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公開番号2024079073
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191789
出願日2022-11-30
発明の名称照明装置
出願人コイト電工株式会社
代理人弁理士法人南青山国際特許事務所
主分類F21K 9/278 20160101AFI20240604BHJP(照明)
要約【課題】演色性に優れた照明装置を提供する。
【解決手段】本発明の一形態に係る照明装置は、少なくとも410nm以上700nm以下の範囲で異なる連続スペクトルを有する第1のLEDと第2のLEDとを有し、第1のLEDと第2のLEDとの混合光を発光する照明装置であって、第1のLEDは、410nm以上470nm以下の第1の波長範囲に第1の最大ピーク波長と、610nm以上700nm以下の第2の波長範囲に第2の最大ピーク波長と、を有し、第2のLEDは、第1の波長範囲に第3の最大ピーク波長と、第2の波長範囲に第4の最大ピーク波長と、を有し、第1の最大ピーク波長から第2の最大ピーク波長までの波長範囲で第1のLEDの発光強度が最小である第1の最小ピーク波長と、第3の最大ピーク波長から第4の最大ピーク波長までの波長範囲で第2のLEDの発光強度が最小である第2の最小ピーク波長とが異なる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも410nm以上700nm以下の波長範囲で互いに異なる連続スペクトルを有する第1のLEDと第2のLEDとを有し、前記第1のLEDが発する光と前記第2のLEDが発する光との混合光を発光する照明装置であって、
前記第1のLEDは、410nm以上470nm以下の第1の波長範囲で最大ピークとなる第1の最大ピーク波長と、610nm以上700nm以下の第2の波長範囲で最大ピークとなる第2の最大ピーク波長と、を有し、
前記第2のLEDは、前記第1の波長範囲で前記第1の最大ピーク波長とは異なる波長で最大ピークとなる第3の最大ピーク波長と、前記第2の波長範囲で前記第2のピーク波長とは異なる波長で最大ピークとなる第4の最大ピーク波長と、を有し、
前記第1の最大ピーク波長から前記第2の最大ピーク波長までの波長範囲で前記第1のLEDの発光強度が最小ピークとなる第1の最小ピーク波長と、前記第3の最大ピーク波長から前記第4の最大ピーク波長までの波長範囲で前記第2のLEDの発光強度が最小ピークとなる第2の最小ピーク波長とが異なる
照明装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
請求項1に記載の照明装置であって、
前記混合光のスペクトルにおいて、前記第1の波長範囲のうちの最大となる発光強度は、前記第2の波長範囲のうち最大となる発光強度の50%以上であり、
前記混合光のスペクトルにおいて、前記第1の波長範囲のうち最大ピークとなる第5の最大ピーク波長から前記第2の波長範囲のうち最大ピークとなる第6の最大ピーク波長までの波長範囲で、最小となる発光強度は、前記第2の波長範囲のうち最大となる発光強度の40%以上である
照明装置。
【請求項3】
請求項1に記載の照明装置であって、
前記混合光のスペクトルにおいて、前記第1の波長範囲のうちの最大となる発光強度は、前記第2の波長範囲のうち最大となる発光強度の70%以上であり、
前記混合光のスペクトルにおいて、前記第5の最大ピーク波長から前記第6の最大ピーク波長までの波長範囲で、最小となる発光強度は、前記第2の波長範囲のうち最大となる発光強度の50%以上である
照明装置。
【請求項4】
請求項1に記載の照明装置であって、
前記第1のLEDの相関色温度は、5000Kであり、
前記第2のLEDの相関色温度は、3000K以上4000K以下であり、
前記混合光の相関色温度は、4000K以上5000K以下である
照明装置。
【請求項5】
請求項1に記載の照明装置であって、
前記第1の最大ピーク波長は、415nm以上430nm以下の範囲にあり、
前記第2の最大ピーク波長は、610nm以上660nm以下の範囲にあり、
前記第1のLEDの相関色温度は、5000Kである
を具備する照明装置。
【請求項6】
請求項1に記載の照明装置であって、
前記第3の最大ピーク波長は、430nm以上460nm以下の範囲にあり、
前記第4の最大ピーク波長は、630nm以上680nm以下の範囲にあり、
前記第2のLEDの相関色温度は、4000Kである
を具備する照明装置。
【請求項7】
請求項1に記載の照明装置であって、
前記混合光の平均演色評価数Raは、90以上である
照明装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、LED(Light Emitting Diode)を用いた照明装置に関するものであり、演色性に優れた照明光を発光させる技術に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
近年、寿命が長く、消費電力が少ないことから光源としてLED照明装置が用いられている。そしてそのLED照明装置の中には演色性に優れた白色光を生成するものがある。例えば、特許文献1には、2つの蛍光体と青色LEDとを有し、2つの蛍光体から放射される光およびLEDから放射される光の3つの光源の混合光を放射し、白色光を生成するランプについて記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2002-60747号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら特許文献1では、発光される光の波長範囲においてそれぞれ放射される光の中心波長間での発光強度にムラがあるため、演色性が優れた照明が求められる場所に提供することが困難であった。
【0005】
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、演色性に優れた照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る照明装置は、少なくとも410nm以上700nm以下の波長範囲で互いに異なる連続スペクトルを有する第1のLEDと第2のLEDとを有し、前記第1のLEDが発する光と前記第2のLEDが発する光との混合光を発光する照明装置であって、
上記第1のLEDは、410nm以上470nm以下の第1の波長範囲で最大ピークとなる第1の最大ピーク波長と、610nm以上700nm以下の第2の波長範囲で最大ピークとなる第2の最大ピーク波長と、を有し、
上記第2のLEDは、上記第1の波長範囲で上記第1の最大ピーク波長とは異なる波長で最大ピークとなる第3の最大ピーク波長と、上記第2の波長範囲で上記第2のピーク波長とは異なる波長で最大ピークとなる第4の最大ピーク波長と、を有し、
上記第1の最大ピーク波長から上記第2の最大ピーク波長までの波長範囲で上記第1のLEDの発光強度が最小ピークとなる第1の最小ピーク波長と、上記第3の最大ピーク波長から上記第4の最大ピーク波長までの波長範囲で上記第2のLEDの発光強度が最小ピークとなる第2の最小ピーク波長とが異なる。
【0007】
上記照明装置によれば、第1の波長範囲と第2の波長範囲とで2つのLEDの最大ピーク波長が異なり、第1の最大ピーク波長から第2の最大ピーク波長までの波長範囲で第1のLEDの発光強度が最小ピークとなる第1の最小ピーク波長と、第3の最大ピーク波長から第4の最大ピーク波長までの波長範囲で第2のLEDの発光強度が最小ピークとなる第2の最小ピーク波長とが異なる。つまり、発光強度が最小となる波長が異なる2つのLEDを用いているため、互いに発光強度が低い部分を補うことができる。これにより、発光スペクトル全体としてムラが抑制され演色性に優れた光を提供することができる。
【0008】
上記混合光のスペクトルにおいて、上記第1の波長範囲のうちの最大となる発光強度は、上記第2の波長範囲のうち最大となる発光強度の50%以上であり、上記混合光のスペクトルにおいて、上記第1の波長範囲のうちの最大ピークとなる第5の最大ピーク波長から上記第2の波長範囲のうち最大ピークとなる第6の最大ピーク波長までの波長範囲で、最小となる発光強度は、上記第2の波長範囲のうち最大となる発光強度の40%以上であってもよい。
【0009】
上記混合光のスペクトルにおいて、上記第1の波長範囲のうちの最大となる発光強度は、上記第2の波長範囲のうち最大となる発光強度の70%以上であり、上記混合光のスペクトルにおいて、上記第5の最大ピーク波長から上記第6の最大ピーク波長までの波長範囲で、最小となる発光強度は、上記第2の波長範囲のうち最大となる発光強度の50%以上であってもよい。
【0010】
上記第1のLEDの相関色温度は、5000Kであり、上記第2のLEDの相関色温度は、3000K以上4000K以下であり、上記混合光の相関色温度は、4000K以上5000K以下であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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