TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024078855
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022191439
出願日2022-11-30
発明の名称コンクリート天端確認方法及びコンクリート天端確認装置
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E02D 5/34 20060101AFI20240604BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】コンクリート打設時に、コンクリート天端を効率的かつ的確に確認するためのコンクリート天端確認方法及びコンクリート天端確認装置を提供する。
【解決手段】コンクリート天端確認装置A1は、場所打ちコンクリートの杭孔H1に打設したコンクリートE1の天端深度を確認する。コンクリート天端確認装置A1は、検尺テープM1の先端に取り付けられたセンサ装置10から、先端の物性値を取得し、物性値の変化に応じた深度を、検尺テープM1で計測してコンクリートE1の天端深度を判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
場所打ちコンクリートの打設孔に打設したコンクリートの天端深度を確認するためのコンクリート天端確認方法であって、
前記打設孔の深さを計測する検尺材の先端に取り付けられたセンサ装置から、前記先端の物性値を取得し、
前記物性値の変化に応じた深度を、前記検尺材で計測して前記コンクリートの天端深度を判定することを特徴とするコンクリート天端確認方法。
続きを表示(約 280 文字)【請求項2】
前記センサ装置を、前記検尺材の重錘に取り付けることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート天端確認方法。
【請求項3】
場所打ちコンクリートの打設孔に打設したコンクリートの天端深度を確認するためのコンクリート天端確認装置であって、
前記打設孔の深さを計測する検尺材の先端に取り付けられたセンサ装置と、
前記センサ装置から、前記先端の物性値を取得し、前記物性値の変化に応じた深度を、前記検尺材で計測して前記コンクリートの天端深度を判定する管理装置と、を備えたことを特徴とするコンクリート天端確認装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、コンクリートの場所打ちの効率化のためのコンクリート天端確認方法及びコンクリート天端確認装置に属する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
鉄筋コンクリートの場所打ち杭のための杭孔には、掘削したときの孔壁を安定させるために、安定液(ベントナイト溶液である泥水)を注入する。そして、杭孔に鉄筋を挿入した後で、杭孔にコンクリート打設を行なう。この場合、打設コンクリートの天端領域に安定液が混入する。そこで、予めコンクリートを余分に打ち増す。この余盛りコンクリートを、根切り工事の際に、ブレーカー等による斫り作業(杭頭処理)で除去することで、安定液が杭のコンクリートに混入するのを防ぐ。
【0003】
図5に示すように、杭孔H1へのコンクリートE1の打設時に、安定液E2を用いる。ここで、コンクリートE1の天端位置D1の上部に混入領域MA1が存在する。そこで、天端位置D1が設計杭頭位置の深度D2になった場合に、混入領域MA1が含まれる必要余盛り高D3を打設する。余盛りコンクリートの高さは、杭の直径や深さ(杭長)にもより異なるが、例えば約800mm程度である。
【0004】
ブレーカーによる杭頭処理は、労力と時間とを要する。また、斫り作業による騒音や粉塵が生じる。そこで、低振動・低騒音を考慮した杭頭処理工法も検討されている。(例えば、特許文献1参照)。この文献に開示された技術においては、コンクリートが硬化する前に、杭頭部の鉄筋籠内に余盛り処理バケットを用いて、スライムを含むコンクリートを排出する。これにより、杭頭における余盛りコンクリートの残りを設計レベルに合わせる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-291632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、孔内における打設コンクリートの天端位置の特定は困難である。ここで、コンクリート天端の位置を的確に計測できなければ、必要な余盛り高を設けることができない。例えば、設計杭頭に対して、余盛り高が不足する場合には、コンクリート強度の低下を招く可能性がある。一方、必要以上に余盛り高を設けた場合には、杭頭処理に手間がかかる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するためのコンクリート天端確認方法は、場所打ちコンクリートの打設孔に打設したコンクリートの天端深度を確認する。ここでは、前記打設孔の深さを計測する検尺材の先端に取り付けられたセンサ装置から、前記先端の物性値を取得し、前記物性値の変化に応じた深度を、前記検尺材で計測して前記コンクリートの天端深度を判定する。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、コンクリート打設時に、コンクリートの天端位置を効率的かつ的確に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施形態のシステムの説明図である。
実施形態のハードウェア構成の説明図である。
実施形態の確認装置の説明図である。
実施形態のコンクリート天端確認処理の処理手順の説明図である。
従来技術における杭孔の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図1~図4を用いて、コンクリート天端確認方法及びコンクリート天端確認装置を具体化した一実施形態を説明する。
図1に示すように、本実施形態では、場所打ちコンクリート杭のための杭孔H1(打設孔)内のコンクリートE1の天端位置D1を確認する。杭孔H1は、ベントナイトを含む安定液E2で満たされる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社大林組
反射板
5日前
株式会社大林組
コンクリート打設方法
12日前
株式会社大林組
補強構造及び施工方法
15日前
株式会社大林組
搬送方法及び搬送補助装置
1日前
株式会社大林組
粘度計測方法及び粘度計測装置
1日前
株式会社大林組
方法、プログラム、及び制御装置
20日前
株式会社大林組
建設作業施工方法及び建設作業施工装置
25日前
株式会社大林組
建設作業施工方法及び建設作業施工装置
29日前
株式会社大林組
吊り用治具及びこれを用いた鋼管杭建込方法
18日前
株式会社エコスティック
コンクリート圧送方法
12日前
株式会社大林組
汚染水拡散抑制方法、及び汚染水拡散抑制システム
20日前
株式会社大林組
電力管理システム、電力管理方法及び電力管理プログラム
6日前
株式会社大林組
コンクリート天端確認方法及びコンクリート天端確認装置
14日前
株式会社大林組
遠隔装填システム、制御装置、遠隔装填方法、及びプログラム
14日前
個人
不同沈下の修正工法
1か月前
株式会社刃
掘削攪拌装置
27日前
UBEマシナリー株式会社
除塵機
1か月前
日本ソリッド株式会社
衝撃吸収体
12日前
株式会社メーサイ
地質調査装置
1か月前
五洋建設株式会社
改質土
1か月前
丸紅建材リース株式会社
切梁装置
6日前
株式会社 林物産発明研究所
マンホール蓋
27日前
日立建機株式会社
作業機械
13日前
戸田建設株式会社
水底堆積土砂の吸引装置
1か月前
ブラザー工業株式会社
空調システム
今日
株式会社竹中工務店
建物のレベル調整構造
5日前
ナカダ産業株式会社
支柱構造体の施工方法
1か月前
株式会社進富
杭基礎構造
26日前
大和ハウス工業株式会社
監視用システム
8日前
コベルコ建機株式会社
作業機械
8日前
株式会社新生工務
建物用基礎の製造方法。
5日前
前田工繊株式会社
吹付基盤材
1日前
鹿島建設株式会社
橋脚および地下構造物の構築方法
1か月前
日本製鉄株式会社
堤防
15日前
ヤンマーホールディングス株式会社
作業機械
26日前
株式会社エスイー
地盤アンカー頭部定着部の拘束装置
5日前
続きを見る