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公開番号2024081008
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-17
出願番号2022194406
出願日2022-12-05
発明の名称文書管理装置、文書管理方法と画像形成装置、プログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類G06F 16/17 20190101AFI20240610BHJP(計算;計数)
要約【課題】ブロックチェーンサービスと連携する画像形成装置の構成において、文書を、その最新性も含めて検証する。
【解決手段】情報をブロックごとに少なくともその前のブロックと関連付けて管理するブロックチェーンサービスと連携する文書管理装置が、登録対象である文書に関する文書関連情報を前記ブロックチェーンサービスに登録し、対象となる対象文書に関する文書関連情報を、ブロックチェーンサービスから取得する。ブロックチェーンサービスから取得した文書関連情報に基づいて、対象文書が最新か否かを判定し、対象文書の文書関連情報を取得できなかった場合、及び、対象文書が最新でないと判定された場合には、対象文書の検証の失敗を出力する。
【選択図】図14B
特許請求の範囲【請求項1】
情報をブロックごとに少なくともその前のブロックと関連付けて管理するブロックチェーンサービスと連携する文書管理装置であって、
登録対象である文書に関する文書関連情報を前記ブロックチェーンサービスに登録する登録手段と、
検証の対象となる対象文書に関する前記文書関連情報を、前記ブロックチェーンサービスから取得する取得手段と、
前記ブロックチェーンサービスから取得した前記文書関連情報に基づいて、前記対象文書が最新か否かを判定する判定手段と、
前記取得手段により前記対象文書の前記文書関連情報を取得できなかった場合、及び、前記判定手段により前記対象文書が最新でないと判定された場合には、前記対象文書の検証の失敗を出力する出力手段と、を有する
ことを特徴とする文書管理装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の文書管理装置であって、
前記文書関連情報には、文書のバージョン情報と他の文書間との派生関係を示す情報とが含まれ、
前記取得手段は、前記対象文書が派生した元文書から派生したすべての文書の前記文書関連情報を取得し、
前記判定手段は、前記対象文書の前記文書関連情報が取得できた場合には、取得した前記文書関連情報に含まれた前記バージョン情報のうち、前記対象文書のバージョンが最新であれば前記対象文書が最新であると判定する
ことを特徴とする文書管理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の文書管理装置であって、
前記文書関連情報にはさらに前記文書関連情報に係る文書とその元文書との相違が軽微な相違か否かを示すメジャー・マイナー情報が含まれ、
前記判定手段は、前記対象文書のバージョン情報が、取得した前記文書関連情報に含まれた前記バージョン情報のうちで前記対象文書が最新ではない場合であっても、前記対象文書よりも新しいバージョンの文書の前記メジャー・マイナー情報が、当該文書と前記元文書との相違が軽微な相違であることを示している場合には、前記対象文書が最新であると判定する
ことを特徴とする文書管理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の文書管理装置であって、
前記登録手段は、登録対象の文書が新規の文書でない場合には前記文書の元文書との前記派生関係を示す情報と、前記バージョン情報と、前記メジャー・マイナー情報とを含む前記文書関連情報を前記ブロックチェーンサービスに登録する
ことを特徴とする文書管理装置。
【請求項5】
請求項1に記載の文書管理装置であって、
前記文書関連情報には、他の文書関連情報が、バージョンが最新の文書の文書関連情報ではないことを示す文書関連情報が含まれ、
前記判定手段は、前記対象文書の前記文書関連情報が取得できた場合には、前記対象文書の文書関連情報について、バージョンが最新の文書の文書関連情報ではないことを示す文書関連情報が前記ブロックチェーンサービスに登録されていなければ、前記対象文書が最新であると判定する
ことを特徴とする文書管理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の文書管理装置であって、
前記登録手段は、
前記登録対象の文書の前記文書関連情報を登録し、
前記登録対象の文書が新規に登録する文書でない場合には、前記登録対象の文書の元文書の前記文書関連情報と、前記元文書から派生した前記登録対象の文書以外の文書の前記文書関連情報とについて、バージョンが最新の文書の文書関連情報ではないことを示す文書関連情報を登録する
ことを特徴とする文書管理装置。
【請求項7】
請求項1に記載の文書管理装置であって、
前記文書関連情報が登録されている文書のバージョン情報を格納する格納手段を更に有し、
前記判定手段は、前記対象文書の前記文書関連情報が取得できた場合には、前記格納手段に格納された前記対象文書のバージョン情報が最新のバージョンであれば、前記対象文書が最新であると判定する
ことを特徴とする文書管理装置。
【請求項8】
請求項7に記載の文書管理装置であって、
前記登録手段により前記登録対象の文書の前記文書関連情報を登録した場合には、前記格納手段に、前記登録対象の文書のバージョン情報を登録する第2の登録手段を更に有する
ことを特徴とする文書管理装置。
【請求項9】
請求項1に記載の文書管理装置であって、
前記文書関連情報には、他の文書間との派生関係を示す情報と、文書が元文書の複製であるか否かを示す文書属性とが含まれ、
前記判定手段は、前記対象文書の前記文書関連情報が取得できた場合には、前記対象文書の前記文書属性が複製を示していなければ前記対象文書を元文書として、前記対象文書の前記文書属性が複製を示していれば、前記対象文書が派生した、前記文書属性が複製を示していない文書を元文書として、当該元文書から前記文書属性が複製を示していない文書が派生しているか判定し、前記文書属性が複製を示していない文書が派生していないと判定した場合には、前記対象文書が最新であると判定する
ことを特徴とする文書管理装置。
【請求項10】
請求項9に記載の文書管理装置であって、
前記登録手段は、登録対象の文書が新規の文書でない場合には、前記登録対象の文書の内容とその元文書の内容とに差がない場合には前記文書属性が複製を示し、前記登録対象の文書の内容とその元文書の内容とに差がある場合には前記文書属性が複製を示していないような前記文書関連情報を前記ブロックチェーンサービスに登録する
ことを特徴とする文書管理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブロックチェーンを使用した電子データの記録改ざんに対応する文書管理装置、文書管理方法と画像形成装置、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
電子ファイルの改ざんを防止するために、ブロックチェーンを利用することで電子ファイルの内容変更に信頼性を担保することが知られている(特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-19271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、文書を検証するシステムでは、文書識別情報がブロックチェーン上に登録されているか否かの確認しかしていない。そのため、登録済みの文書の内容を更新して再度登録したとしても、更新前の文書と更新後の文書では真正性としては同じ検証結果になる。よって、内容が古い文書をユーザが信頼する危険性を避けるために、内容の最新性についても検証する必要がある。
【0005】
本願発明は、ブロックチェーンサービスを利用して、文書の真正性に加え、内容の最新性の検証も可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。すなわち、本発明の一側面によれば、情報をブロックごとに少なくともその前のブロックと関連付けて管理するブロックチェーンサービスと連携する文書管理装置であって、
登録対象である文書に関する文書関連情報を前記ブロックチェーンサービスに登録する登録手段と、
検証の対象となる対象文書に関する前記文書関連情報を、前記ブロックチェーンサービスから取得する取得手段と、
前記ブロックチェーンサービスから取得した前記文書関連情報に基づいて、前記対象文書が最新か否かを判定する判定手段と、
前記取得手段により前記対象文書の前記文書関連情報を取得できなかった場合、及び、前記判定手段により前記対象文書が最新でないと判定された場合には、前記対象文書の検証の失敗を出力する出力手段と、を有する
ことを特徴とする文書管理装置が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ブロックチェーンサービスを利用して、文書の真正性に加え、内容の最新性の検証も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
システムの構成を示す図である。
画像形成装置のハードウェア構成を示す図である。
PCおよび文書管理装置のハードウェア構成を示す図である。
画像形成装置のソフトウェア構成を示す図である。
文書管理装置のソフトウェア構成を示す図である。
実施形態1におけるブロックチェーン装置におけるトランザクションのデータ構成を示す図である。
実施形態2におけるブロックチェーン装置におけるトランザクションのデータ構成を示す図である。
実施形態3におけるブロックチェーン装置におけるトランザクションのデータ構成を示す図である。
実施形態4におけるブロックチェーン装置におけるトランザクションのデータ構成を示す図である。
アプリケーションの文章検証画面の画面例を示す図である。
アプリケーションの文章検証画面の画面例を示す図である。
文書管理装置から文書についてのトランザクションを登録する際のフローチャート。
文書を画像形成装置で印刷する処理を示すフローチャート。
文書を画像形成装置で検証する処理を示すフローチャート。
実施形態1におけるトランザクションの生成処理と最新性の検証処理を示すフローチャート。
実施形態1におけるトランザクションの生成処理と最新性の検証処理を示すフローチャート。
実施形態2におけるトランザクションの生成処理と最新性の検証処理を示すフローチャート。
実施形態2におけるトランザクションの生成処理と最新性の検証処理を示すフローチャート。
実施形態3におけるトランザクションの生成処理と最新性の検証処理を示すフローチャート。
実施形態3におけるトランザクションの生成処理と最新性の検証処理を示すフローチャート。
実施形態4におけるトランザクションの生成処理と最新性の検証処理を示すフローチャート。
実施形態4におけるトランザクションの生成処理と最新性の検証処理を示すフローチャート。
ブロックチェーン装置へのトランザクション処理を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
<実施形態1>
●文書管理システムの構成
以下、これら種々の問題を解決する本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。図1は、ブロックチェーンサービスに関連するシステム(印刷システム或いは文書管理システムとも呼ぶ)の全体図である。画像形成装置101、PC102,文書管理装置103がLAN100に接続されイントラネット内に存在し、インターネット110を介して、ブロックチェーン装置111と通信を行う。なお、ここではインターネット110を介す構成を示しているが同じイントラネット内にある構成であっても良い。ブロックチェーン装置111はブロックチェーンに文書情報を格納したトランザクションを登録、検証するためのブロックチェーンサービスを提供するための装置である。なおトランザクションに含まれる文書情報は文書そのものを表す情報ではなく当該文書に関連した情報であるので、文書関連情報とも呼ぶ。PC102は、ウェブブラウザを利用した画像形成装置101の管理や、プリントドライバを利用した画像形成装置101への印刷や、文書管理装置103の電子文書の管理に利用される。
(【0011】以降は省略されています)

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