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公開番号2024077812
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022189988
出願日2022-11-29
発明の名称糸巻取機
出願人村田機械株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B65H 67/052 20060101AFI20240603BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】巻取装置の数の増加に起因する通信速度の低下を抑制する。
【解決手段】自動ワインダ10は、複数の巻取ユニット11(巻取装置)と、各々が1以上の巻取ユニット11を制御する複数のユニット制御部21と、機台制御装置13と、複数のユニット制御部21と機台制御装置13とを通信接続する複数のバス配線BLと、を備える。複数の巻取ユニット11は、第1グループGAに属する第1グループ巻取ユニット11Aと、第2グループGBに属する第2グループ巻取ユニット11Bと、を有する。複数のユニット制御部21は、第1グループ巻取ユニット11Aを制御する第1制御部21Aと、第2グループ巻取ユニット11Bを制御する第2制御部21Bと、を有する。複数のバス配線BLは、第1制御部21Aと機台制御装置13とを通信接続する第1バス配線BL1と、第2制御部21Bと機台制御装置13とを通信接続する第2バス配線BL2と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
糸を巻き取ってパッケージをそれぞれ形成可能に構成された複数の巻取装置と、
前記複数の巻取装置のうち1以上の巻取装置にそれぞれ割り当てられ、各々が、割り当てられた前記1以上の巻取装置を制御する複数の制御部と、
前記複数の制御部を管理する管理部と、
前記複数の制御部と前記管理部とを通信接続する複数のバス配線と、を備え、
前記複数の巻取装置は、所定の第1グループに属する第1グループ巻取装置と、前記第1グループとは別の第2グループに属する第2グループ巻取装置と、を有し、
前記複数の制御部は、前記第1グループ巻取装置を制御する第1制御部と、前記第2グループ巻取装置を制御する第2制御部と、を有し、
前記複数のバス配線は、前記第1制御部と前記管理部とを通信接続する第1バス配線と、前記第2制御部と前記管理部とを通信接続する第2バス配線と、を有することを特徴とする糸巻取機。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記第1バス配線及び前記第2バス配線のうち少なくとも一方のバス配線に設けられ、前記少なくとも一方のバス配線上の電気信号の波形を整形可能に構成された波形整形部、を備えることを特徴とする請求項1に記載の糸巻取機。
【請求項3】
前記管理部、前記第1グループ巻取装置及び前記第2グループ巻取装置は、所定の第1方向に並べて配置され、
前記第2グループ巻取装置は、前記第1方向において、前記第1グループ巻取装置を隔てて前記管理部と反対側に配置され、
前記波形整形部は、前記第1バス配線及び前記第2バス配線のうち前記第2バス配線にのみ設けられていることを特徴とする請求項2に記載の糸巻取機。
【請求項4】
前記複数の巻取装置は、前記第1グループ及び前記第2グループとは別の第3グループに属する第3グループ巻取装置を有し、
前記複数の制御部は、前記第3グループ巻取装置を制御する第3制御部を有し、
前記第3グループ巻取装置は、前記第1方向において、前記第1グループ巻取装置及び前記第2グループ巻取装置を隔てて前記管理部と反対側に配置され、
前記第3制御部は、前記第2バス配線によって、前記波形整形部を介して前記管理部と通信接続されていることを特徴とする請求項3に記載の糸巻取機。
【請求項5】
前記波形整形部は、
前記第1方向において、前記第2グループ巻取装置のうち前記管理部から最も遠い位置に配置された第1巻取装置と重なる位置、前記第3グループ巻取装置のうち前記管理部に最も近い位置に配置された第2巻取装置と重なる位置、又は前記第1巻取装置と前記第2巻取装置との間の位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の糸巻取機。
【請求項6】
前記第1制御部及び前記第2制御部は、電気信号の波形を整形する波形整形部を介さずに前記管理部と通信接続されていることを特徴とする請求項1に記載の糸巻取機。
【請求項7】
前記複数の巻取装置がそれぞれ前記パッケージを形成することを補助可能に構成された補助ユニットと、
前記補助ユニットを制御する補助制御部と、
前記第1バス配線及び前記第2バス配線とは別に設けられ、前記補助制御部と前記管理部とを通信接続する第3バス配線と、を備え、
前記管理部は、所定の配線基板上に形成された電子回路を有し、
前記電子回路は、
前記第1バス配線及び前記第2バス配線と、前記第3バス配線との間に介在するように配置され、電気信号に含まれた情報に応じて当該電気信号の送信先を選択可能に構成された選択部、を有することを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の糸巻取機。
【請求項8】
前記電子回路は、前記第1バス配線及び前記第2バス配線のうち少なくとも一方と、前記第3バス配線との間のトラフィック量を検出可能に構成された検出部、を有することを特徴とする請求項7に記載の糸巻取機。
【請求項9】
前記複数の制御部の各々は、
前記複数の巻取装置のうち割り当てられた前記1以上の巻取装置の各々の稼働に関する稼働情報を取得し、
前記稼働情報のうち最も新しい第1稼働情報と、前記稼働情報のうち第1稼働情報よりも前に且つ最後に前記管理部に送信された第2稼働情報との差分である差分情報を抽出し、
前記第1稼働情報の代わりに前記差分情報を前記管理部に送信することを特徴とする請求項1~8のいずれかに記載の糸巻取機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、糸巻取機に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された糸巻取機は、糸をそれぞれ巻き取る複数の巻取装置と、複数の巻取装置との間で電気信号を送受信可能な制御装置(以下、管理部)とを備える。複数の巻取装置は、1本の通信路(以下、バス配線)によって管理部と通信接続されている。バス配線上には、配線抵抗等に起因する電気信号の歪みを修正するリピータ(波形整形部)が配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-67473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、1つの糸巻取機あたり設けられる巻取装置の数はますます増加している。糸巻取機において、1本のバス配線によって管理部と接続される巻取装置の数が多くなると、バス配線の長尺化や分岐配線の増加等の種々の原因により、電気信号の歪みが大きくなりうる。この問題を解決するために、バス配線に設けられる波形整形部の数を増やすと、管理部と、バス配線の管理部側とは反対側の端に配置された巻取装置との間で伝達される電気信号は、多くの波形整形部を介して伝達される。このため、波形整形部による電気信号の処理時間の増加に起因して、通信速度が大きく低下してしまう。例えば、電気信号が波形整形部を介すると、電気信号の通信速度が半減することがある。
【0005】
本発明の目的は、巻取装置の数の増加に起因する通信速度の低下を抑制することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明の糸巻取機は、糸を巻き取ってパッケージをそれぞれ形成可能に構成された複数の巻取装置と、前記複数の巻取装置のうち1以上の巻取装置にそれぞれ割り当てられ、各々が、割り当てられた前記1以上の巻取装置を制御する複数の制御部と、前記複数の制御部を管理する管理部と、前記複数の制御部と前記管理部とを通信接続する複数のバス配線と、を備え、前記複数の巻取装置は、所定の第1グループに属する第1グループ巻取装置と、前記第1グループとは別の第2グループに属する第2グループ巻取装置と、を有し、前記複数の制御部は、前記第1グループ巻取装置を制御する第1制御部と、前記第2グループ巻取装置を制御する第2制御部と、を有し、前記複数のバス配線は、前記第1制御部と前記管理部とを通信接続する第1バス配線と、前記第2制御部と前記管理部とを通信接続する第2バス配線と、を有することを特徴とする。
【0007】
本発明では、第1制御部が第1バス配線を介して管理部と接続され、第2制御部が第2バス配線を介して管理部と接続されている。このため、それぞれのバス配線に接続される機器の数を低減させること等により、電気信号の歪みを抑制できる。したがって、電気信号の波形を整形する必要が生じることを抑制できる。以上により、巻取装置の数の増加に起因する通信速度の低下を抑制できる。
【0008】
第2の発明の糸巻取機は、前記第1の発明において、前記第1バス配線及び前記第2バス配線のうち少なくとも一方のバス配線に設けられ、前記少なくとも一方のバス配線上の電気信号の波形を整形可能に構成された波形整形部、を備えることを特徴とする。
【0009】
糸巻取機に波形整形部が設けられる必要がある場合でも、本発明では、複数のバス配線が設けられているので、波形整形部の数を少なく抑えることができる。
【0010】
第3の発明の糸巻取機は、前記第2の発明において、前記管理部、前記第1グループ巻取装置及び前記第2グループ巻取装置は、所定の第1方向に並べて配置され、前記第2グループ巻取装置は、前記第1方向において、前記第1グループ巻取装置を隔てて前記管理部と反対側に配置され、前記波形整形部は、前記第1バス配線及び前記第2バス配線のうち前記第2バス配線にのみ設けられていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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