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公開番号2024081833
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-19
出願番号2022195293
出願日2022-12-07
発明の名称発振器の再生産方法および発振器
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人Knowledge Partners弁理士法人
主分類H03B 5/32 20060101AFI20240612BHJP(基本電子回路)
要約【課題】発振器をリユースすること。
【解決手段】振動子と、前記振動子を発振させる回路装置と、を備えた発振器の再生産方法であって、前記回路装置は、記憶回路と、前記振動子を発振させて発振信号を生成する発振回路と、前記発振信号が入力され、前記記憶回路に記憶された周波数設定データに基づく周波数のクロック信号を生成するPLL回路と、を含み、前記記憶回路に第1の前記周波数設定データが記憶された状態で使用された後、前記記憶回路に第2の前記周波数設定データを記憶させる再設定工程を含む、発振器の再生産方法を実行する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
振動子と、前記振動子を発振させる回路装置と、を備えた発振器の再生産方法であって、
前記回路装置は、
記憶回路と、
前記振動子を発振させて発振信号を生成する発振回路と、
前記発振信号が入力され、前記記憶回路に記憶された周波数設定データに基づく周波数のクロック信号を生成するPLL回路と、を含み、
前記記憶回路に第1の前記周波数設定データが記憶された状態で使用された後、前記記憶回路に第2の前記周波数設定データを記憶させる再設定工程を含む、
発振器の再生産方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記記憶回路は書換え可能な不揮発性メモリーであり、
前記再設定工程は、第1の前記周波数設定データを前記記憶回路から消去した後、第2の前記周波数設定データを前記記憶回路に書き込む工程を含む、
請求項1に記載の発振器の再生産方法。
【請求項3】
前記再設定工程では、
前記振動子の発振周波数と、前記記憶回路に第1の前記周波数設定データが記憶された状態で動作させた前記PLL回路の出力周波数と、の少なくとも一方の周波数測定を行い、
前記周波数測定の結果に基づいて第2の前記周波数設定データを定める、
請求項1に記載の発振器の再生産方法。
【請求項4】
第2の前記周波数設定データは、前記記憶回路に第1の前記周波数設定データが記憶された状態で使用されたことでエージングした後の前記振動子によって生成された前記発振信号が前記PLL回路に入力された場合に、前記PLL回路から目標周波数の前記クロック信号を生成するための前記周波数設定データである、
請求項1に記載の発振器の再生産方法。
【請求項5】
前記記憶回路に第2の前記周波数設定データが記憶された状態で前記PLL回路によって生成される前記クロック信号の周波数と、前記記憶回路に第1の前記周波数設定データが記憶された状態で使用される前に、前記PLL回路によって第1の前記周波数設定データに基づいて生成される前記クロック信号の周波数と、は異なる、
請求項1に記載の発振器の再生産方法。
【請求項6】
前記再設定工程では、
前記発振器が再生産された回数に対応する再生産回数情報を前記記憶回路に書き込むことをさらに含む、
請求項1に記載の発振器の再生産方法。
【請求項7】
前記再生産回数情報が示す、前記発振器が再生産された回数に応じて、前記再設定工程で行われる検査が異なる、
請求項6に記載の発振器の再生産方法。
【請求項8】
前記振動子および前記回路装置を収容する容器を備え、
前記再生産回数情報が示す、前記発振器が再生産された回数が所定値より大きい場合に、前記容器のリーク検査を行うことをさらに含む、
請求項7に記載の発振器の再生産方法。
【請求項9】
前記再設定工程では、
前記発振器の製造完了後の経過時間に対応する経過時間情報を前記記憶回路に書き込むことをさらに含む、
請求項1に記載の発振器の再生産方法。
【請求項10】
前記発振器は第2の振動子をさらに含み、
前記回路装置は、前記第2の振動子を発振させる電圧制御発振回路と、前記PLL回路からの前記クロック信号に基づいて前記電圧制御発振回路に第2のクロック信号を生成させる第2のPLL回路と、をさらに含み、
前記再設定工程は、前記記憶回路に第2の前記周波数設定データを記憶させる前に、前記第2の振動子を交換することをさらに含む、
請求項1に記載の発振器の再生産方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、発振器の再生産方法および発振器に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、各種の製品において省資源化等の施策が進められている。電子機器に関しても省資源化等の目的で各種の技術が開発されている。例えば、特許文献1においては、電子機器を分解・分別してリサイクルするために必要な環境情報を非接触通信ICタグに記録する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-38205号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の従来技術は,廃棄物等を原材料やエネルギー源として有効利用するリサイクルのための技術である。しかし、従来、電子機器が備える個々の部品、例えば、発振器をリユースすることは考えられていなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための発振器の再生産方法は、振動子と、前記振動子を発振させる回路装置と、を備えた発振器の再生産方法であって、前記回路装置は、記憶回路と、前記振動子を発振させて発振信号を生成する発振回路と、前記発振信号が入力され、前記記憶回路に記憶された周波数設定データに基づく周波数のクロック信号を生成するPLL回路と、を含み、前記記憶回路に第1の前記周波数設定データが記憶された状態で使用された後、前記記憶回路に第2の前記周波数設定データを記憶させる再設定工程を含む。
【0006】
また、上記課題を解決するための発振器は、振動子と、前記振動子を発振させる回路装置と、を備え、前記回路装置は、記憶回路と、前記振動子を発振させて発振信号を生成する発振回路と、前記発振信号が入力され、前記記憶回路に記憶された周波数設定データに基づく周波数のクロック信号を生成するPLL回路と、を備え、前記記憶回路は、出荷の前に第1の前記周波数設定データを記憶し、前記出荷の後に用いられる第2の前記周波数設定データを記憶可能である。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る再生産方法の例を説明する説明図である。
本発明の一実施形態にかかる発振器の構成図である。
振動子の製造完了後の経過時間に対するエージング量の変化の例を示す図である。
再生産処理のフローチャートを示す図である。
発振器の各部が出力する信号の周波数や分周比を説明するためのサンプルを示す図である。
第2実施形態に係る発振器の断面図である。
第2実施形態に係る発振器を主面に垂直な方向に眺めた状態を示す図である。
第2実施形態に係る発振器が備える回路のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
ここでは、下記の順序に従って本発明の実施の形態について説明する。
(1)発振器の再生例:
(2)発振器の構成:
(3)発振器の再生産方法:
(4)第2実施形態:
(5)他の実施形態:
【0009】
(1)発振器の再生例:
図1は、本発明の一実施形態に係る再生産方法の例を説明する説明図である。本発明の一実施形態に係る発振器は、振動子の発振信号からクロック信号を生成する装置であり、周波数設定データによって所望の周波数のクロック信号を出力するように設定することができる。
【0010】
新品の発振器においては、周波数設定データを記憶しておらず、周波数設定データにより、発振可能範囲内の任意の周波数のクロック信号を出力するように設定可能である。発振器の販売者は、発振器の出荷前に顧客の要望に応じて周波数設定データを発振器に記憶させる。この結果、新品の発振器は、特定の周波数のクロック信号を出力する発振器として機能する状態になる。
(【0011】以降は省略されています)

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