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公開番号2024075120
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-03
出願番号2022186327
出願日2022-11-22
発明の名称発泡壁紙の製造方法
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類D06N 7/00 20060101AFI20240527BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】絵柄層に硬化不良が発生する可能性を低減させることの可能な発泡壁紙の製造方法を提供する。
【解決手段】基材層2の上に発泡剤含有樹脂層3を形成し、発泡剤含有樹脂層3の上に水性インクジェットインクを用いて絵柄層5を形成する。そして、絵柄層5を形成した後に、発泡剤含有樹脂層3に含まれる発泡剤を発泡させ、これによって発泡壁紙1を得る。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
基材層の上に発泡剤含有樹脂層を形成する工程と、
前記発泡剤含有樹脂層の上に水性インクを用いて絵柄層を形成する工程と、
前記絵柄層を形成した後に、前記発泡剤含有樹脂層に含まれる発泡剤を発泡させる工程と、
を備えることを特徴とする発泡壁紙の製造方法。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記発泡剤含有樹脂層を形成した後、前記絵柄層を形成する前に、前記発泡剤含有樹脂層の上にプライマー層を形成する工程を備えることを特徴とする請求項1に記載の発泡壁紙の製造方法。
【請求項3】
前記プライマー層を、厚さが1[μm]以上30[μm]以下の範囲内となるように形成することを特徴とする請求項2に記載の発泡壁紙の製造方法。
【請求項4】
前記プライマー層を、シリカを含んだポリウレタン系樹脂及びビニール系樹脂、又はシリカを含んだアクリル酸・エステル系共重合体樹脂を用いて形成することを特徴とする請求項2に記載の発泡壁紙の製造方法。
【請求項5】
前記絵柄層を形成した後、前記発泡剤を発泡させる前に、前記絵柄層の上に表面保護層を形成する工程を備えることを特徴とする請求項1に記載の発泡壁紙の製造方法。
【請求項6】
前記発泡剤を発泡させる工程の後に、前記表面保護層にエンボス加工を行う工程を、さらに備えることを特徴とする請求項5に記載の発泡壁紙の製造方法。
【請求項7】
前記表面保護層を、厚さが1[μm]以上50[μm]以下の範囲内となるように形成することを特徴とする請求項5に記載の発泡壁紙の製造方法。
【請求項8】
前記表面保護層を、アクリル系樹脂又は塩化ビニル・酢酸ビニル系共重合樹脂を用いて形成することを特徴とする請求項5に記載の発泡壁紙の製造方法。
【請求項9】
前記基材層及び前記発泡剤含有樹脂層を、前記基材層の厚さと前記発泡剤含有樹脂層の発泡後の厚さとの合計値が、110[μm]以上520[μm]以下となるように形成することを特徴とする請求項1に記載の発泡壁紙の製造方法。
【請求項10】
前記発泡剤含有樹脂層の主成分は、塩化ビニル系樹脂又はエチレン酢酸ビニル共重合体であることを特徴とする請求項1に記載の発泡壁紙の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発泡壁紙の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット印刷を用いて形成する壁紙としては、例えば、特許文献1に開示されている壁紙が提案されている。特許文献1に開示されている壁紙は、基材層(支持補強部材)と、発泡剤含有樹脂層(加熱発泡剤を分散させた材料から作成した熱可塑性樹脂層)と、絵柄層(インクジェットインク受容層)とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-150660号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示されている壁紙を含め、従来、インクジェット印刷を用いて形成する壁紙では、絵柄層を、紫外線硬化型のインクジェットインクを用いて形成する場合がある。例えば、発泡剤含有樹脂層が含有する発泡剤を発泡させた後、エンボス加工を行い、紫外線硬化型のインクジェットインクを塗布して絵柄層を形成し、塗布した紫外線硬化型のインクジェットインクへ紫外線を照射して硬化させている。しかしながら、紫外線硬化型のインクジェットインクを用いて絵柄層を形成する構成では、発泡剤含有樹脂層が含有する発泡剤を発泡させた後に絵柄層を形成する際に、紫外線が絵柄層へ均一に照射されず、硬化不良が発生する可能性がある。
【0005】
本発明は、上述した問題点に鑑み、絵柄層に硬化不良が発生する可能性を低減させることが可能な発泡壁紙の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様によれば、基材層の上に発泡剤含有樹脂層を形成する工程と、発泡剤含有樹脂層の上に水性インクを用いて絵柄層を形成する工程と、絵柄層を形成した後に、発泡剤含有樹脂層に含まれる発泡剤を発泡させる工程と、を備える、発泡壁紙の製造方法が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、絵柄層に硬化不良が発生する可能性を低減させることの可能な発泡壁紙の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の一実施形態に係る発泡壁紙の一例を模式的に示す断面図である。
本発明に係る発泡壁紙の製造工程の一例を示す断面図である。
本発明に係る発泡壁紙の変形例を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面は模式的なものであり、現実のものとは異なる場合が含まれる。以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、下記の実施形態に例示した装置や方法に特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることが可能である。また、以下の説明における「左右」や「上下」の方向は、単に説明の便宜上の定義であって、本発明の技術的思想を限定するものではない。よって、例えば、紙面を90度回転すれば「左右」と「上下」とは交換して読まれ、紙面を180度回転すれば「左」が「右」になり、「右」が「左」になることは勿論である。
【0010】
以下、図面を参照して、本実施形態における発泡壁紙1の構成について説明する。
発泡壁紙1は、図1に示すように、基材層2と、発泡剤含有樹脂層3と、プライマー層4と、絵柄層5と、表面保護層6と、を備える。
発泡壁紙1の厚さは、例えば、100[μm]以上710[μm]以下の範囲内である。
(【0011】以降は省略されています)

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