TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024078411
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2023185770
出願日2023-10-30
発明の名称補強構造及び施工方法
出願人株式会社大林組,株式会社堀江建築工学研究所,コーリョー建販株式会社
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類E04C 5/18 20060101AFI20240603BHJP(建築物)
要約【課題】後施工で開口を補強できる構造または方法を提供する。
【解決手段】コンクリート構造物に形成された開口に挿入される筒状部を有する挿入部材と、前記筒状部の外周面と前記開口の内周面との間に注入される硬化剤と、を備える、補強構造。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
コンクリート構造物に形成された開口に挿入される筒状部を有する挿入部材と、
前記筒状部の外周面と前記開口の内周面との間に注入される硬化剤と、を備える、
補強構造。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記挿入部材は、
前記開口の一端側から挿入される第1部と、
前記開口の他端側から挿入される第2部と、を有する、
請求項1に記載の補強構造。
【請求項3】
前記挿入部材は、前記筒状部から前記筒状部の径方向外方に延びる板状の板状部をさらに有する、請求項1に記載の補強構造。
【請求項4】
前記板状部は、前記筒状部の端部に固定された、請求項3に記載の補強構造。
【請求項5】
前記板状部は、前記外周面と前記内周面との両方に接触する、請求項3に記載の補強構造。
【請求項6】
前記板状部は、前記筒状部の一端部に固定された第1板状部と、前記筒状部の他端部に固定された第2板状部と、を有し、
前記開口と平行に延び、前記第1板状部と前記第2板状部とに接続される棒状の棒部材を、補強構造がさらに備える、
請求項3に記載の補強構造。
【請求項7】
前記開口と平行に延び、前記板状部と前記筒状部とに接続される棒状の棒部材をさらに備える、
請求項3に記載の補強構造。
【請求項8】
前記棒部材は、前記外周面と前記内周面との両方に接触する、請求項6または7に記載の補強構造。
【請求項9】
前記挿入部材は、前記第1部の前記一端側の端部に固定された第1板状部と、前記第2部の前記他端側の端部に固定された第2板状部と、をさらに有し、
前記開口と平行に延び、前記第1部と前記第2板状部とに接続された棒状の第1棒部材と、
前記開口と平行に延び、前記第2部と前記第1板状部とに接続された棒状の第2棒部材と、を補強構造がさらに備える、
請求項2に記載の補強構造。
【請求項10】
前記硬化剤は、前記コンクリート構造物と前記板状部との間に位置する、
請求項3から5のいずれか1項に記載の補強構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、補強構造及び施工方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、鉄筋コンクリート構造物に設けられた開口については、開口の周囲を補強することが行われている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-144415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の方法では、鉄筋や補強板をコンクリート打設前に設置し、コンクリート構造物に埋め込むことが必要であり、コンクリート打設後に新たに開口を設けた場合に一般的に対応できるものではなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、一実施形態として、コンクリート構造物に形成された開口に挿入される筒状部を有する挿入部材と、前記筒状部の外周面と前記開口の内周面との間に注入される硬化剤と、を備える、補強構造を提供する。
【0006】
また本発明は、一実施形態として、コンクリート構造物に形成された開口に筒状部を有する挿入部材を挿入する工程と、前記筒状部の外周面と前記開口の内周面との間に硬化剤を注入する工程と、を含む、コンクリート構造物の補強方法を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、後施工で開口を補強できる構造または方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態の補強構造を設置した鉄筋コンクリート梁の(a)側面図、(b)図1(a)における1B線による断面図、(c)挿入部材の正面図、及び(d)硬化剤を一部において充填しない場合の側面図である。
第1実施形態の補強構造を鉄筋コンクリート梁に設置する状況を示す図であり、(a)開口形成、(b)挿入部材の挿入、(c)シーリング、及び(d)硬化剤注入の各工程を示す。
第1実施形態の工程を示すフローチャートである。
第2実施形態の補強構造を設置した鉄筋コンクリート梁を示す図であり、(a)鋼棒取付、及び(b)ナット締付の各工程を示す。
第2、第3、第4、第5実施形態の工程を示すフローチャートである。
鉄筋コンクリート梁において、開口の周囲に働く力の一例を示す説明図である。
第3実施形態の補強構造を設置した鉄筋コンクリート梁の(a)断面図、及び(b)側面図である。
第4実施形態の補強構造を設置した鉄筋コンクリート梁の(a)断面図、及び(b)側面図である。
第5実施形態の補強構造を設置した鉄筋コンクリート梁の(a)断面図、及び(b)側面図である。
変形例の補強構造を設置した鉄筋コンクリート梁の(a)断面図、及び(b)側面図である。
変形例による鋼管の接続を説明する図であり、(a)側面図、(b)断面図の一例、及び(c)断面図のさらに別の例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
<第1実施形態>
以下、本発明の開口の補強構造の一実施形態である補強構造10について図面に基づき説明する。
【0010】
図1(a)は、本実施形態の補強構造10が適用された鉄筋コンクリート梁20の側面図であり、同図(b)は、同図(a)における1b-1b断面図である。これらの図に示すように、鉄筋コンクリート梁20には、幅方向に貫通する貫通孔である開口21が形成されており、この開口21を利用して設備配管などが設置される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社大林組
反射板
9日前
株式会社大林組
扉装置
1か月前
株式会社大林組
仕上げ材
1か月前
株式会社大林組
採暖装置
2日前
株式会社大林組
採光装置
1か月前
株式会社大林組
内装構造
1か月前
株式会社大林組
仮屋根装置
1か月前
株式会社大林組
屋根及び建物
1か月前
株式会社大林組
柱梁接続構造
1か月前
株式会社大林組
シーリング材
1か月前
株式会社大林組
柱梁接続構造
1か月前
株式会社大林組
土砂採取装置
1か月前
株式会社大林組
亀裂を補修する装置
1か月前
株式会社大林組
亀裂を補修する方法
1か月前
株式会社大林組
水和反応物生成方法
2日前
株式会社大林組
通風型温度調節装置
1か月前
株式会社大林組
亀裂を補修する装置
1か月前
株式会社大林組
筒状構造物の建設方法
1か月前
株式会社大林組
補強構造及び施工方法
19日前
株式会社大林組
コンクリート打設方法
16日前
株式会社大林組
柱基礎構造の設計方法
1か月前
株式会社大林組
柱梁接続構造の設計方法
1か月前
株式会社大林組
壁のせん断強度評価方法
2日前
株式会社大林組
内装構造、及び、内装方法
1か月前
株式会社大林組
搬送方法及び搬送補助装置
5日前
株式会社大林組
プレキャスト部材の製造方法
1か月前
株式会社大林組
プレキャスト部材の製造方法
1か月前
株式会社大林組
構造物及び構造物の設計方法
1か月前
株式会社大林組
地盤改良材及び地盤改良工法
1か月前
株式会社大林組
グレア推定方法またはシステム
1か月前
株式会社大林組
粘度計測方法及び粘度計測装置
5日前
株式会社大林組
セメント組成物の表面仕上方法
1か月前
株式会社大林組
方法、プログラム、及び制御装置
24日前
株式会社大林組
ルーバー構造体及びルーバー部材
2日前
株式会社大林組
目標認識方法、プログラム及び装置
1か月前
株式会社大林組
作業認識方法、プログラム及び装置
1か月前
続きを見る