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公開番号2024078997
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191675
出願日2022-11-30
発明の名称バーナ及びボイラ並びにバーナガンの抜去方法
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F23D 11/10 20060101AFI20240604BHJP(燃焼装置;燃焼方法)
要約【課題】バーナガンを抜去する際に、火炉内のガスが漏洩する事態を発生し難くすることを目的とする。
【解決手段】バーナ5は、燃料を噴射するバーナガン30と、火炉の内部空間と火炉の外部空間とを接続し、バーナガン30が挿入され、軸方向に延在する内筒と、内筒の内部へ圧縮空気を供給する圧縮空気供給部50と、を備える。圧縮空気供給部50は、内筒の内部へ圧縮空気を供給する開状態と圧縮空気を供給しない閉状態とを切替える圧縮空気バルブ52を有する。圧縮空気バルブ52は、開位置と閉位置とを移動するレバー53と、レバー53の移動を規制する状態と許容する状態とを切替えるレバーロックピン54と、レバー53が閉位置の状態においてバーナガン30軸方向の移動を規制するとともにレバー53が開位置の状態においてバーナガン30の軸方向の移動を許容するバーナガンロックピン55と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
燃焼ガスが生成される火炉を規定する炉壁に設けられるバーナであって、
燃料を噴射するバーナガンと、
前記火炉の内部空間と前記火炉の外部空間とを接続し、前記バーナガンが挿入され、所定方向に延在する筒部と、
前記筒部の内部へガスを供給するガス供給部と、を備え、
前記ガス供給部は、前記筒部の内部へガスを供給する開状態と、ガスを供給しない閉状態とを切替える弁部を有し、
前記弁部は、前記開状態とする開位置と前記閉状態とする閉位置とを移動するレバーと、前記レバーの移動を規制する状態と許容する状態とを切替えるレバーロック部と、前記レバーが前記閉位置の状態において前記バーナガンの前記筒部に対する前記所定方向の相対移動を規制するとともに前記レバーが前記開位置の状態において前記バーナガンの前記筒部に対する前記所定方向の相対移動を許容するバーナガンロック部と、を有するバーナ。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記バーナガンは、前記所定方向と交差する方向に突出する突出部を有し、
前記バーナガンロック部は、前記レバーが前記閉位置に位置している状態において前記所定方向の前記炉壁とは反対側から前記突出部と当接する当接部を有する請求項1に記載のバーナ。
【請求項3】
前記レバーロック部は、前記レバーが前記閉位置に位置している状態で前記レバーの移動を規制する請求項1に記載のバーナ。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれかに記載のバーナを備えるボイラ。
【請求項5】
燃焼ガスが生成される火炉を規定する炉壁に設けられるバーナにおけるバーナガンの抜去方法であって、
前記バーナは、
燃料を噴射するバーナガンと、
前記火炉の内部空間と前記火炉の外部空間とを接続し、前記バーナガンが挿入され、所定方向に延在する筒部と、
前記筒部の内部へガスを供給するガス供給部と、を備え、
前記ガス供給部は、前記筒部の内部へガスを供給する開状態と、ガスを供給しない閉状態とを切替える弁部を有し、
前記弁部は、前記開状態とする開位置と前記閉状態とする閉位置とを移動するレバーと、前記レバーの移動を規制する状態と許容する状態とを切替えるレバーロック部と、前記レバーが前記閉位置の状態において前記バーナガンの前記筒部に対する前記所定方向の相対移動を規制するとともに前記レバーが前記開位置の状態において前記バーナガンの前記筒部に対する前記所定方向の相対移動を許容するバーナガンロック部と、を有し、
前記レバーロック部を規制状態から許容状態に切り替える切替工程と、
前記レバーを前記閉位置から前記開位置へ移動させるレバー移動工程と、
前記バーナガンを前記筒部から抜去する抜去工程と、を備えるバーナガンの抜去方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、バーナ及びボイラ並びにバーナガンの抜去方法に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
燃料を燃焼させることで蒸気を生成するボイラは、ボイラの火炉壁等に固定され、ボイラの外部から供給される燃料をボイラの火炉内に噴射するバーナを備えている。バーナは、燃料を噴射するバーナガンと、ボイラに固定されバーナガンが挿入される本体部と、を有している。バーナガンは、本体部に適切に挿入されることで、燃料を噴射する先端部が火炉内に位置する。
【0003】
このようなバーナは、メンテナンス等を行う際等に、バーナガンを本体部から抜去する場合がある。このため、バーナガンと本体部とを抜去可能な構成とするバーナが知られている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実公昭60-16831号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
バーナガンの先端部は火炉内に位置している。したがって、バーナガンが挿入される本体部に形成された貫通孔は、火炉の内部空間と火炉の外部空間とを連通している。よって、バーナガンを抜去する際に、貫通孔を介して炉内の高温のガスが漏洩する可能性がある。この事象は、火炉内の圧力が大気圧よりも低い負圧炉であっても、火炉内の一時的な圧力変動等によって発生する可能性がある。
ガスの漏洩を抑制するために、バーナガンを抜去する際に、貫通孔に漏洩を抑制するガス(例えば、圧縮空気等)を供給し、この漏洩抑制ガスによって、火炉の内部空間から外部空間へ向かって貫通孔を流通する高温のガスの流れを阻害することが考えられる。この場合には、漏洩抑制ガスの供給及び停止は、漏洩抑制ガスの供給系統に設けたバルブを手動で操作することによって制御することが考えられる。しかしながら、このような場合には、バーナガンを抜去する際に、バルブの開け忘れ等の理由から、漏洩抑制ガスが供給されずに、火炉内の高温ガスの漏洩してしまう可能性があった。
【0006】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、バーナガンを抜去する際に、火炉内のガスが漏洩する事態を発生し難くすることができるバーナ及びボイラ並びにバーナガンの抜去方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、本開示のバーナ及びボイラ並びにバーナガンの抜去方法は以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係るバーナは、燃焼ガスが生成される火炉を規定する炉壁に設けられるバーナであって、燃料を噴射するバーナガンと、前記火炉の内部空間と前記火炉の外部空間とを接続し、前記バーナガンが挿入され、所定方向に延在する筒部と、前記筒部の内部へガスを供給するガス供給部と、を備え、前記ガス供給部は、前記筒部の内部へガスを供給する開状態と、ガスを供給しない閉状態とを切替える弁部を有し、前記弁部は、前記開状態とする開位置と前記閉状態とする閉位置とを移動するレバーと、前記レバーの移動を規制する状態と許容する状態とを切替えるレバーロック部と、前記レバーが前記閉位置の状態において前記バーナガンの前記筒部に対する前記所定方向の相対移動を規制するとともに前記レバーが前記開位置の状態において前記バーナガンの前記筒部に対する前記所定方向の相対移動を許容するバーナガンロック部と、を有する。
【0008】
本開示の一態様に係るバーナガンの抜去方法は、燃焼ガスが生成される火炉を規定する炉壁に設けられるバーナにおけるバーナガンの抜去方法であって、前記バーナは、燃料を噴射するバーナガンと、前記火炉の内部空間と前記火炉の外部空間とを接続し、前記バーナガンが挿入され、所定方向に延在する筒部と、前記筒部の内部へガスを供給するガス供給部と、を備え、前記ガス供給部は、前記筒部の内部へガスを供給する開状態と、ガスを供給しない閉状態とを切替える弁部を有し、前記弁部は、前記開状態とする開位置と前記閉状態とする閉位置とを移動するレバーと、前記レバーの移動を規制する状態と許容する状態とを切替えるレバーロック部と、前記レバーが前記閉位置の状態において前記バーナガンの前記筒部に対する前記所定方向の相対移動を規制するとともに前記レバーが前記開位置の状態において前記バーナガンの前記筒部に対する前記所定方向の相対移動を許容するバーナガンロック部と、を有し、前記レバーロック部を規制状態から許容状態に切り替える切替工程と、前記レバーを前記閉位置から前記開位置へ移動させるレバー移動工程と、前記バーナガンを前記筒部から抜去する抜去工程と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、バーナガンを抜去する際に、火炉内のガスが漏洩する事態を発生し難くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の実施形態に係るバーナを示す模式的な図である。
本開示の実施形態に係るバーナの要部を示す上面図であって、圧縮空気バルブを全閉状態としている図である。
図2の側面図である。
図2の正面図である。
本開示の実施形態に係るバーナの要部を示す上面図であって、圧縮空気バルブを中間開度状態としている図である。
図5の側面図である。
図5の正面図である。
本開示の実施形態に係るバーナの要部を示す上面図であって、圧縮空気バルブを全開状態としている図である。
図8の側面図である。
図8の正面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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