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公開番号2024083425
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-21
出願番号2024059618,2020004757
出願日2024-04-02,2020-01-15
発明の名称染色システム
出願人株式会社ニデック
代理人個人
主分類D06P 5/00 20060101AFI20240614BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】樹脂体を自動的且つ適切に染色することが可能な染色システムを提供する。
【解決手段】染色システム1は、搬送装置10、読取部2、染料定着装置50、およびコントローラ71を備える。搬送装置10は、樹脂体を含む搬送ユニットを搬送する。読取部2は、搬送ユニットに関する情報を読み取る。染料定着装置50は、搬送装置10によって搬送された搬送ユニットの樹脂体を加熱することで、樹脂体の表面に付着された染料を樹脂体に定着させる。コントローラ71は、読取部2によって読み取られた情報に基づいて、搬送ユニットに含まれる樹脂体に対して実行する処置のパラメータを取得する。コントローラ71は、取得したパラメータに従って染料定着装置50の駆動を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
樹脂体を染色する染色システムであって、
樹脂体を含む複数の搬送ユニットを連続して搬送する搬送装置と、
前記搬送ユニット毎に、前記搬送ユニットに関する情報を読み取る読取部と、
前記搬送装置によって搬送された前記搬送ユニットの樹脂体を加熱することで、樹脂体の表面に付着された染料を樹脂体に定着させる染料定着装置と、
制御部と、
を備
え、
前記制御部は、
前記読取部によって読み取られた前記情報に基づいて、前記搬送ユニットに含まれる樹脂体に対して実行する処置のパラメータを取得するパラメータ取得ステップと、
前記情報を読み取った前記搬送ユニットの樹脂体を前記染料定着装置によって加熱する際に、
読み取られた前記情報に基づいて
取得した前記パラメータに従って前記染料定着装置の駆動を制御する
ことで、前記樹脂体の表面に付着された前記染料を前記樹脂体に定着させる
定着制御ステップと、
を実行することを特徴とする染色システム。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
請求項1に記載の染色システムであって、
前記搬送装置によって搬送された前記搬送ユニットの樹脂体を、染料が印刷された基体に対向させた状態で、前記染料を樹脂体に転写する転写装置をさらに備え、
前記染料定着装置は、前記転写装置によって前記染料が転写された前記樹脂体を加熱することで、前記樹脂体に前記染料を定着させることを特徴とする染色システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、樹脂体を染色する染色システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
プラスチックレンズ等の樹脂体を染色するための種々の技術が提案されている。例えば、浸染法と言われる染色方法では、樹脂体を染色液の中に浸漬することで樹脂体が染色される。しかし、浸染法では、作業環境を良好にすることが難しく、また、一部の樹脂体(例えば高屈折率のレンズ等)を染色するのが困難である。
【0003】
そこで、染料を樹脂体の表面に転写し、染料が付着した樹脂体を加熱することで樹脂体を染色する技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載の染色方法では、昇華性の染料が、インクジェットプリンタによって基体に塗布される。次いで、真空中で樹脂体と基体が非接触で配置された状態で、基体に塗布された昇華性の染料が昇華されることで、染料が樹脂体に転写される。次いで、レーザ光が樹脂体に対して走査されることで、樹脂体が加熱されて染料が定着する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-127722号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の方法では、樹脂体を染色する際に、作業者が手作業で実行する工程が多かった。従って、樹脂体を自動的に染色する技術が望まれる。しかし、樹脂体を染色するための具体的な工程は、種々の条件に応じて変化する。例えば、樹脂体を加熱して染料を定着させる工程では、樹脂体の形状等に応じて加熱の具体的な方法を適宜変更すべき場合がある。
【0006】
本開示の典型的な目的は、樹脂体を自動的且つ適切に染色することが可能な染色システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示における典型的な実施形態が提供する染色システムは、樹脂体を染色する染色システムであって、樹脂体を含む複数の搬送ユニットを連続して搬送する搬送装置と、前記搬送ユニット毎に、前記搬送ユニットに関する情報を読み取る読取部と、前記搬送装置によって搬送された前記搬送ユニットの樹脂体を加熱することで、樹脂体の表面に付着された染料を樹脂体に定着させる染料定着装置と、制御部と、を備
え、
前記制御部は、前記読取部によって読み取られた前記情報に基づいて、前記搬送ユニットに含まれる樹脂体に対して実行する処置のパラメータを取得するパラメータ取得ステップと、前記情報を読み取った前記搬送ユニットの樹脂体を前記染料定着装置によって加熱する際に、
読み取られた前記情報に基づいて
取得した前記パラメータに従って前記染料定着装置の駆動を制御する
ことで、前記樹脂体の表面に付着された前記染料を前記樹脂体に定着させる
定着制御ステップと、を実行する。
【0008】
本開示に係る染色システムによると、樹脂体が自動的且つ適切に染色される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
染色システム1のシステム構成を示すブロック図である。
2つのレンズLが設置され、且つ基体Sが設置されていない状態の染色用トレイ80を右斜め上方から見た斜視図である。
図2における2つの装着部82のうちの一方に装着される載置枠89、レンズL、およびスペーサ87を分解して示す、染色用トレイ80の斜視図である。
自動染色装置3を右斜め上方から見た斜視図である。
転写・定着ユニット4を右斜め上方から見た斜視図である。
搬送装置10を右斜め上方から見た斜視図である。
第1引き渡し部110を右斜め上方から見た斜視図である。
転写装置40を右斜め上方から見た斜視図である。
転写装置40の縦断面を後方から見た断面図である。
閉塞室セット部430を右斜め上方から見た斜視図である。
基体保持装置90を右斜め上方から見た斜視図である。
染料定着装置50を正面から見た部分断面図である。
コントローラ71が実行する第1染色制御処理の一例を示すフローチャートである。
コントローラ71が実行する第2染色制御処理の一例を示すフローチャートである。
コントローラ71が実行する第3染色制御処理の一例を示すフローチャートである。
コントローラ71が実行する吐出量メンテナンス処理の一例を示すフローチャートである。
コントローラ71が実行する染色品質判定処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<概要>
(第1態様)
本開示で例示する染色システムは、搬送装置、読取部、染料定着装置、および制御部を備える。搬送装置は、樹脂体を含む搬送ユニットを連続して搬送する。搬送ユニットは、搬送装置によって搬送される単位である。読取部は、搬送ユニットに関する情報を読み取る。染料定着装置は、搬送装置によって搬送された搬送ユニットの樹脂体を加熱することで、樹脂体の表面に付着された染料を樹脂体に定着させる。制御部は、パラメータ取得ステップと定着制御ステップを実行する。パラメータ取得ステップでは、制御部は、読取部によって読み取られた情報に基づいて、情報を読み取った搬送ユニットに含まれる樹脂体に対して実行する処置のパラメータを取得する。定着制御ステップでは、制御部は、情報を読み取った搬送ユニットの樹脂体を染料定着装置によって加熱する際に、取得したパラメータに従って染料定着装置の駆動を制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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