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公開番号2024108797
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-13
出願番号2023013366
出願日2023-01-31
発明の名称セメント組成物性能評価方法
出願人株式会社大林組
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類G01N 11/00 20060101AFI20240805BHJP(測定;試験)
要約【課題】セメント組成物の性能を適切に評価する。
【解決手段】一端に圧送装置が設置され、他端が閉塞された所定長さのパイプの内部にセメント組成物を流し込む流入工程と、前記圧送装置を用いて、前記パイプ内のセメント組成物を圧縮する圧縮工程と、前記パイプ内の圧縮後のセメント組成物の性能を評価する評価工程とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
一端に圧送装置が設置され、他端が閉塞された所定長さのパイプの内部にセメント組成物を流し込む流入工程と、
前記圧送装置を用いて、前記パイプ内のセメント組成物を圧縮する圧縮工程と、
前記パイプ内の圧縮後のセメント組成物の性能を評価する評価工程と、
を有することを特徴とするセメント組成物性能評価方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
請求項1に記載のセメント組成物性能評価方法であって、
前記圧縮工程では、単位圧縮エネルギーの圧縮を所定回数行う、
ことを特徴とするセメント組成物性能評価方法。
【請求項3】
請求項1に記載のセメント組成物性能評価方法であって、
前記評価工程では、前記圧縮工程の前のセメント組成物の性能との比較により、前記パイプ内の圧縮後のセメント組成物の性能を評価する、
ことを特徴とするセメント組成物性能評価方法。
【請求項4】
請求項1に記載のセメント組成物性能評価方法であって、
計画するセメント組成物の圧送の計画圧送距離と、前記圧縮の圧縮エネルギーと、前記パイプ内の圧縮後のセメント組成物の性能とから、前記計画するセメント組成物の圧送の性能を評価する、
ことを特徴とするセメント組成物性能評価方法。
【請求項5】
請求項1に記載のセメント組成物性能評価方法であって、
前記所定長さのパイプは、単位長さの単位パイプが複数接続されており、
第1圧縮工程と、
前記第1圧縮工程の後に、或る単位パイプを切り離す第1切り離し工程と、
前記或る単位パイプ内のセメント組成物の性能を評価する第1評価工程と、
を有することを特徴とするセメント組成物性能評価方法。
【請求項6】
請求項5に記載のセメント組成物性能評価方法であって、
前記第1切り離し工程の後に行う第2圧縮工程と、
前記第2圧縮工程の後に、別の単位パイプを切り離す第2切り離し工程と、
前記別の単位パイプ内のセメント組成物の性能を評価する第2評価工程と、
を有することを特徴とするセメント組成物性能評価方法。
【請求項7】
請求項1に記載のセメント組成物性能評価方法であって、
前記圧縮の圧縮力の積算値と、前記パイプ内の圧縮後のセメント組成物の性能との関係を評価する、
ことを特徴とするセメント組成物性能評価方法。
【請求項8】
請求項1~7の何れかに記載のセメント組成物性能評価方法であって、
前記セメント組成物は、軽量骨材を含み、
前記圧縮の圧縮力の積算値に基づく前記軽量骨材の吸水率と前記パイプの内部の圧縮後のセメント組成物の性能との関係を評価する、
ことを特徴とするセメント組成物性能評価方法。
【請求項9】
請求項1に記載のセメント組成物性能評価方法であって
前記セメント組成物として、増粘剤を含む増粘剤含有セメント組成物と、増粘剤を含まない増粘剤非含有セメント組成物と、が準備され、
前記増粘剤含有セメント組成物についての前記パイプ内の圧縮後のセメント組成物の性能の評価と、前記増粘剤非含有セメント組成物についての前記パイプ内の圧縮後のセメント組成物の性能の評価とから、前記増粘剤の評価を行う、
ことを特徴とするセメント組成物性能評価方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、セメント組成物性能評価方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
建設現場において、コンクリート(セメント組成物の一例)は、配管(パイプ)を介して打設場所に圧送されている。この圧送の距離(圧送距離)が長い場合や高所に圧送する場合、コンクリートに圧力がかかることにより、配管内で閉塞することがある。そこで、例えば特許文献1には、配管内のコンクリートに、配管の両端から交互に繰り返しの加圧履歴を与えて、閉塞するまでの圧送回数(加圧力の積算値)を算出し、コンクリートの圧送性を評価することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-102059号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
骨材として軽量骨材を用いた軽量コンクリートでは、圧送する際に、コンクリート中の水分が軽量骨材に吸収されやすい。つまり、加圧されることによってコンクリートの性能(流動性など)が変化するおそれがある。このため上記の方法では、加圧力の積算値からコンクリートの性能を適切に評価できないおそれがある。
【0005】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、セメント組成物の性能を適切に評価することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための主たる発明は、一端に圧送装置が設置され、他端が閉塞された所定長さのパイプの内部にセメント組成物を流し込む流入工程と、前記圧送装置を用いて、前記パイプ内のセメント組成物を圧縮する圧縮工程と、前記パイプ内の圧縮後のセメント組成物の性能を評価する評価工程と、を有することを特徴とするセメント組成物性能評価方法である。
【0007】
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、セメント組成物の性能を適切に評価することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態における圧送評価装置の概略説明図である。
本実施形態におけるコンクリート30の性能評価方法を示すフロー図である。
図3A~図3Cは、圧縮状態の一例を示す説明図である。
通常コンクリートと軽量コンクリートの性能の評価結果を示す図である。
軽量コンクリートにおいて増粘剤の条件を異ならせた場合の性能の評価結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
(【0011】以降は省略されています)

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