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公開番号2024065773
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022174792
出願日2022-10-31
発明の名称道路標示材
出願人TOPPANホールディングス株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E01F 9/512 20160101AFI20240508BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】予め地面にプライマー等を塗布せずに設置面に取り付けられる道路標示材を提供する。
【解決手段】道路標示材1は、結晶性プラスチックを主成分とし、顔料および反射材のすくなくとも一方を含有する層状の基材10と、基材10上に形成され、結晶構造を含む熱可塑性樹脂を主成分とする熱可塑性接着層20とを備える。JIS K7133で規定される125℃30分の熱収縮率は1%以下であり、JIS K 7128-3に準拠して測定した加熱溶融後の引き裂き強度が10N/mm以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
結晶性プラスチックを主成分とし、顔料および反射材のすくなくとも一方を含有する層状の基材と、
前記基材上に形成され、結晶構造を含む熱可塑性樹脂を主成分とする熱可塑性接着層と、
を備え、
JIS K7133で規定される125℃30分の熱収縮率が1%以下であり、
JIS K 7128-3に準拠して測定した加熱溶融後の引き裂き強度が10N/mm以下である、
道路標示材。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
前記結晶性プラスチックとして、オレフィン系樹脂、α-オレフィン系樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体の少なくとも一つを含む、
請求項1に記載の道路標示材。
【請求項3】
前記熱可塑性樹脂は、エポキシを有する官能基を含むポリマーである、
請求項1に記載の道路標示材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、路面等に各種標示を形成するための道路標示材に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
道路や駐車場等の地面には、センターラインや路側帯等を示す線や、制限速度や規制の内容等を示すための数字や文字等の各種標示が設けられる。
このような標示は、調製した塗料等を地面に塗布することによって形成するのが一般的であるが、施工に長時間かかることや、作業者によって質がばらつきやすい等の問題がある。
【0003】
この問題に関し、特許文献1には、加熱されて設置面へ付着する道路標示シートが開示されている。この道路標示シートは、加熱によって軟化または溶融する熱可塑性を有する基材シートを複数備え、その一部の外形が数字や文字等の形状になっている。したがって、形成される標示の外観が作業者によってばらつきにくいという利点がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6685862号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1の道路標示シートは、熱可塑性接着剤を含むが、これは、基材シートどうしを一体にすることを目的としたものであり、設置面への接合においては、予め地面にプライマー等が塗布され、設置面に接着力を付与することが一般的である。
しかしながら、このプライマーの塗布作業には時間と労力を多く要するため、これを必要とせずに設置できる道路標示材が求められている。
【0006】
上記を踏まえ、本発明は、予め地面にプライマー等を塗布せずに設置面に取り付けられる道路標示材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、結晶性プラスチックを主成分とし、顔料および反射材の少なくとも一方を含有する層状の基材と、基材上に形成され、結晶構造を含む熱可塑性樹脂を主成分とする熱可塑性接着層とを備える道路標示材である。
この道路標示材は、JIS K7133で規定される125℃30分の熱収縮率が1%以下であり、JIS K 7128-3に準拠して測定した加熱溶融後の引き裂き強度が10N/mm以下である。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る道路標示材は、予め地面にプライマー等を塗布せずに設置面に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係る道路標示材の模式平面図である。
同道路標示材の模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の一実施形態について、図1を参照して説明する。
図1は、本実施形態の道路標示材1を示す平面図であり、図2は、道路標示材1の模式断面図である。図1において、道路標示材1は、矢印の形の平面形状を有しているが、これは一例であり、所望の標示内容の一部または全部を構成する、文字、線、絵柄、図形等とすることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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