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公開番号2024079188
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191982
出願日2022-11-30
発明の名称熱交換器
出願人東京ラヂエーター製造株式会社
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類F28F 1/32 20060101AFI20240604BHJP(熱交換一般)
要約【課題】熱交換性能の向上と通気抵抗の低減を両立した熱交換器を提供する。
【解決手段】本発明の熱交換器(ラジエータ1)におけるフィン13は、複数のチューブ11と接触する接触部21と、接触部21同士の間をつなぐ整流面部22とを備え、整流面部22は、空気が全体的に流れる方向に延びるように形成されており、整流面部22の幅方向の端部が接触部21であり、平面22aに挟まれた領域における幅方向の両側には、整流面部22に垂直な方向に突出する整流凸条部22bが長手方向に複数設けられており、平面22aに挟まれた領域における幅方向の中央部22cは、整流凸条部22bよりも突出する高さが低く形成されており、整流凸条部22bは、幅方向の外側から中央部22cに向かって、空気が全体的に流れる方向に傾いて形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
冷却対象である液体を内部で溜めることが可能な一対のタンクと、
前記タンクの間に設けられ、該液体と空気との間で熱交換を行うコア部と、を備え、
前記コア部は、それぞれの前記タンクの内部と液密に接合されていて、内部に該液体を導入可能な複数のチューブと、複数の前記チューブの間に設けられ、複数の前記チューブと交互に接触するフィンと、を有し、
前記フィンは、前記チューブと接触する複数の接触部と、前記接触部同士の間をつなぐ整流面部とを備え、
前記整流面部は、空気が全体的に流れる方向に延びるように形成されており、
前記整流面部の幅方向の端部が前記接触部であり、
前記整流面部の幅方向の両端部には、長手方向に延びる平面が設けられていて、
前記平面に挟まれた領域における幅方向の両側には、前記整流面部に垂直な方向に突出する整流凸条部が前記長手方向に複数設けられており、
前記平面に挟まれた領域における幅方向の中央部は、前記整流凸条部よりも突出する高さが低く形成されており、
前記整流凸条部は、幅方向の外側から前記中央部に向かって、空気が全体的に流れる方向に傾いて形成されている、
熱交換器。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記整流凸条部は、直線状に設けられている、請求項1に記載の熱交換器。
【請求項3】
前記中央部の両側に設けられる前記整流凸条部は、同一曲率半径の円弧状に形成されている、
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項4】
前記整流凸条部の曲率半径は3mm以上10mm以下である、
請求項3に記載の熱交換器。
【請求項5】
前記整流凸条部が空気の全体的な進行方向に対して傾く傾斜角度は50度以上80度以下である、
請求項1に記載の熱交換器。
【請求項6】
前記中央部が前記整流面部の幅方向に対して占める割合は0%よりも大きく50%以下である、
請求項1~5のいずれか一項に記載の熱交換器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、熱交換器に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
車両用熱交換器では、通常、フィンの一面にルーバーを設けて、空気と液体との熱交換を促進させる。しかしながら、産業機械等に使用される熱交換器では、使用される環境によって、機械内部に吸引された埃等がルーバーに目詰まりすることがあるため、フィンの面から突出する凸部を設けて、熱交換の促進を図ることがある。
この一例として、特許文献1のような、フィンの一面に空気の整流に供する整流凸部を設けて、熱交換を促進させる熱交換器が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-017465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
整流凸部を設ける熱交換器においては、ルーバーを設ける熱交換器と比較して、熱交換性能が低いことが知られている。また、熱交換器のフィンの表面形状は、熱交換器の通気抵抗に関連する。熱交換器においては、通気抵抗を低減することが望ましい。
【0005】
本発明は、熱交換性能を向上しつつ、通気抵抗を低減した熱交換器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係る熱交換器は、
冷却対象である液体を内部で溜めることが可能な一対のタンクと、
前記タンクの間に設けられ、該液体と空気との間で熱交換を行うコア部と、を備え、
前記コア部は、それぞれの前記タンクの内部と液密に接合されていて、内部に該液体を導入可能な複数のチューブと、複数の前記チューブの間に設けられ、複数の前記チューブと交互に接触するフィンと、を有し、
前記フィンは、複数の前記チューブと接触する接触部と、前記接触部同士の間をつなぐ整流面部とを備え、
前記整流面部は、空気が全体的に流れる方向に延びるように形成されており、
前記整流面部の幅方向の端部が前記接触部であり、
前記整流面部の幅方向の両端部には、長手方向に延びる平面が設けられていて、
前記平面に挟まれた領域における幅方向の両側には、前記整流面部に垂直な方向に突出する整流凸条部が前記長手方向に複数設けられており、
前記平面に挟まれた領域における幅方向の中央部は、前記整流凸条部よりも突出する高さが低く形成されており、
前記整流凸条部は、幅方向の外側から前記中央部に向かって、空気が全体的に流れる方向に傾いて形成されている。
【0007】
本発明によれば、熱交換性能を向上しつつ、通気抵抗を低減した熱交換器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係るラジエータの斜視図である。
図2は、本実施形態に係るコア部の部分拡大図である。
図3は、整流面部の平面図である。
図4は、フィンを空気が全体的に流れる方向から見た図である。
図5は、比較例1に係る整流面部を示す図である。
図6は、比較例2に係る整流面部を示す図である。
図7は、本実施形態のラジエータと比較例1および比較例2に係る解析1を示す図である。
図8は、解析2の解析結果を示している。
図9は、解析3の解析結果を示している。
図10は変形例1に係る整流面部を示す図である。
図11は、変形例2に係る整流面部を示す図である。
図12は、変形例2に係る整流面部を図11のXII方向から見た図である。
図13は、変形例3に係る整流面部を示す図である。
図14は、変形例3に係る整流面部を図13のXIV方向から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。本図面に示された各部材の寸法は、説明の便宜上、実際の各部材の寸法とは異なる場合がある。
【0010】
また、本実施形態の説明では、説明の便宜上、「左右方向」、「前後方向」、「上下方向」について適宜言及する。ここで、「上下方向」は、「上方向」及び「下方向」を含む方向である。「前後方向」は、「前方向」及び「後方向」を含む方向である。「左右方向」は、「左方向」及び「右方向」を含む方向である。以降に説明する図中に示した符号Uは上方向を示す。符号Dは下方向を示す。符号Fは前方向を示す。符号Bは後方向を示す。符号Lは左方向を示す。符号Rは右方向を示す。なお、ラジエータを車両に取り付けたときにこれらの方向が車両について設定される各々の方向と一致するとは限らない。
(【0011】以降は省略されています)

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