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公開番号2024080624
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-13
出願番号2023194362
出願日2023-11-15
発明の名称車両用灯体用レンズ構造
出願人本田技研工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類F21S 43/243 20180101AFI20240606BHJP(照明)
要約【課題】下寄りのエリアへの配光を、真正面寄りのエリアに効率的に振り分けられるようにする。
【解決手段】車両用灯体用レンズ構造は、照射方向Y+の端部に発光面67を備え、発光面67から照射方向Y+に向けて光を照射する。発光面67には、照射方向Y+に膨らむ凸状であり上下方向中間部に頂部75cを有する光学カット部75が上下非対称に設けられている。光学カット部75における頂部75cから、頂部75cよりも上方Z+側に位置する所定部75bまでの部分は、上下方向Zの周辺部分76,78に比べて曲率が小さい平坦部77である。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
照射方向の端部に発光面を備え、前記発光面から前記照射方向に向けて光を照射する車両用灯体用レンズ構造において、
上下方向および前記照射方向に直交する直交方向に見た平面視において、前記発光面には、前記照射方向に膨らむ凸状であり上下方向中間部に頂部を有する光学カット部が上下非対称に設けられており、
前記直交方向に見た平面視において、前記光学カット部における前記頂部から、前記頂部よりも上側に位置する所定部までの部分は、上下方向の周辺部分に比べて曲率が小さい平坦部である、
車両用灯体用レンズ構造。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記光学カット部は、前記直交方向に対称である、請求項1に記載の車両用灯体用レンズ構造。
【請求項3】
前記直交方向に見た平面視において、前記光学カット部における前記平坦部よりも上側の部分としての上側湾曲部の曲率は、前記光学カット部における前記平坦部よりも下側の部分としての下側湾曲部の曲率よりも小さい、
請求項1又は2に記載の車両用灯体用レンズ構造。
【請求項4】
前記発光面には、前記光学カット部が上下方向に並設されており、
前記直交方向に見た平面視において、上下方向に並ぶ前記光学カット部どうしの間には、下側の前記光学カット部の上端の方が、上側の前記光学カット部の下端よりも前記照射方向に突出する形で段差が形成されている、
請求項1又は2に記載の車両用灯体用レンズ構造。
【請求項5】
前記発光面には、前記光学カット部が上下方向に並設された光学列が、前記直交方向に並設されている、
請求項1又は2に記載の車両用灯体用レンズ構造。
【請求項6】
複数の前記光学列は、互いに前記照射方向にずらして配置されている、
請求項5に記載の車両用灯体用レンズ構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用灯体に用いられるレンズ構造に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
レンズ構造の中には、光を出射する発光面に、例えば、凸レンズ状等の光学カット部を複数有し、その光学カット部から光を拡散させて出射するものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-115165号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ウインカーやポジションランプ等の車両用灯体においては、下寄りのエリアにはさほど配光を必要としないのに対して、真正面寄りのエリアには、法規等の観点から、多くの配光を必要とする場合が多い。
【0005】
しかしながら、このようなレンズ構造において、単に光学カット部の光軸方向自体を上側に傾けると、下寄りのエリアへの配光を減らせるものの、光のMAXポイントも上方にズレてしまうことから、効率的に真正面寄りのエリアに配光を振り分けることができない。他方、効率的に真正面寄りのエリアに配光を振り分けることができれば、周囲からの被視認性を向上させて、交通の安全性をより一層改善することができ、持続可能な輸送システムの発展に寄与し得る。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、下寄りのエリアへの配光を、真正面寄りのエリアに効率的に振り分けられるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、光学カット部における所定部分に、上下方向の周辺部分に比べて曲率が小さい平坦部を設けると、下寄りのエリアへの光を、真正面等のエリアに効率的に振り分けることができることを見出して、本発明に至った。本発明は、以下の(1)~(6)の車両用灯体用レンズ構造である。
【0008】
(1)照射方向の端部に発光面を備え、前記発光面から前記照射方向に向けて光を照射する車両用灯体用レンズ構造において、
上下方向および前記照射方向に直交する直交方向に見た平面視において、前記発光面には、前記照射方向に膨らむ凸状であり上下方向中間部に頂部を有する光学カット部が上下非対称に設けられており、
前記直交方向に見た平面視において、前記光学カット部における前記頂部から、前記頂部よりも上側に位置する所定部までの部分は、上下方向の周辺部分に比べて曲率が小さい平坦部である、
車両用灯体用レンズ構造。
【0009】
本構成によれば、光学カット部が凸状であるため、頂部よりも下側の部分を照射方向に通過する光については、上側に傾く。他方、頂部よりも上側の部分を照射方向に通過する光については、平坦部があるため、全く又はさほど下側に傾かない。そのことから、仮に平坦部が無かったならば、下寄りに振り分けられていた光を、真正面寄りに振り分けることができる。以上によって、下寄りのエリアへの配光を、真正面寄りのエリアに効率的に振り分けることができる。
【0010】
(2)前記光学カット部は、前記直交方向に対称である、前記(1)に記載の車両用灯体用レンズ構造。
(【0011】以降は省略されています)

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