TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024081846
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-19
出願番号2022195318
出願日2022-12-07
発明の名称電力管理システム、電力管理方法及び電力管理プログラム
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類H02J 3/14 20060101AFI20240612BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】商用電源を効率的に利用するための電力管理を行なう電力管理システム、電力管理方法及び電力管理プログラムを提供する。
【解決手段】管理サーバ20は、商用電源に接続された施設の負荷L1への電力供給を制御する制御部21を備える。そして、制御部21が、天気予報情報を取得し、天気予報情報に応じて、再生可能エネルギー量を予測し、施設で利用される需要予測量に対して、商用電源から供給される電力のコストが低くなるように、再生可能エネルギー量を用いて、駐車場に駐車された電気自動車を含めた蓄電池の充放電を行なう。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
商用電源に接続された施設の負荷への電力供給を制御する制御部を備えた電力管理システムであって、
前記制御部が、
天気予報情報を取得し、
前記天気予報情報に応じて、再生可能エネルギー量を予測し、
前記施設で利用される需要予測量に対して、前記商用電源から供給される電力のコストが低くなるように、前記再生可能エネルギー量を用いて、前記施設の駐車場に駐車された電気自動車を含めた蓄電池の充放電を行なうことを特徴とする電力管理システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記制御部が、前記商用電源からの電力のピークを上限値内に納めるピークカットにより、前記電力のコストが低くなるように充放電を行なうことを特徴とする請求項1に記載の電力管理システム。
【請求項3】
前記制御部が、前記電気自動車の駐車状況を予測して、前記蓄電池の利用可能容量を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の電力管理システム。
【請求項4】
前記制御部が、前記電気自動車の出庫時刻に基づいて、前記蓄電池の利用可能容量を算出することを特徴とする請求項3に記載の電力管理システム。
【請求項5】
前記制御部が、前記施設の利用状況を予測して、前記需要予測量を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の電力管理システム。
【請求項6】
前記制御部が、前記利用状況を、前記天気予報情報を用いて予測することを特徴とする請求項5に記載の電力管理システム。
【請求項7】
前記制御部が、前記利用状況を、社会情勢の指標を用いて予測することを特徴とする請求項5に記載の電力管理システム。
【請求項8】
商用電源に接続された施設の負荷への電力供給を制御する制御部を備えた電力管理システムを用いて、電力供給を制御する方法であって、
前記制御部が、
天気予報情報を取得し、
前記天気予報情報に応じて、再生可能エネルギー量を予測し、
前記施設で利用される需要予測量に対して、前記商用電源から供給される電力のコストが低くなるように、前記再生可能エネルギー量を用いて、前記施設の駐車場に駐車された電気自動車を含めた蓄電池の充放電を行なうことを特徴とする電力管理方法。
【請求項9】
商用電源に接続された施設の負荷への電力供給を制御する制御部を備えた電力管理システムを用いて、電力供給を制御するための電力管理プログラムであって、
前記制御部を、
天気予報情報を取得し、
前記天気予報情報に応じて、再生可能エネルギー量を予測し、
前記施設で利用される需要予測量に対して、前記商用電源から供給される電力のコストが低くなるように、前記再生可能エネルギー量を用いて、前記施設の駐車場に駐車された電気自動車を含めた蓄電池の充放電を行なう手段として機能させるための電力管理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、効率的な電力管理を行なうための電力管理システム、電力管理方法及び電力管理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
ZEB(Net Zero Energy Building)では、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指す。このため、省エネと創エネが行なわれている。ここで、創エネとしては、太陽光発電を用いることが多い。そこで、太陽光発電等の再生可能エネルギーを活用することにより、中小規模の建物への適用や、数多くの建物に導入するための電力需要予測装置が検討されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1に記載された電力需要予測装置は、電力需要を予測する日の周期である対象周期毎に天気予報として供給される予報天気に類似する、対象周期と同一の時間帯の周期の天気を履歴データベースから抽出する。更に、類似した天気の周期に含まれる単位時間毎の電力需要を特定することにより、対象周期の単位時間毎の電力需要の予測値を予測する。
【0003】
また、電気自動車の蓄電池を分散型電源として用いる電力管理システムも検討されている(例えば、特許文献2を参照)。特許文献2に記載された電力管理システムは、電気自動車から供給される直流電力を交流電力に変換するとともに、電圧調整を行なう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-198486号公報
特開2018-182925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
創エネとして用いられる太陽光発電において、昼間の余剰分は、電力会社の配電線に戻したり(逆潮流)、リチウムイオン蓄電池(LiB)等の電力貯蔵設備に貯めたりする必要がある。電力貯蔵を行なう場合には、昼間に充電するとともに、夜間に放電することが多い。この場合、発電状況や電力消費状況に合わせた制御が困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する電力管理システムは、商用電源に接続された施設の負荷への電力供給を制御する制御部を備える。そして、前記制御部が、天気予報情報を取得し、前記天気予報情報に応じて、再生可能エネルギー量を予測し、前記施設で利用される需要予測量に対して、前記商用電源から供給される電力のコストが低くなるように、前記再生可能エネルギー量を用いて、前記施設の駐車場に駐車された電気自動車を含めた蓄電池の充放電を行なう。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、商用電源を効率的に利用するための電力管理を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態の電力管理システムの説明図である。
実施形態の電力系統の説明図である。
実施形態のハードウェア構成の説明図である。
実施形態の処理手順の説明図である。
実施形態の処理手順の説明図である。
実施形態の処理手順の説明図である。
実施形態の電力量の説明図である。
別例の利用可能期間及び充電期間の説明図である。
別例の処理手順の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1~図7に従って、電力管理システム、電力管理方法及び電力管理プログラムの一実施形態を説明する。本実施形態では、施設の需要電力を、太陽光発電及び蓄電池の充放電で対応する。ここでは、施設としてオフィスビル(建物)を想定する。
【0010】
図1に示すように、本実施形態の電力管理システムA1では、ネットワークを介して接続された建物の建物設備10、管理サーバ20、天候情報サイト30等を用いる。
建物設備10は、空調設備、照明設備、エレベータ設備等、電力を消費する負荷L1を備える。更に、建物設備10は、太陽電池11、固定蓄電池12、駐車場装置13を備える。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社大林組
建物
2か月前
株式会社大林組
反射板
9日前
株式会社大林組
扉装置
1か月前
株式会社大林組
採暖装置
2日前
株式会社大林組
制振建物
2か月前
株式会社大林組
採光装置
1か月前
株式会社大林組
内装構造
1か月前
株式会社大林組
仕上げ材
1か月前
株式会社大林組
仮屋根装置
1か月前
株式会社大林組
地下貯留槽
2か月前
株式会社大林組
土砂採取装置
1か月前
株式会社大林組
シーリング材
1か月前
株式会社大林組
柱梁接続構造
1か月前
株式会社大林組
屋根及び建物
1か月前
株式会社大林組
柱梁接続構造
1か月前
株式会社大林組
亀裂を補修する方法
1か月前
株式会社大林組
亀裂を補修する装置
1か月前
株式会社大林組
通風型温度調節装置
1か月前
株式会社大林組
水和反応物生成方法
2日前
株式会社大林組
亀裂を補修する装置
1か月前
株式会社大林組
筒状構造物の建設方法
1か月前
株式会社大林組
コンクリート打設方法
16日前
株式会社大林組
補強構造及び施工方法
19日前
株式会社大林組
柱基礎構造の設計方法
1か月前
株式会社大林組
壁のせん断強度評価方法
2日前
株式会社大林組
柱梁接続構造の設計方法
1か月前
株式会社大林組
搬送方法及び搬送補助装置
5日前
株式会社大林組
内装構造、及び、内装方法
1か月前
株式会社大林組
プレキャスト部材の製造方法
1か月前
株式会社大林組
構造物及び構造物の設計方法
1か月前
株式会社大林組
地盤改良材及び地盤改良工法
1か月前
株式会社大林組
プレキャスト部材の製造方法
1か月前
株式会社大林組
粘度計測方法及び粘度計測装置
5日前
株式会社大林組
グレア推定方法またはシステム
1か月前
株式会社大林組
セメント組成物の表面仕上方法
1か月前
株式会社大林組
方法、プログラム、及び制御装置
24日前
続きを見る