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公開番号2024070972
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-24
出願番号2022181639
出願日2022-11-14
発明の名称地盤改良材及び地盤改良工法
出願人株式会社大林組
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類C09K 17/02 20060101AFI20240517BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約【課題】CO2の排出量削減及び六価クロムの溶出量低減を図りつつ、水和反応を阻害する物質を含む対象地盤に所望の強度を安定的に発現させる。
【解決手段】対象地盤の土壌に混合して攪拌し、前記対象地盤を改良する地盤改良材であって、高炉スラグ及び石膏を含有する混合主材と、該混合主材に添加される生石灰とを含み、高炉スラグは、40質量%以上80質量%以下、石膏は、5質量%以上25質量%以下、生石灰は、前記混合主材100質量%に対して10質量%以上50質量%以下である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対象地盤の土壌に混合して攪拌し、前記対象地盤を改良する地盤改良材であって、
高炉スラグ及び石膏を含有する混合主材と、
該混合主材に添加される生石灰とを含み、
高炉スラグは、40質量%以上80質量%以下、
石膏は、5質量%以上25質量%以下、
生石灰は、前記混合主材100質量%に対して10質量%以上50質量%以下であることを特徴とする地盤改良材。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
請求項1に記載の地盤改良材において、
前記混合主材に、セメント系固化材を35質量%以下含むことを特徴とする地盤改良材。
【請求項3】
請求項1に記載の地盤改良材を用いた地盤改良工法であって、
粉体状の前記地盤改良材を前記土壌に供給し、撹拌混合することを特徴とする地盤改良工法。
【請求項4】
請求項1に記載の地盤改良材を用いた地盤改良工法であって、
前記地盤改良材に水を添加してスラリー状にしたのち、前記土壌に供給して撹拌混合することを特徴とする地盤改良工法。
【請求項5】
請求項3または4に記載の地盤改良工法であって、
前記土壌が、水和反応を阻害する物質を含むことを特徴とする地盤改良工法。
【請求項6】
請求項3または4に記載の地盤改良工法であって、
前記土壌が、火山灰質粘性土であることを特徴とする地盤改良工法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、対象地盤を改良する地盤改良材及び地盤改良工法に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、軟弱な地盤に所望の強度を発現させるべく、セメント系固化材と現地土とを混合攪拌する地盤改良工事が実施されている。
【0003】
例えば、特許文献1には、セメント系固化材に消石灰や生石灰、もしくはセメント焼成炉プレヒーターから抽出されたセメント原料粉末を混合し、これを、軟弱土壌や浚渫廃土などの対象地盤の土壌に供給して、攪拌する地盤改良工法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-120059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
対象地盤をなす土壌が、セメントによる水和反応を阻害する成分を多く含む場合、特許文献1の地盤改良工法では、所望の強度発現が得られない可能性がある。また、水和反応が阻害されると、セメントに含まれる六価クロムを固定できる水和物の生成も妨げられる。このため、固定されなかった六価クロムが土壌環境基準を超えて溶出するおそれが生じる。
【0006】
さらに、セメント系固化材は、製造時に膨大な量のCO

を排出することが知られている。したがって、近年の国際的な課題のひとつであるCO

排出量の削減に寄与できない。
【0007】
本発明は、かかる課題に鑑みなされたものであって、CO

の排出量削減及び六価クロムの溶出量低減を図りつつ、水和反応を阻害する物質を含む対象地盤に所望の強度を安定的に発現させることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる目的を達成するため本発明の地盤改良材は、対象地盤の土壌に混合して攪拌し、前記対象地盤を改良する地盤改良材であって、高炉スラグ及び石膏を含有する混合主材と、該混合主材に添加される生石灰とを含み、高炉スラグは、40質量%以上80質量%以下、石膏は、5質量%以上25質量%以下、生石灰は、前記混合主材100質量%に対して10質量%以上50質量%以下であることを特徴とする。
【0009】
本発明の地盤改良材は、前記混合主材に、セメント系固化材を35質量%以下含むことを特徴とする。
【0010】
本発明の地盤改良工法は、粉体状の前記地盤改良材を前記土壌に供給し、撹拌混合することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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