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公開番号2024070519
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-23
出願番号2022181060
出願日2022-11-11
発明の名称組成物及びそれを用いた発光素子
出願人住友化学株式会社
代理人弁理士法人秀和特許事務所
主分類C08L 65/00 20060101AFI20240516BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】輝度寿命に優れる発光素子の製造に有用な組成物を提供する。
【解決手段】式(1)で表される化合物の残基を有する構成単位を含む高分子化合物1と、式(Z)で表される構成単位のみで構成されている高分子化合物2とを含む組成物(式中、A環~C環は芳香族炭化水素環又は芳香族複素環;Xは、B、P、P=O、P=S等;Y1、Y2はN-Ry、O、S、Se等;ArZ1はアリーレン基)。
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【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
式(1)で表される化合物の残基を有する構成単位を含む高分子化合物1と、式(Z)で表される構成単位のみで構成されている高分子化合物2とを含む、組成物。
TIFF
2024070519000145.tif
61
170
[式中、
A環、B環及びC環は、それぞれ独立に、芳香族炭化水素環又は芳香族複素環を表し、これらの環は置換基を有していてもよい。
B環とC環とは、-Y

-で表される基を介して結合していてもよい。
Xは、ホウ素原子、リン原子、P=O、P=S、アルミニウム原子、ガリウム原子、ヒ素原子、Si-Rx又はGe-Rxを表す。Rxは、アリール基又はアルキル基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。


、Y

及びY

は、それぞれ独立に、N-Ry、酸素原子、硫黄原子又はセレン原子を表す。Ryは、水素原子、アリール基、1価の複素環基、又はアルキル基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。Ryが複数存在する場合、同一であっても異なっていてもよい。Ryは、直接又は連結基を介して、前記A環、前記B環又は前記C環と結合していてもよい。]
TIFF
2024070519000146.tif
13
170
[式中、Ar
Z1
は、アリーレン基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。]
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
前記高分子化合物1の吸収端波長λ1と前記高分子化合物2の吸収端波長λ2とは、λ1-λ2≧10nmを満たす、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記高分子化合物2の含有量が、高分子化合物1と高分子化合物2との合計の含有量を100質量部とした場合、30~50質量部である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記式(1)で表される化合物の残基を有する構成単位が、式(3)で表される構成単位である、請求項1に記載の組成物。
TIFF
2024070519000147.tif
45
170
[式中、
d、e、f及びgは、それぞれ独立に、0~2の整数である。
pAは、0~5の整数である。pAが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。


は、アルキレン基、シクロアルキレン基、アリーレン基、2価の複素環基、-NR’-で表される基、酸素原子又は硫黄原子を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。R’は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。J

が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
Ar

、Ar

及びAr

は、それぞれ独立に、アリーレン基又は2価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。Ar

、Ar

及びAr

が複数存在する場合、それらは各々同一でも異なっていてもよい。

X4
は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。R
X4
が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
Q’’は、前記式(1)で表される化合物の残基を表す。]
【請求項5】
前記Xが、ホウ素原子である、請求項1に記載の組成物。
【請求項6】
前記Y

及びY

が、N-Ryである、請求項1又は5に記載の組成物。
【請求項7】
B環とC環とが、-Y

-で表される基を介して結合していない、請求項1又は5に記載の組成物。
【請求項8】
前記式(3)で表される構成単位が、式(51)で表される構成単位である、請求項4に記載の組成物。
TIFF
2024070519000148.tif
76
170
[式中、

21
、R
22
、R
23
、R
24
、R
25
、R
26
、R
27
、R
28
、R
29
、R
30
及びR
31
は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基、アリールオキシ基、1価の複素環基、又は、置換アミノ基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。
Ry’は、直接結合、アリーレン基、2価の複素環基、又はアルキレン基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。複数存在するRy’は、同一でも異なっていてもよい。
Ar

、Ar

、Ar

、R
X4
、J

,pA、d、e、f及びgは、前記と同じ意味を表す。]
【請求項9】
前記式(Z)で表される構成単位が、式(Y-1)又は式(Y-2)で表される構成単位である、請求項1に記載の組成物。
TIFF
2024070519000149.tif
31
170
[式中、R
Y1
は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。複数存在するR
Y1
は、同一でも異なっていてもよく、隣接するR
Y1
同士は互いに結合して、それぞれが結合する炭素原子と共に環を形成していてもよい。]
TIFF
2024070519000150.tif
36
170
[式中、

Y1
は前記と同じ意味を表す。

Y1
は、-C(R
Y2


-、-C(R
Y2
)=C(R
Y2
)-、-C(R
Y2


-C(R
Y2


-又は-C(R
Y2


-C(R
Y2


-C(R
Y2


-で表される基を表す。R
Y2
は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、シクロアルコキシ基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。複数存在するR
Y2
は、同一でも異なっていてもよく、R
Y2
同士は互いに結合して、それぞれが結合する炭素原子と共に環を形成していてもよい。]
【請求項10】
前記高分子化合物2が、前記式(Z)で表される構成単位を2種以上含み、且つ、前記式(Z)で表される構成単位同士が結合した構造を有する、請求項1に記載の組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、組成物及びそれを用いた発光素子に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)【背景技術】
【0002】
発光素子に用いられる発光材料としては、例えば、下記式で表される高分子化合物が検討されている(特許文献1)。
【0003】
TIFF
2024070519000001.tif
49
170
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2019/004248号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の高分子化合物を用いて製造される発光素子は、輝度寿命の点で、改善の余地がある。
そこで、本発明は、輝度寿命に優れる発光素子の製造に有用な組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の[1]~[13]を提供する。
[1] 式(1)で表される化合物の残基を有する構成単位を含む高分子化合物1と、式(Z)で表される構成単位のみで構成されている高分子化合物2とを含む、組成物。
TIFF
2024070519000002.tif
61
170
[式中、
A環、B環及びC環は、それぞれ独立に、芳香族炭化水素環又は芳香族複素環を表し、これらの環は置換基を有していてもよい。
B環とC環とは、-Y

-で表される基を介して結合していてもよい。
Xは、ホウ素原子、リン原子、P=O、P=S、アルミニウム原子、ガリウム原子、ヒ素原子、Si-Rx又はGe-Rxを表す。Rxは、アリール基又はアルキル基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。


、Y

及びY

は、それぞれ独立に、N-Ry、酸素原子、硫黄原子又はセレン原子を表す。Ryは、水素原子、アリール基、1価の複素環基、又はアルキル基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。Ryが複数存在する場合、同一であっても異なっていてもよい。Ryは、直接又は連結基を介して、前記A環、前記B環又は前記C環と結合していてもよい。]
TIFF
2024070519000003.tif
13
170
[式中、Ar
Z1
は、アリーレン基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。][2] 前記高分子化合物1の吸収端波長λ1と前記高分子化合物2の吸収端波長λ2とは、λ1-λ2≧10nmを満たす、[1]に記載の組成物。
[3] 前記高分子化合物2の含有量が、高分子化合物1と高分子化合物2との合計の含有量を100質量部とした場合、30~50質量部である、[1]又は[2]に記載の組成物。
[4] 前記式(1)で表される化合物の残基を有する構成単位が、式(3)で表される構成単位である、[1]~[3]のいずれかに記載の組成物。
TIFF
2024070519000004.tif
45
170
[式中、
d、e、f及びgは、それぞれ独立に、0~2の整数である。
pAは、0~5の整数である。pAが複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。


は、アルキレン基、シクロアルキレン基、アリーレン基、2価の複素環基、-NR’-で表される基、酸素原子又は硫黄原子を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。R’は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。J

が複数存在する場合、それらは同一でも異なっていてもよい。
Ar

、Ar

及びAr

は、それぞれ独立に、アリーレン基又は2価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。Ar

、Ar

及びAr

が複数存在する場合、それらは各々同一でも異なっていてもよい。

X4
は、水素原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基又は1価の複素環基を表し、これらの基は置換基を有していてもよい。R
X4
が複数存在する場合、それらは
同一でも異なっていてもよい。
Q’’は、前記式(1)で表される化合物の残基を表す。]
[5] 前記Xが、ホウ素原子である、[1]~[4]のいずれかに記載の組成物。
[6] 前記Y

及びY

が、N-Ryである、[1]~[5]のいずれかに記載の組成物。
[7] B環とC環とが、-Y

-で表される基を介して結合していない、[1]~[6]のいずれかに記載の組成物。
[8] 前記式(3)で表される構成単位が、式(51)で表される構成単位である、[4]に記載の組成物。
TIFF
2024070519000005.tif
76
170
[式中、

21
、R
22
、R
23
、R
24
、R
25
、R
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、輝度寿命に優れる発光素子の製造に有用な組成物、及び、当該組成物を含有する発光素子を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0009】
<共通する用語の説明>
本明細書で共通して用いられる用語は、特記しない限り、以下の意味である。
【0010】
「室温」とは、25℃を意味する。
Meはメチル基、Etはエチル基、Buはブチル基、i-Prはイソプロピル基、t-Buはtert-ブチル基を表す。
(【0011】以降は省略されています)

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