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公開番号2024069867
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-22
出願番号2022180120
出願日2022-11-10
発明の名称振動デバイス
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H03H 9/02 20060101AFI20240515BHJP(基本電子回路)
要約【課題】振動素子の振動特性の劣化を抑えることが可能な振動デバイスを提供する。
【解決手段】ベース10は、貫通孔63と、貫通孔63の側面63aに配置された側面絶縁層31と、を有し、蓋体は、ベース10の第1面10aの側に配置され、ベース10の第2面10bの側において、貫通孔63と平面視で重なる領域にパッド64が配置された、振動デバイスであって、側面絶縁層31の上からパッド64の上に亘って配置された第1導電層32と、第1導電層32の材質と異なる第2導電層33と、を備え、第2導電層33は、貫通孔63に配置された第1導電層32の上である第1部分33Aと、第1部分33Aに連続し、ベース10の第1面10aにおいて振動素子とパッド64とを電気的に接続する第2部分33Bと、第1部分33A及び第2部分33Bと離間する領域であって、平面視で振動素子を囲む形状である第3部分と、に配置されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ベースと、蓋体と、振動素子と、を含み、
前記ベースは、第1面と、前記第1面と表裏関係にある第2面と、前記第1面から前記第2面に貫通する貫通孔と、前記貫通孔の側面に配置された側面絶縁層と、を有し、
前記蓋体は、前記ベースの前記第1面の側に配置され、
前記ベースの前記第2面の側において、前記貫通孔と平面視で重なる領域にパッドが配置された、振動デバイスであって、
前記側面絶縁層の上から前記パッドの上に亘って配置された第1導電層と、
前記第1導電層の材質と異なる第2導電層と、
を備え、
前記第2導電層は、
前記貫通孔に配置された前記第1導電層の上である第1部分と、
前記第1部分に連続し、前記ベースの前記第1面において前記振動素子と前記パッドとを電気的に接続する第2部分と、
前記第1部分及び前記第2部分と離間する領域であって、平面視で前記振動素子を囲む形状である第3部分と、
に配置されている、振動デバイス。
続きを表示(約 800 文字)【請求項2】
請求項1に記載の振動デバイスであって、
前記第3部分に配置された前記第2導電層が前記蓋体と接合され、
前記ベースと前記蓋体とによって囲まれた空間に、前記振動素子が収容されている、振動デバイス。
【請求項3】
請求項1に記載の振動デバイスであって、
前記ベースは、半導体基板を含み、
前記半導体基板の前記第1面に、前記第2導電層の前記第3部分が配置されている、振動デバイス。
【請求項4】
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の振動デバイスであって、
前記第1導電層は、Cu及びAlのうち少なくとも一方を含む、振動デバイス。
【請求項5】
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の振動デバイスであって、
前記第2導電層は、Auを含む、振動デバイス。
【請求項6】
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の振動デバイスであって、
前記第1導電層は、Cu及びAlのうち少なくとも一方を含み、
前記第2導電層は、Auを含む、振動デバイス。
【請求項7】
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の振動デバイスであって、
前記第2導電層の前記第2部分と前記第1面との間に、前記第1導電層が配置されている、振動デバイス。
【請求項8】
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の振動デバイスであって、
前記側面絶縁層は、前記第1面側の開口幅より、前記第2面側の開口幅の方が狭くなっているテーパー形状の樹脂である、振動デバイス。
【請求項9】
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の振動デバイスであって、
前記ベースには、前記振動素子を発振させる発振回路が配置されている、振動デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動デバイスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シリコン基板と蓋体とを接合して、振動素子を気密に収容した振動デバイスにおいて、振動素子の配線を外部に引き出すために、シリコン基板の貫通孔の側面及び底面に電極を形成する構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-195116号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、貫通孔に形成された電極の膜厚が薄くなりやすく、電極の電気的な抵抗が高くなることから、振動素子の振動特性が劣化する恐れがあるという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
振動デバイスは、ベースと、蓋体と、振動素子と、を含み、前記ベースは、第1面と、前記第1面と表裏関係にある第2面と、前記第1面から前記第2面に貫通する貫通孔と、前記貫通孔の側面に配置された側面絶縁層と、を有し、前記蓋体は、前記ベースの前記第1面の側に配置され、前記ベースの前記第2面の側において、前記貫通孔と平面視で重なる領域にパッドが配置された、振動デバイスであって、前記側面絶縁層の上から前記パッドの上に亘って配置された第1導電層と、前記第1導電層の材質と異なる第2導電層と、を備え、前記第2導電層は、前記貫通孔に配置された前記第1導電層の上である第1部分と、前記第1部分に連続し、前記ベースの前記第1面において前記振動素子と前記パッドとを電気的に接続する第2部分と、前記第1部分及び前記第2部分と離間する領域であって、平面視で前記振動素子を囲む形状である第3部分と、に配置されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
振動デバイスの構成を示す斜視図。
振動デバイスの構成を示す平面図。
図2に示す振動デバイスのA-A線に沿う断面図。
図3に示す振動デバイスのB部を拡大して示す断面図。
図3に示す振動デバイスのB部を上方から見た平面図。
振動デバイスの接合領域周辺の構成を示す断面図。
振動デバイスの一部の製造方法を示す断面図。
振動デバイスの一部の製造方法を示す断面図。
振動デバイスの一部の製造方法を示す断面図。
振動デバイスの一部の製造方法を示す断面図。
振動デバイスの一部の製造方法を示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下の各図においては、互いに直交する3つの軸を、X軸、Y軸、及びZ軸として説明する。また、X軸に沿う方向を「X方向」、Y軸に沿う方向を「Y方向」、Z軸に沿う方向を「Z方向」とし、矢印の方向が+方向であり、+方向と反対の方向を-方向とする。なお、+Z方向を「上」又は「上方」又は「表側」、-Z方向を「下」又は「下方」又は「裏側」ということもあり、+Z方向及び-Z方向から見ることを平面視あるいは平面的ともいう。また、Z方向+側の面を「上面」又は「表面」、これと反対側となるZ方向-側の面を「下面」又は「裏面」として説明する。
【0008】
まず、図1~図3を参照しながら、振動デバイス100の構成について説明する。なお、図2に示す振動デバイス100は、内部の構成を説明する便宜上、蓋体20を外した状態を図示している。
【0009】
図1に示すように、振動デバイス100は、ベース10と、ベース10の上に配置された蓋体20と、ベース10と蓋体20とを接合する接合層30と、ベース10に搭載された振動素子40(図3参照)と、を備えている。
【0010】
図2及び図3に示すように、振動素子40は、ベース10の第1面10aに固定されている。振動素子40は、例えば、水晶基板からなる素子基板41と、素子基板41の蓋体20側に配置された第1励振電極42と、素子基板41のベース10側に配置された第2励振電極43と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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