TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024083714
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197678
出願日2022-12-12
発明の名称情報処理システム及びプログラム
出願人デンカ株式会社,KYOTO’S 3D STUDIO株式会社
代理人弁理士法人IPX
主分類G01B 11/25 20060101AFI20240617BHJP(測定;試験)
要約【課題】輪郭が不明瞭になった造形を可視化することができる情報処理システム等を提供すること。
【解決手段】本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムでは、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備える。プロセッサが、取得ステップでは、物体の表面から届く電磁波を検出するセンサの検出結果が示す距離を取得し、距離は、センサから起伏を有する物体の表面の各位置までの距離である。出力ステップでは、取得された距離に基づいて、表面を示す表面画像を出力し、表面画像は、表面の各位置を、起伏における当該各位置の深さに応じた態様で示し、態様は、基準となる深さより浅い位置と深い位置とで異なる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理システムであって、
次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備え、
前記プロセッサが、
取得ステップでは、物体の表面から届く電磁波を検出するセンサの検出結果が示す距離を取得し、前記距離は、前記センサから起伏を有する物体の表面の各位置までの距離であり、
出力ステップでは、取得された前記距離に基づいて、前記表面を示す表面画像を出力し、前記表面画像は、前記表面の各位置を、前記起伏における当該各位置の深さに応じた態様で示し、前記態様は、基準となる深さより浅い位置と深い位置とで異なる、情報処理システム。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記基準となる深さは、前記位置によって異なる、情報処理システム。
【請求項3】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記基準となる深さは、前記物体の素材の欠けやすさに応じた深さである、情報処理システム。
【請求項4】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記基準となる深さは、前記表面が加工された年代に応じた深さである、情報処理システム。
【請求項5】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記基準となる深さは、前記起伏の最深部の深さに応じた深さである、情報処理システム。
【請求項6】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記プロセッサが、
受付ステップでは、前記基準となる深さの入力を受け付け、
前記出力ステップでは、入力された深さを前記基準となる深さとして、前記表面画像を出力する、情報処理システム。
【請求項7】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記取得ステップでは、前記センサの第1の配置での測定結果が示す第1の位置までの距離を取得し、前記センサの第2の配置での測定結果が示す第2の位置までの第2距離を取得し、
前記出力ステップでは、前記第1の配置では前記第2の位置からの電磁波が検出できず、前記第2の配置では前記第1の位置からの電磁波が検出できない場合に、前記第1の配置及び前記第2の配置での測定結果と、前記第1の配置及び前記第2の配置の位置関係とに基づいて、前記第1の位置を示す画素及び前記第2の位置を示す画素を配置した前記表面画像を出力する、情報処理システム。
【請求項8】
請求項1に記載の情報処理システムにおいて、
前記出力ステップでは、前記基準となる深さを変化させて繰り返し前記表面画像を出力し、
前記プロセッサが、
認識ステップでは、出力された前記表面画像に対して所定のパターンとのマッチング処理を実行し、
第2出力ステップでは、前記マッチング処理により所定の類似度以上のパターンが認識された場合、当該パターン及び前記表面画像の出力に用いられた前記基準となる深さを対応付けて出力する、情報処理システム。
【請求項9】
請求項8に記載の情報処理システムにおいて、
前記プロセッサが、
設定ステップにおいて、前記物体の表面のうち前記距離が測定される各位置の間隔を設定し、前記パターンが文字である場合、前記文字の高さ及び幅の少なくとも一方が示す一辺の長さL×係数α÷前記位置の数N(0.1≦α≦0.25、10≦N≦65)が取り得る値の範囲に前記間隔を設定する、情報処理システム。
【請求項10】
請求項9に記載の情報処理システムにおいて、
前記位置の数Nは、20≦N≦55である、情報処理システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、深い文字と浅い文字とで認識方法を異ならせる技術が開示されている。特許文献2には、立体文字の凹凸を3次元計測して物品の外表面から立体文字の高さ又は深さ方向の情報を抽出し、立体文字の高さ又は深さ方向の情報と立体文字に予め対応付けられた文字コードとを比較し、文字コードから、高さ又は深さ方向の情報に対応する事項を選択し、選択された事項を物品に形成された立体文字が表す事項として認識する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-230482号公報
特開2011-123707号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
石や岩などを彫ってできた起伏により表された文字等の造形は、時間の経過とともに風化等により削れて輪郭が不明瞭になる。特許文献1、2の技術は、そのような輪郭が不明瞭になった造形を対象としていない。
【0005】
本発明では上記事情に鑑み、輪郭が不明瞭になった造形を可視化することができる情報処理システム等を提供することとした。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、情報処理システムが提供される。この情報処理システムでは、次の各ステップがなされるようにプログラムを実行可能なプロセッサを備える。プロセッサが、取得ステップでは、物体の表面から届く電磁波を検出するセンサの検出結果が示す距離を取得し、距離は、センサから起伏を有する物体の表面の各位置までの距離である。出力ステップでは、取得された距離に基づいて、表面を示す表面画像を出力し、表面画像は、表面の各位置を、起伏における当該各位置の深さに応じた態様で示し、態様は、基準となる深さより浅い位置と深い位置とで異なる。
【0007】
このような態様によれば、輪郭が不明瞭になった造形を可視化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
造形可視化システム1の全体構成を示す図である。
サーバ装置10のハードウェア構成を示す図である。
ユーザ端末20のハードウェア構成を示す図である。
スキャナ装置30のハードウェア構成を示す図である。
各装置の制御部の機能構成の一例を示す図である。
可視化処理の一例を示すフロー図である。
測定位置の一例を示す図である。
物体表面41の断面を拡大して示す図である。
表示された基本表面画像の一例を示す図である。
表示された表面画像の一例を示す図である。
表示された表面画像の一例を示す図である。
造形の変化の一例を示す図である。
基準深さテーブルの一例を示す図である。
基準深さテーブルの別の一例を示す図である。
基準深さテーブルの別の一例を示す図である。
大領域及び小領域の一例を示す図である。
補正値テーブルの一例を示す図である。
各装置の制御部の機能構成の別の一例を示す図である。
可視化処理の別の一例を示すフロー図である。
表示されたパターンリストの一例を示す図である。
物体表面41の断面を拡大して示す図である。
点群の一例を示す図である。
各装置の制御部の機能構成の別の一例を示す図である。
可視化処理の別の一例を示すフロー図である。
検出される文字の高さ及び幅の一例を示す図である。
可視化実験の結果の一例を示す図である。
可視化実験の結果の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。
【0010】
ところで、本実施形態に登場するソフトウェアを実現するためのプログラムは、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記録媒体(Non-Transitory Computer-Readable Medium)として提供されてもよいし、外部のサーバからダウンロード可能に提供されてもよいし、外部のコンピュータで当該プログラムを起動させてクライアント端末でその機能を実現(いわゆるクラウドコンピューティング)するように提供されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

デンカ株式会社
樹脂組成物
1か月前
デンカ株式会社
包装用容器及び蓋体
1か月前
デンカ株式会社
電気化学的処理管理方法
10日前
デンカ株式会社
情報処理システム及びプログラム
6日前
デンカ株式会社
コンクリートの電気化学的脱塩処理方法
25日前
デンカ株式会社
情報処理方法、情報処理システム及びプログラム
17日前
デンカ株式会社
情報処理方法、情報処理システム及びプログラム
27日前
デンカ株式会社
ブロック共重合体及び当該ブロック共重合体を含有する樹脂組成物
1か月前
デンカ株式会社
情報処理方法、情報処理システム及びプログラム
17日前
デンカ株式会社
蒸気養生用膨張組成物、プレストレストコンクリート、およびプレストレストコンクリートの製造方法
1か月前
オンキヨー株式会社
システム
12日前
株式会社ヨコオ
検査治具
24日前
横河電機株式会社
光学プローブ
12日前
個人
歩行者音声ガイドシステム
23日前
株式会社豊田自動織機
無人走行体
27日前
昭電工業株式会社
測定装置
25日前
太陽誘電株式会社
検出装置
19日前
大和製衡株式会社
重量選別機
17日前
キーコム株式会社
試験システム
1か月前
株式会社ニシヤマ
物品取付装置
20日前
株式会社ニシヤマ
物品取付装置
20日前
トヨタ自動車株式会社
測定治具
27日前
キーコム株式会社
試験システム
1か月前
村田機械株式会社
変位検出装置
27日前
矢崎総業株式会社
センサ
19日前
株式会社東芝
センサ
4日前
個人
氷河融雪水流出量の推定方法
11日前
TDK株式会社
磁気センサ
24日前
大同特殊鋼株式会社
形状検出装置
19日前
株式会社島津製作所
分析装置
19日前
株式会社ミツトヨ
光学式エンコーダ
25日前
三晶エムイーシー株式会社
試料容器
5日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
12日前
三菱マテリアル株式会社
温度センサ
20日前
株式会社不二越
X線測定装置
27日前
オムロン株式会社
スイッチング装置
1か月前
続きを見る