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公開番号2024073419
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-29
出願番号2024019342,2022091269
出願日2024-02-13,2019-04-05
発明の名称快適雑音の生成のサポート
出願人テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G10L 19/012 20130101AFI20240522BHJP(楽器;音響)
要約【課題】2つ以上のチャネルのための快適雑音の効率的生成を可能にする方法、送信ノード、プログラム並びに受信ノード、受信ノードにおける快適雑音の生成のための方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】送信ノードが実行し、受信ノードにおける少なくとも2つのオーディオチャネルのための快適雑音の生成をサポートするための方法は、少なくとも2つの入力オーディオチャネルのオーディオ信号のスペクトル特性を判定することと、オーディオ信号間の空間コヒーレンスを判定することと、を含む。知覚的重要性尺度に関連付けられる空間コヒーレンスの圧縮表現を、知覚的重要性尺度に従って各周波数帯内の空間コヒーレンスに重み付けすることによって、周波数帯毎に判定する。スペクトル特性に関する情報及び周波数帯毎の空間コヒーレンスの圧縮表現を、受信ノードにおける快適雑音の生成を可能にするために受信ノードにシグナリングする。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
受信ノードにおける少なくとも2つのオーディオチャネルのための快適雑音の生成をサポートするための、送信ノードによって実行される方法であって、
少なくとも2つの入力オーディオチャネルのオーディオ信号のスペクトル特性を判定すること(S102)と、
それぞれの前記入力オーディオチャネルの前記オーディオ信号間の空間コヒーレンスを判定すること(S104)であって、前記空間コヒーレンスは、知覚的重要性尺度に関連付けられる、空間コヒーレンスを判定すること(S104)と、
前記空間コヒーレンスを周波数帯に分けること(S106)であって、前記空間コヒーレンスの圧縮表現は、前記知覚的重要性尺度に従って各周波数帯内の前記空間コヒーレンスに重み付けすることによって周波数帯ごとに判定される、周波数帯に分けること(S106)と、
前記受信ノードにおける前記少なくとも2つのオーディオチャネルのための前記快適雑音の前記生成を可能にするための、前記スペクトル特性に関する情報および前記周波数帯ごとの前記空間コヒーレンスの前記圧縮表現に関する情報を前記受信ノードにシグナリングすること(S108)と
を含む、方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記空間コヒーレンスの前記圧縮表現が、周波数帯ごとの1つの単一値である、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記知覚的重要性尺度が、前記少なくとも2つの入力オーディオチャネルの前記スペクトル特性に基づく、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記知覚的重要性尺度が、前記少なくとも2つの入力オーディオチャネルのパワースペクトルに基づいて判定される、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記知覚的重要性尺度が、前記少なくとも2つの入力オーディオチャネルの加重和のパワースペクトルに基づいて判定される、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記スペクトル特性の所与の値の前記知覚的重要性尺度が、前記少なくとも2つの入力オーディオチャネルの前記オーディオ信号の合計のパワースペクトルに基づく、請求項1または2に記載の方法。
【請求項7】
より高いエネルギを有する周波数係数の値に対応する前記空間コヒーレンス値が、より低いエネルギを有する周波数係数の値に対応する前記空間コヒーレンス値と比較して、前記空間コヒーレンスの前記1つの単一値により多くの影響を及ぼすように、各周波数帯内の前記空間コヒーレンス値が、重み付けされる、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
lr(m,n)=l(m,n)+r(m,n)のエネルギスペクトル|LR(m,k)|

、ここで、l(m,n)が、左のチャネルの入力信号を示し、r(m,n)が、右のチャネルの入力信号を示す、は、フレームm内の前記知覚的重要性尺度を規定し、前記空間コヒーレンス値を重み付けするために使用される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
フレームインデックスmおよび周波数帯bの前記空間コヒーレンスの1つの単一値C

(m,b)が、
TIFF
2024073419000062.tif
18
170
として判定され、ここで、N
band
が、周波数帯の総数を示し、limit(b)が、周波数帯bの最低の周波数ビンを示す、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
受信ノードにおける少なくとも2つのオーディオチャネルのための快適雑音の生成をサポートするための送信ノード(200a)であって、処理回路(210)を備え、前記処理回路が、
少なくとも2つの入力オーディオチャネルのオーディオ信号のスペクトル特性を判定することと、
それぞれの前記入力オーディオチャネルの前記オーディオ信号間の空間コヒーレンスを判定することであって、前記空間コヒーレンスは、前記知覚的重要性尺度に関連付けられる、空間コヒーレンスを判定することと、
前記空間コヒーレンスを周波数帯に分けることであって、前記空間コヒーレンスの圧縮表現は、前記知覚的重要性尺度に従って各周波数帯内の前記空間コヒーレンスに重み付けすることによって、周波数帯ごとに判定される、周波数帯に分けることと、
前記受信ノードにおける前記少なくとも2つのオーディオチャネルのための前記快適雑音の前記生成を可能にするための、前記スペクトル特性に関する情報および周波数帯ごとの前記空間コヒーレンスの前記圧縮表現に関する情報を前記受信ノードにシグナリングすることと
を前記送信ノードに行わせるように設定された、送信ノード。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書で提示される実施形態は、受信ノードにおける少なくとも2つのオーディオチャネルのための快適雑音の生成をサポートするための方法、送信ノード、コンピュータプログラム、およびコンピュータプログラム製品に関する。本明細書で提示される実施形態はさらに、受信ノードにおける快適雑音の生成のための方法、受信ノード、コンピュータプログラム、およびコンピュータプログラム製品に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
通信ネットワークでは、所与の通信プロトコル、そのパラメータ、および通信ネットワークが配備された物理環境のための優れた性能および容量を獲得するための課題が存在し得る。
【0003】
たとえば、電気通信ネットワークにおける容量は、継続的に増加しているが、ユーザごとの必要とされる資源使用量を制限することは、いまだに関心事である。モバイル電気通信ネットワークにおいて、通話ごとに必要とされる資源使用量が少ないことは、モバイル電気通信ネットワークが多数のユーザに並行してサービスを提供され得ることを意味する。資源使用量を下げることはまた、ユーザ側のデバイス(端末デバイスなど)とネットワーク側のデバイス(ネットワークノードなど)との両方において電力消費の低下をもたらす。これは、端末デバイスにおいて体感されるバッテリ寿命の延長および通話時間の増加を可能にしつつ、ネットワークオペレータのためのエネルギおよびコスト節減につながる。
【0004】
モバイル電気通信ネットワークにおける音声通信アプリケーションの必要とされる資源使用量を減らすための1つの機構は、音声における自然な休止を活用することである。さらに詳細には、ほとんどの会話では、一度に一方の関係者だけがアクティブであり、したがって、1つの通信方向における音声の休止が、通常は、信号の過半数を占めることになる。この特質を利用して必要な資源使用量を減らすための1つの方法は、音声の休止中にアクティブ信号エンコーディングが中断される、間欠送信(DTX:Discontinuous Transmission)システムを使用することである。
【0005】
音声の休止の間、受信側における快適雑音発生器(CNG:Comfort Noise Generator)システムが、最初の雑音と類似の特性を有する背景雑音で前述の休止を埋めることができるように、背景雑音の非常に低いビットレートのエンコーディングを送信することが一般的である。背景雑音は維持され、音声とともにオンおよびオフを切り替えられないので、音声の休止時に静寂を有することに比べて、CNGは、サウンドをより自然にさせる。音声の休止時の完全な静寂は、一般に、不快に受け取られ、通話が切られたという誤解をしばしばもたらす。
【0006】
DTXシステムは、アクティブ信号エンコーディングを使用するか低レート背景雑音エンコーディングを使用するかを送信デバイスに指示する、音声活動検出器(VAD:Voice Activity Detector)にさらに頼り得る。この点において、送信デバイスは、背景雑音と音声を区別するだけではなく、関連性があると見なされた音楽または他の信号タイプを検出するようにも設定され得る、(ジェネリック)サウンド活動検出器((Generic)Sound Activity Detector:GSADまたはSAD)を使用することによって、他のソースタイプを区別するように設定することができる。
【0007】
通信サービスは、ステレオまたはマルチチャネルオーディオ送信をサポートすることによって、さらに強化することができる。これらの場合、DTX/CNGシステムはまた、心地よく聞こえる快適雑音を提供するために、信号の空間特性を考慮することができる。
【0008】
快適雑音を生成するための一般的機構は、音声の休止時に背景雑音のエネルギおよびスペクトル形状に関する情報を送信することになる。これは、音声セグメントの通常のコーディングよりも有意に少ない数のビットを使用して行われ得る。
【0009】
受信デバイス側において、快適雑音は、疑似ランダム信号を作成することと、次いで、送信デバイスから受信された情報に基づくフィルタで信号のスペクトルを形成することとによって、生成される。信号生成およびスペクトル形成は、時間または周波数ドメインにおいて実行され得る。
【発明の概要】
【0010】
本明細書の実施形態の目的は、2つ以上のチャネルのための快適雑音の効率的生成を可能にすることである。
(【0011】以降は省略されています)

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