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公開番号2024078287
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022190733
出願日2022-11-29
発明の名称ミシン外付けユニット
出願人JUKI株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類D05B 35/00 20060101AFI20240603BHJP(縫製;刺しゅう;タフティング)
要約【課題】ミシンを用いた縫製において縫い目の品質を向上させる。
【解決手段】生地を保持する保持部と、ミシンのベッドに着脱可能であり、保持部をベッドの上面に沿って駆動する駆動部と、ミシンの縫い針の上下方向の位置を検出する位置検出部と、位置検出部の検出結果に基づいて、駆動部による保持部の駆動を制御する制御部とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
生地を保持する保持部と、
ミシンのベッドに着脱可能であり、前記保持部を前記ベッドの上面に沿って駆動する駆動部と、
前記ミシンの縫い針の上下方向の位置を検出する位置検出部と、
前記位置検出部の検出結果に基づいて、前記駆動部による前記保持部の駆動を制御する制御部と
を備えるミシン外付けユニット。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記ミシンに信号を出力する信号出力部を更に備え、
前記制御部は、前記縫い針を駆動する針駆動信号を前記信号出力部から前記ミシンに出力させる
請求項1に記載のミシン外付けユニット。
【請求項3】
前記制御部は、前記位置検出部の検出結果に基づいて前記縫い針が前記生地から抜けているか否かを検出し、前記縫い針が前記生地から抜けている期間に前記保持部の駆動を行うように前記駆動部を制御する
請求項1に記載のミシン外付けユニット。
【請求項4】
前記制御部は、前記縫い針が前記生地から抜けている期間内において前記保持部の駆動を開始するタイミングを変更可能である
請求項3に記載のミシン外付けユニット。
【請求項5】
前記保持部は、前記縫い針を上下方向に通過させる開口部を有し、
前記開口部は、前記ベッドの上面に沿って互いに直交する第1方向及び第2方向に延びる部分を有する
請求項1に記載のミシン外付けユニット。
【請求項6】
前記制御部は、前記位置検出部の検出結果に基づいて前記縫い針が上死点又はその近傍の上昇位置に到達したこと検出可能であり、
前記制御部は、前記縫い針が前記上昇位置に到達した場合に前記保持部を所定の原点位置に移動するように前記駆動部を制御する
請求項5に記載のミシン外付けユニット。
【請求項7】
前記位置検出部は、
前記縫い針が前記生地から抜けて上昇する場合に前記縫い針と一体となって上昇するように前記ミシンに支持され、上下方向に沿ってパターンが形成された移動体と、
上下方向への移動が規制された状態で前記ミシンに支持され、前記パターンの移動を検出するセンサと、を有する
請求項1に記載のミシン外付けユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ミシン外付けユニットに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
ミシンに係る技術分野において、特許文献1に開示されているような、いわゆる本縫いミシンと呼ばれるミシンが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-212194号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のミシンにおいて、ボタンホールを縫製する際には、例えば生地を保持する枠と、縫い針の上下動の動力を枠の水平方向への駆動力に変換するラチェット機構と、動作が刻まれたコマと用いることで、枠をボタンホールの形状に動かすようにしていた。ミシンを用いてボタンホール等のパターンを縫製する際、縫い目の品質を向上させることが求められる。
【0005】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであり、ミシンを用いた縫製において縫い目の品質を向上させることが可能なミシン外付けユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従えば、生地を保持する保持部と、ミシンのベッドに着脱可能であり、前記保持部を前記ベッドの上面に沿って駆動する駆動部と、前記ミシンの縫い針の上下方向の位置を検出する位置検出部と、前記位置検出部の検出結果に基づいて、前記駆動部による前記保持部の駆動を制御する制御部とを備えるミシン外付けユニットが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、ミシンを用いた縫製において縫い目の品質を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係るミシン外付けユニットを装着した状態のミシンを模式的に示す斜視図である。
図2は、ミシンとミシン外付けユニットとを分解した分解斜視図である。
図3は、保持部及び筐体の外観の一例を示す斜視図である。
図4は、保持部を上方から見た状態の一例を示す図である。
図5は、保持部の動作の一例を模式的に示す図である。
図6は、位置検出部の一例を示す斜視図である。
図7は、位置検出部の動作の一例を模式的に示す図である。
図8は、第1光センサ及び第2光センサから出力される電気信号の一例を示す図である。
図9は、制御部の一例を示す機能ブロック図である。
図10は、駆動部による駆動の一例を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係るミシン外付けユニットの実施形態を図面に基づいて説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
【0010】
実施形態においては、ミシン1に規定されたミシン座標系に基づいて各部の位置関係について説明する。ミシン座標系は、3次元直交座標系により規定される。ミシン座標系は、X軸、Y軸、及びZ軸により規定される。X軸は、所定面に規定される。Y軸は、所定面においてX軸と直交するように規定される。Z軸は、所定面と直交するように規定される。実施形態において、所定面は水平面と平行であり、Z軸と平行な方向は上下方向であることとする。また、実施形態において、所定面を適宜、XY平面、と称する。
(【0011】以降は省略されています)

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