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公開番号2024085840
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200602
出願日2022-12-15
発明の名称情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G06T 7/70 20170101AFI20240620BHJP(計算;計数)
要約【課題】画像からの物体検出において検出精度とスループットとのバランスを適切にすることのできる技術を提供する。
【解決手段】情報処理装置(1)は、撮影装置が撮影した画像を取得する取得部(11)と、取得部(11)が過去に取得した画像からの物体の検出結果及び当該画像の撮影ズーム率の少なくともいずれかを示す参照情報に基づき、取得部(11)が取得した対象画像の解像度を決定する決定部(12)と、上記対象画像のデータサイズを、決定部(12)が決定した解像度に応じて変更する変更部(13)と、上記データサイズが変更された対象画像から物体を検出する検出部(14)と、上記対象画像からの検出部(14)による検出結果及び当該対象画像の撮影ズーム率の少なくともいずれかを示す情報を、上記参照情報として上記記憶部に記憶する登録部(15)とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
撮影装置が撮影した画像を取得する取得手段と、
前記取得手段が過去に取得した画像からの物体の検出結果及び当該画像の撮影ズーム率の少なくともいずれかを示す参照情報を記憶手段から読み出し、読み出した参照情報に基づき、前記取得手段が取得した物体検出処理の対象である対象画像の解像度を決定する決定手段と、
前記対象画像のデータサイズを、前記決定手段が決定した解像度に応じて変更する変更手段と、
前記データサイズが変更された対象画像から物体を検出する検出手段と、
前記対象画像からの前記検出手段による検出結果及び当該対象画像の撮影ズーム率の少なくともいずれかを示す情報を、前記参照情報として前記記憶手段に記憶する登録手段と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記参照情報は、前記検出手段が前記対象画像から検出した物体の数及び大きさの少なくともいずれかを示す情報を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記参照情報は、前記検出手段が検出した物体の数を示す情報を含み、
前記決定手段は、前記参照情報の示す物体の数が閾値以上である場合、当該物体の数が閾値未満である場合よりも大きい解像度を決定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記検出手段は、前記対象画像から検出した物体を時系列方向に同定し、
前記参照情報は、前記検出手段による処理結果を示す情報を含み、
前記決定手段は、前記参照情報が画像に含まれる物体の数が時間の経過に伴って増加した旨を示す場合、増加した旨を示さない場合よりも大きい解像度を決定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記参照情報は、前記検出手段が検出した物体の大きさを示す情報を含み、
前記決定手段は、前記参照情報の示す物体の大きさが閾値未満である場合、当該大きさが閾値以上である場合よりも大きい解像度を決定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記検出手段は、前記対象画像から検出した物体を時系列方向に同定し、
前記参照情報は、前記検出手段による処理結果を示す情報を含み、
前記決定手段は、前記参照情報が画像に含まれる物体の大きさが時間の経過に伴って小さくなった旨を示す場合、小さくなった旨を示さない場合よりも大きい解像度を決定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記検出手段は、前記対象画像を、画像を入力とし物体の検出結果を出力とする学習済モデルに入力することにより前記物体を検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記参照情報は、前記画像の撮影ズーム率を示す情報を含み、
前記決定手段は、前記参照情報の示す撮影ズーム率が変化した場合、当該撮影ズーム率が変化していない場合よりも大きい解像度を決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
少なくとも1つのプロセッサが、
撮影装置が撮影した画像を取得することと、
過去に取得された画像からの物体の検出結果及び当該画像の撮影ズーム率、の少なくともいずれかを示す参照情報を記憶手段から読み出し、読み出した参照情報に基づき、前記取得する工程において取得された、物体検出処理の対象である対象画像の解像度を決定することと、
前記対象画像のデータサイズを、前記決定する工程において決定された解像度に応じて変更することと、
前記データサイズが変更された対象画像から物体を検出することと、
前記対象画像からの前記物体の検出結果及び当該対象画像の撮影ズーム率の少なくともいずれかを示す情報を、前記参照情報として前記記憶手段に記憶することと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
撮影装置が撮影した画像を取得する処理と、
前記取得する処理において過去に取得した画像からの物体の検出結果及び当該画像の撮影ズーム率、の少なくともいずれかを示す参照情報を記憶手段から読み出し、読み出した参照情報に基づき、前記取得する処理において取得した物体検出処理の対象である対象画像の解像度を決定する処理と、
前記対象画像のデータサイズを、前記決定する処理において決定した解像度に応じて変更する処理と、
前記データサイズが変更された対象画像から物体を検出する処理と、
前記対象画像からの前記検出する処理における検出結果及び当該対象画像の撮影ズーム率の少なくともいずれかを示す情報を、前記参照情報として前記記憶手段に記憶する処理と、
を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像から物体を検出する技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
画像から物体を検出する技術が提案されている。例えば非特許文献1には、ニューラルネットワークを用いて画像から物体を検出する技術が記載されている。また、特許文献1には、監視範囲内における監視対象が要注意状態であることを検知する技術として、ある監視カメラ装置の撮像部の解像度を他の監視カメラ装置の撮像部の解像度よりも高くし、監視範囲に人物が進入したと判定される場合に、解像度がより高い監視カメラ装置が撮影した映像データに対し映像認識処理を行うことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2018/143341号
【非特許文献】
【0004】
Zheng Ge, et.al, "YOLOX: Exceeding YOLO Series in 2021," 2021
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、ニューラルネットワークを用いる従来の物体検出手法では、ニューラルネットワークへの入力画像を一定サイズに正規化することが一般的である。しかしながら、入力画像を一定サイズに正規化する場合、詳細な解析が不要なタイミングであっても常に同じ解像度で解析するために計算量が不要に大きくなってしまったり、また、詳細な解析が必要なタイミングであっても一定のサイズに画像を縮小して情報量を落として解析するために解析精度が悪くなってしまったりする、といった問題がある。
【0006】
本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的の一例は、画像からの物体検出において検出精度とスループットとのバランスを適切にすることのできる技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る情報処理装置は、撮影装置が撮影した画像を取得する取得手段と、前記取得手段が過去に取得した画像からの物体の検出結果及び当該画像の撮影ズーム率の少なくともいずれかを示す参照情報を記憶手段から読み出し、読み出した参照情報に基づき、前記取得手段が取得した物体検出処理の対象である対象画像の解像度を決定する決定手段と、前記対象画像のデータサイズを、前記決定手段が決定した解像度に応じて変更する変更手段と、前記データサイズが変更された対象画像から物体を検出する検出手段と、前記対象画像からの前記検出手段による検出結果及び当該対象画像の撮影ズーム率の少なくともいずれかを示す情報を、前記参照情報として前記記憶手段に記憶する登録手段と、を備える。
【0008】
本発明の一態様に係る情報処理方法は、少なくとも1つのプロセッサが、撮影装置が撮影した画像を取得することと、過去に取得された画像からの物体の検出結果及び当該画像の撮影ズーム率、の少なくともいずれかを示す参照情報を記憶手段から読み出し、読み出した参照情報に基づき、前記取得する工程において取得された、物体検出処理の対象である対象画像の解像度を決定することと、前記対象画像のデータサイズを、前記する工程において決定された解像度に応じて変更することと、前記データサイズが変更された対象画像から物体を検出することと、前記対象画像からの前記物体の検出結果及び当該対象画像の撮影ズーム率の少なくともいずれかを示す情報を、前記参照情報として前記記憶手段に記憶することと、を含む。
【0009】
本発明の一態様に係るプログラムは、撮影装置が撮影した画像を取得する処理と、前記取得する処理において過去に取得した画像からの物体の検出結果及び当該画像の撮影ズーム率、の少なくともいずれかを示す参照情報を記憶手段から読み出し、読み出した参照情報に基づき、前記取得する処理において取得した物体検出処理の対象である対象画像の解像度を決定する処理と、前記対象画像のデータサイズを、前記決定する処理において決定した解像度に応じて変更する処理と、前記データサイズが変更された対象画像から物体を検出する処理と、前記対象画像からの前記検出する処理における検出結果及び当該対象画像の撮影ズーム率の少なくともいずれかを示す情報を、前記参照情報として前記記憶手段に記憶する処理と、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の一態様によれば、画像からの物体検出において検出精度とスループットとのバランスを適切にすることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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