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公開番号2024062680
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170684
出願日2022-10-25
発明の名称衣類乾燥装置
出願人リンナイ株式会社
代理人デロイトトーマツ弁理士法人
主分類D06F 58/02 20060101AFI20240501BHJP(繊維または類似のものの処理;洗濯;他に分類されない可とう性材料)
要約【課題】赤外線放射材から所定波長の赤外線を安定して放射させることができる、衣類乾装置を提供する。
【解決手段】この衣類乾燥装置10は、乾燥室内に供給される空気を加熱する第1熱源と、乾燥室35内に加熱空気を供給する給気通路と、乾燥室35内から乾燥に利用された後の空気を排出する排気通路と、給気通路及び排気通路を通じて乾燥室35の内側と外側との間で空気を流通させる送風装置と、乾燥室35の内側面の少なくとも一部の範囲に設けられ、加熱されることで赤外線を放射する赤外線放射材87と、乾燥室35の内側面の、赤外線放射材87が設けられた一部の範囲を、乾燥室35の外側面から加熱する、第1熱源に対して独立し且つ第1熱源とは異なる第2熱源とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
乾燥室内に収容した衣類を乾燥させる衣類乾燥装置であって、
前記乾燥室内に供給される空気を加熱する第1熱源と、
前記乾燥室内に、前記第1熱源で加熱された空気を供給する給気通路と、
前記乾燥室内から、乾燥に利用された後の空気を排出する排気通路と、
前記給気通路及び前記排気通路を通じて、前記乾燥室の内側と外側との間で空気を流通させる送風装置と、
前記乾燥室の内側面の少なくとも一部の範囲に設けられ、加熱されることで赤外線を放射する赤外線放射材と、
前記乾燥室の内側面の、前記赤外線放射材が設けられた前記一部の範囲を、前記乾燥室の外側面から加熱する、前記第1熱源に対して独立し且つ前記第1熱源とは異なる第2熱源と、を備えることを特徴とする衣類乾燥装置。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記第2熱源は電熱ヒータであり、
該電熱ヒータは、前記給気通路及び前記排気通路を流通する空気に接触しないように配置されている請求項1記載の衣類乾燥装置。
【請求項3】
前記電熱ヒータは、前記乾燥室の外側面に接触するように配置されている請求項2記載の衣類乾燥装置。
【請求項4】
前記乾燥室の外側面の、前記電熱ヒータが接触する範囲は、前記赤外線放射材が設けられた範囲よりも狭く設定されている請求項3記載の衣類乾燥装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、衣類乾燥装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、回転ドラムの内部に、洗濯後の衣類(タオルやシーツ等も含む)を収容し、回転ドラム内に加熱空気(乾燥用温風)を供給しつつ回転ドラムを回転させることで、衣類を乾燥させる、衣類乾燥装置が知られている。
【0003】
上記のような衣類乾燥装置のように、加熱空気のみで衣類を乾燥させるものでは、例えば、厚手のデニム素材の衣類の場合、乾燥までに時間がかかることがある。そこで、加熱空気に加え、加熱することで放射される赤外線を利用して、衣類を乾燥させる衣類乾燥装置が開発されている。
【0004】
例えば、下記特許文献1には、衣類を収容するドラムと、該ドラム内に熱風を送るヒータ及びファンと、ファン及びドラムを駆動する電動機とを備え、ドラム内面若しくはドラム内方に面する部位に遠赤外線発生部を形成した、衣類乾燥機が記載されている。また、ドラムの、加熱空気の供給口付近であるドラム前板に、遠赤外線を発生する材料を含む塗膜が形成されており、これが遠赤外線発生部をなしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭63-288196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1の衣類乾燥機の場合、加熱空気が通過する箇所である、乾燥用温風の供給口付近に位置するドラム前板に、遠赤外線発生部を設けることで、赤外線による乾燥効率を向上させようとしている。
【0007】
ところで、衣類を乾燥させるのに、好適な赤外線波長は、ある程度決まっている。また、赤外線を放射させる部材(以下、「放射部材」という)から、所定波長で赤外線を放射させるためには、ウィーンの変位則等から、前記放射部材を、所定温度で加熱することが必要である。そのため、前記放射部材を、上下幅の少ない温度で加熱することが望ましい。
【0008】
しかし、上記特許文献1の衣類乾燥機における加熱空気は、乾燥工程において、その温度が上昇したり低下したりすることがある。そのため、遠赤外線発生部に、上下幅の少ない安定した温度の加熱空気を供給しにくく、遠赤外線発生部から所定波長の赤外線を安定させて放射させることは難しい。
【0009】
したがって、本発明の目的は、赤外線放射材から所定波長の赤外線を安定して放射させることができる、衣類乾燥装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明は、乾燥室内に収容した衣類を乾燥させる衣類乾燥装置であって、前記乾燥室内に供給される空気を加熱する第1熱源と、前記乾燥室内に、前記第1熱源で加熱された空気を供給する給気通路と、前記乾燥室内から、乾燥に利用された後の空気を排出する排気通路と、前記給気通路及び前記排気通路を通じて、前記乾燥室の内側と外側との間で空気を流通させる送風装置と、前記乾燥室の内側面の少なくとも一部の範囲に設けられ、加熱されることで赤外線を放射する赤外線放射材と、前記乾燥室の内側面の、前記赤外線放射材が設けられた前記一部の範囲を、前記乾燥室の外側面から加熱する、前記第1熱源に対して独立し且つ前記第1熱源とは異なる第2熱源と、を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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