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公開番号2024085190
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-26
出願番号2022199581
出願日2022-12-14
発明の名称空間光通信システム、分析装置、および分析方法
出願人日本電気株式会社
代理人弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類G01V 1/00 20240101AFI20240619BHJP(測定;試験)
要約【課題】空間光通信の通信品質を測定するための信号を用いて、環境状態の推定を行う。
【解決手段】空間光通信システム(400)は、メッシュ型空間光通信網を構成可能な複数の光送受信機(101)と、光送受信機(101)の受信信号に基づいて、前記空間光通信網が形成されているエリアのうちの少なくとも一部分のエリアの大気環境の状態、または該少なくとも一部分のエリアに構成される前記光送受信機の設置地盤の状態を推定する分析部(300)とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
メッシュ型空間光通信網を構成可能な複数の光送受信機と、
前記光送受信機の受信信号に基づいて、前記空間光通信網が形成されているエリアのうちの少なくとも一部分のエリアの大気環境の状態、または該少なくとも一部分のエリアに構成される前記光送受信機の設置地盤の状態を推定する分析部と、
を備える、
ことを特徴とする空間光通信システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記分析部は、降雨状態を推定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の空間光通信システム。
【請求項3】
前記分析部は、前記少なくとも一部分のエリアの地面の振動状態を推定する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の空間光通信システム。
【請求項4】
各前記光送受信機の受信信号を用いて、各前記光送受信機の空間光通信の品質を計測する制御部を、更に備え、
前記分析部は、前記空間光通信の品質に基づいて、前記大気環境の状態または前記設置地盤の状態を推定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の空間光通信システム。
【請求項5】
前記空間光通信の品質は、前記受信信号の受信レベルおよびビットエラーレートのうちの少なくとも一方である、
ことを特徴とする請求項4に記載の空間光通信システム。
【請求項6】
前記分析部は、前記降雨状態に基づいて、前記空間光通信網が形成されているエリアの降雨分布を推定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の空間光通信システム。
【請求項7】
前記分析部は、前記振動状態に基づいて、前記空間光通信網が形成されているエリアの地震分布を推定する、
ことを特徴とする請求項3に記載の空間光通信システム。
【請求項8】
メッシュ型空間光通信網を構成可能な複数の光送受信機の受信信号を取得する取得部と、
前記受信信号に基づいて、該空間光通信網が形成されているエリアのうちの少なくとも一部分のエリアの大気環境の状態、または該少なくとも一部分のエリアに構成される前記光送受信機の設置地盤の状態を推定する分析部と、
を備える、
ことを特徴とする分析装置。
【請求項9】
メッシュ型空間光通信網を構成可能な複数の光送受信機の受信信号を取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した受信信号に基づいて、該空間光通信網が形成されているエリアのうちの少なくとも一部分のエリアの大気環境の状態、または該少なくとも一部分のエリアに構成される前記光送受信機の設置地盤の状態を推定する分析工程と、
を含む、
ことを特徴とする分析方法。
【請求項10】
コンピュータを請求項8に記載の分析装置として動作させるためのプログラムであって、前記コンピュータを前記各部として機能させる、ことを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空間光通信システム、分析装置、および分析方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
天候および地震といった環境状態を把握する手法は、従前より様々に知られている。天候を把握する手法の代表的な例としては、気象レーダを利用する手法がある。具体的には、気象レーダにより得られた反射強度(エコー強度)による降雨パターンの認識と、実際に計測された雨量とを基に、任意点の降雨量を、演算にて求めて推定している。降雨量の計測は、AMeDAS(Automated Meteorological Data System)により収集される各観測点の実際の降雨量の観測データが利用される。当該観測データは、1都市に所定のブロック(17kmメッシュ)で区切られた数箇所に設置された雨量計から収集される。降雨量の推定を行なう場合には、これらエコー強度および降雨量の観測データを用いて演算を行う。
【0003】
特許文献1に開示されている降雨量推定システムは、降雨量の推定対象地域における所定点に配されて降雨強度分布情報を出力する気象レーダと、降雨量の推定対象地域における複数の観測点に配されて雨量情報を出力する雨量計と、上記気象レーダからの降雨強度分布情報を入力信号とし、上記雨量計からの雨量情報を教師信号として、雨量観測点についての教師信号と入力信号との関係を学習する一方、降雨量の推定対象地域における任意点の降雨量を上記気象レーダにより与えられた降雨強度分布情報に基づいて上記の関係にしたがって推測するニューラルネットワークと、降雨強度分布情報から降雨量を算出する演算に必要な定数を上記ニューラルネットワークにより推測された降雨量およびその推測に供された降雨強度分布情報に基づいて決定する定数決定手段と、上記気象レーダにより与えられた降雨強度分布情報に基づいて上記定数決定手段により決定された定数を用いた演算を行なうことにより降雨量を算出する降雨量算出手段とを備えている。
【0004】
地震は、全国各地に設置された地震計により計測され、計測値に基づいて、震源、震度、地震分布が計測される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平7-146375号公報
特開2016-76887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の特許文献1の技術では雨量計の設置が必須である。また、一般的な地震計測では、地震計の設置が必須となる。すなわち、従前の環境状態の推定や観測を行う技術には、そのための専用の施設の設置が必要であり、専用の施設の設置や管理に費用や労力がかかる。そのため、そのような専用の施設を設置することなく、環境状態の推定や観測を行う技術の開発が求められている。
【0007】
そこで、本発明の一態様は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的の一例は、空間光通信の通信品質を測定するための信号を用いて、環境状態の推定を行う技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の一態様に係る空間光通信システムは、メッシュ型空間光通信網を構成可能な複数の光送受信機と、前記光送受信機の受信信号に基づいて、前記空間光通信網が形成されているエリアのうちの少なくとも一部分のエリアの大気環境の状態、または該少なくとも一部分のエリアに構成される前記光送受信機の設置地盤の状態を推定する分析部と、を備える。
【0009】
本発明の一態様に係る分析装置は、メッシュ型空間光通信網を構成可能な複数の光送受信機の受信信号を取得する取得部と、前記受信信号に基づいて、該空間光通信網が形成されているエリアのうちの少なくとも一部分のエリアの大気環境の状態、または該少なくとも一部分のエリアに構成される前記光送受信機の設置地盤の状態を推定する分析部と、を備える。
【0010】
本発明の一態様に係る分析方法は、メッシュ型空間光通信網を構成可能な複数の光送受信機の受信信号を取得する取得工程と、前記取得工程で取得した受信信号に基づいて、該空間光通信網が形成されているエリアのうちの少なくとも一部分のエリアの大気環境の状態、または該少なくとも一部分のエリアに構成される前記光送受信機の設置地盤の状態を推定する分析工程と、を含む。
(【0011】以降は省略されています)

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