TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024082773
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196870
出願日2022-12-09
発明の名称ワーク支持システム
出願人株式会社IHI
代理人弁理士法人青海国際特許事務所
主分類B23Q 3/06 20060101AFI20240613BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約【課題】ワークのクランプ作業を簡素化すること。
【解決手段】ワーク支持システム100は、ワークWの複数の第1位置L1を把持する複数のクランプ12と、ワークWの複数の第2位置L2における変位量を計測する複数のセンサ13と、制御装置50であって、クランプ12のうちの1つと、センサ13のうちの1つと、の各組合せについて、クランプ12の締め付け量およびセンサ13によって計測された変位量に基づいて、弾性係数を算出することと、各クランプ12に対してある締め付け量が付与された場合の複数の第2位置L2におけるワークWの推定変位量を、当該クランプ12を含む各組み合わせについて算出された弾性係数に基づいて算出することと、各クランプ12に対して算出された推定変位量に基づいて、複数のクランプ12の中から、次に操作するクランプ12を選択することと、を実行するように構成される制御装置50と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ワークの複数の第1位置を把持する複数のクランプと、
前記ワークの複数の第2位置における変位量を計測する複数のセンサと、
制御装置であって、
前記複数のクランプのうちの1つと、前記複数のセンサのうちの1つと、の各組合せについて、前記クランプの締め付け量および前記センサによって計測された変位量に基づいて、前記ワークの弾性係数を算出することと、
各クランプに対してある締め付け量が付与された場合の前記複数の第2位置における前記ワークの推定変位量を、当該クランプを含む各組み合わせについて算出された前記弾性係数に基づいて算出することと、
各クランプに対して算出された前記複数の第2位置における前記推定変位量に基づいて、前記複数のクランプの中から、次に操作するクランプを選択することと、
を実行するように構成される制御装置と、
を備える、
ワーク支持システム。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
前記次に操作するクランプを選択することは、各クランプに対して算出された前記複数の第2位置における前記推定変位量と、当該推定変位量の算出に使用された前記締め付け量と、の双方に基づいて実行される、請求項1に記載のワーク支持システム。
【請求項3】
前記複数のクランプの数は、前記複数のセンサの数よりも多い、請求項1または2に記載のワーク支持システム。
【請求項4】
前記弾性係数を算出することは、最小二乗法を使用することを含み、
前記制御装置は、
最小二乗法における残差平方和が所定の閾値よりも大きい場合には、前記弾性係数の算出を中止することと、
前記弾性係数の算出が中止されたことをオペレータに通知することと、
を実行するように構成される、請求項1または2に記載のワーク支持システム。
【請求項5】
前記弾性係数を算出することは、最小二乗法を使用することを含み、
前記制御装置は、
最小二乗法における残差平方和が所定の閾値よりも大きい場合には、前記弾性係数の算出を中止することと、
前記弾性係数の算出が中止されたことをオペレータに通知することと、
を実行するように構成される、請求項3に記載のワーク支持システム。
【請求項6】
ワークの複数の第1位置を複数のクランプで把持することと、
前記ワークの複数の第2位置における変位量を複数のセンサで計測することと、
前記複数のクランプのうちの1つと、前記複数のセンサのうちの1つと、の各組合せについて、前記クランプの締め付け量および前記センサによって計測された変位量に基づいて、弾性係数を算出することと、
各クランプに対してある締め付け量が付与された場合の前記複数の第2位置における前記ワークの推定変位量を、当該クランプを含む各組み合わせについて算出された前記弾性係数に基づいて算出することと、
各クランプに対して算出された前記複数の第2位置における前記推定変位量に基づいて、前記複数のクランプの中から、次に操作するクランプを選択することと、
を含む、ワーク支持方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ワーク支持システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ワークは、加工の際に複数のクランプに支持される場合がある。例えば、特許文献1は、ワークを基台上に固定する複数のクランプ手段と、ワークの変形状態を検出する手段と、検出されたワークの変形状態に基づいて、クランプ手段の力を調整する制御手段と、を開示する。このような構成によれば、ワークの変形を許容範囲内に抑えることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-308933号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ワークは、寸法誤差を有し得る。例えば、複数のワークの間で寸法誤差が大きく変動する場合、クランプを締め付ける順番および各クランプの締め付け力を決定するのに、相当の経験が必要とされ得る。
【0005】
本開示は、ワークのクランプ作業を簡素化できる、ワーク支持システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るワーク支持システムは、ワークの複数の第1位置を把持する複数のクランプと、ワークの複数の第2位置における変位量を計測する複数のセンサと、制御装置であって、複数のクランプのうちの1つと、複数のセンサのうちの1つと、の各組合せについて、クランプの締め付け量およびセンサによって計測された変位量に基づいて、ワークの弾性係数を算出することと、各クランプに対してある締め付け量が付与された場合の複数の第2位置におけるワークの推定変位量を、当該クランプを含む各組み合わせについて算出された弾性係数に基づいて算出することと、各クランプに対して算出された複数の第2位置における推定変位量に基づいて、複数のクランプの中から、次に操作するクランプを選択することと、を実行するように構成される制御装置と、を備える。
【0007】
次に操作するクランプを選択することは、各クランプに対して算出された複数の第2位置における推定変位量と、当該推定変位量の算出に使用された締め付け量と、の双方に基づいて実行されてもよい。
【0008】
複数のクランプの数は、複数のセンサの数よりも多くてもよい。
【0009】
弾性係数を算出することは、最小二乗法を使用することを含んでもよく、制御装置は、最小二乗法における残差平方和が所定の閾値よりも大きい場合には、弾性係数の算出を中止することと、弾性係数の算出が中止されたことをオペレータに通知することと、を実行するように構成されてもよい。
【0010】
本開示の他の態様は、ワーク支持方法であって、ワークの複数の第1位置を複数のクランプで把持することと、ワークの複数の第2位置における変位量を複数のセンサで計測することと、複数のクランプのうちの1つと、複数のセンサのうちの1つと、の各組合せについて、クランプの締め付け量およびセンサによって計測された変位量に基づいて、弾性係数を算出することと、各クランプに対してある締め付け量が付与された場合の複数の第2位置におけるワークの推定変位量を、当該クランプを含む各組み合わせについて算出された弾性係数に基づいて算出することと、各クランプに対して算出された複数の第2位置における推定変位量に基づいて、複数のクランプの中から、次に操作するクランプを選択することと、を含む。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社IHIインフラシステム
塗装具
2か月前
株式会社IHIインフラ建設
研修施設
3日前
株式会社IHI
ロボット
10日前
株式会社IHI
ロボット
10日前
株式会社IHI
X線検査装置
1か月前
株式会社IHI
動体検知装置
1か月前
株式会社IHI建材工業
ネジ締結方法
4日前
株式会社IHI
燃焼システム
1か月前
株式会社IHIエアロスペース
飛翔体発射機
1か月前
株式会社IHI検査計測
表面処理装置
19日前
株式会社IHIアグリテック
農業用トレーラ
1か月前
株式会社IHIアグリテック
農業用トレーラ
1か月前
株式会社IHIインフラシステム
橋梁用常設足場
2か月前
株式会社IHIエアロスペース
レーザ点火装置
16日前
株式会社IHI
ワーク支持システム
9日前
株式会社IHI
ガスタービンシステム
1か月前
株式会社IHI
昇降装置及び積層造形装置
1か月前
株式会社IHI
造形方法及びサポート部材
1か月前
株式会社IHI建材工業
セメント組成物及びその製造方法
4日前
株式会社IHIエアロスペース
飛翔体発射装置及び飛翔体発射方法
1か月前
株式会社IHI建材工業
トンネル用プレキャスト版とその据付方法
2日前
株式会社IHIエアロスペース
推進薬供給装置とこれを備えた宇宙飛行体
2日前
株式会社IHI
循環型水耕栽培装置及び循環型水耕栽培方法
1か月前
北海道電力株式会社
散気体及びその製造方法
2か月前
株式会社IHI検査計測
FBGセンサ固定治具及びFBGセンサ固定方法
2か月前
株式会社IHI
非接触給電設備、非接触給電方法及び対応付け装置
1か月前
株式会社IHI
流体機械
1か月前
株式会社IHIエアロスペース
圧電FRPセンサーとこれを用いたクラック検出システムと方法
9日前
サムテック株式会社
締結構造、ロケット、および、円筒部材の製造方法
19日前
株式会社IHI
エネルギー予測装置、エネルギー予測方法およびエネルギー予測プログラム
4日前
個人
低周波振動発生出力方法
2か月前
日東精工株式会社
ねじ締め機
1か月前
津田駒工業株式会社
工作機械
3か月前
日東精工株式会社
ねじ締め機
2か月前
個人
パワーデバイスの接合方法
4か月前
日東精工株式会社
着座確認装置
3か月前
続きを見る