実行する記録処理のフローチャートを示す図である。
ウェアラブル端末3が、拡張現実としてオブジェクトを表示した状態の例を模式的に示した図である。
患者がオブジェクトに対してポインタを向けた状態の例を模式的に示したものである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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