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公開番号2024064469
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-14
出願番号2022173078
出願日2022-10-28
発明の名称振動デバイス
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H03H 9/02 20060101AFI20240507BHJP(基本電子回路)
要約【課題】電気的特性の劣化を抑えることが可能な、振動デバイスを提供する。
【解決手段】一方面に配置された第1励振電極11A、及び、他方面に配置された第2励振電極11B、を有する振動素子12と、振動素子12を囲む枠部と、を備えた素子基板と、枠部の一方面に接合されたリッド基板と、枠部の他方面に接合されたベース基板と、振動素子12と電気的に接続された発振回路を含む半導体素子と、を有し、枠部と、リッド基板と、ベース基板とにより、振動素子12及び半導体素子を収容するキャビティーが設けられ、ベース基板は、第2励振電極11Bと対向する面に配置され、第1励振電極11Aと半導体素子とを電気的に接続する第1配線31を含み、第1配線31は、平面視で、第2励振電極11Bと重ならない位置に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
一方面に配置された第1励振電極、及び、他方面に配置された第2励振電極、を有する振動素子と、前記振動素子を囲む枠部と、を備えた素子基板と、
前記枠部の一方面に接合された第1基板と、
前記枠部の他方面に接合された第2基板と、
前記振動素子と電気的に接続された発振回路を含む半導体素子と、
を有し、
前記枠部と、前記第1基板と、前記第2基板とにより、前記振動素子及び前記半導体素子を収容するキャビティーが設けられ、
前記第2基板は、前記第2励振電極と対向する面に配置され、前記第1励振電極と前記半導体素子とを電気的に接続する第1配線を含み、
前記第1配線は、平面視で、前記第2励振電極と重ならない位置に配置されている、振動デバイス。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
請求項1に記載の振動デバイスであって、
前記振動素子は、前記第2励振電極に接続された第2引出電極を備え、
前記第1配線は、平面視で、前記第2励振電極、及び、前記第2引出電極と重ならない位置に配置されている、振動デバイス。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の振動デバイスであって、
前記第2基板は、前記第2励振電極と対向する面に配置され、前記第2励振電極と前記半導体素子とを電気的に接続する第2配線を含み、
前記第1配線は、前記第2基板の一方側に配置され、
前記第2配線は、前記第2基板の前記一方側と反対の方向である他方側に配置されている、振動デバイス。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載の振動デバイスであって、
前記振動素子は、前記第1励振電極に接続された第1引出電極を備え、
前記第1引出電極は、平面視で、前記第1配線と重なる位置に配置されている、振動デバイス。
【請求項5】
請求項2に記載の振動デバイスであって、
前記第2基板は、前記第2励振電極と対向する面に配置され、前記第2励振電極と前記半導体素子とを電気的に接続する第2配線を含み、
前記第2配線は、平面視で、前記第2引出電極と重なる位置に配置されている、振動デバイス。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載の振動デバイスであって、
前記第1配線は、平面視で、前記振動素子と重ならない位置に配置されている、振動デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、振動デバイスに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、両主面に形成された一対の励振電極により振動する圧電振動部と、圧電振動部を気密に封止するリッド部及びベース部と、ベース部の圧電振動部側に配置された集積回路と、を備えた圧電デバイスの構成が開示されている。
【0003】
ここで、集積回路に近い側の励振電極を第1励振電極と称し、集積回路から遠い励振電極を第2励振電極と称すると、一対の励振電極から集積回路に接続された配線のうち第2励振電極に電気的に接続された配線は、第1励振電極に対向する位置に引き回されて配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-147148号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、第2励振電極に接続された配線が第1励振電極と対向する位置に配置されている、つまり、平面視で重なるように配置されており、配線と第1励振電極との間に電位差が生じることから、寄生容量が大きくなり、発振器の電気的特性が劣化する恐れがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
振動デバイスは、一方面に配置された第1励振電極、及び、他方面に配置された第2励振電極、を有する振動素子と、前記振動素子を囲む枠部と、を備えた素子基板と、前記枠部の一方面に接合された第1基板と、前記枠部の他方面に接合された第2基板と、前記振動素子と電気的に接続された発振回路を含む半導体素子と、を有し、前記枠部と、前記第1基板と、前記第2基板とにより、前記振動素子及び前記半導体素子を収容するキャビティーが設けられ、前記第2基板は、前記第2励振電極と対向する面に配置され、前記第1励振電極と前記半導体素子とを電気的に接続する第1配線を含み、前記第1配線は、平面視で、前記第2励振電極と重ならない位置に配置されている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
振動デバイスの構成を示す平面図。
図1に示す振動デバイスのA-A線に沿う断面図。
水晶のカット角を説明する図。
振動デバイスの素子基板の構成を示す平面図。
振動デバイスの第1基板としてのリッド基板の構成を示す平面図。
振動デバイスの第2基板としてのベース基板の構成を示す平面図。
変形例の振動デバイスの構成を示す平面図。
変形例の振動デバイスの構成を示す断面図。
変形例の振動デバイスの素子基板の構成を示す平面図。
変形例の振動デバイスのベース基板の構成を示す平面図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下の各図においては、互いに直交する3つの軸を、X軸、Y’軸、及びZ’軸として説明する。これらX軸、Y’軸、及びZ’軸は、後述するように水晶の結晶軸を示す。また、X軸に沿う方向を「X方向」、Y’軸に沿う方向を「Y’方向」、Z’軸に沿う方向を「Z’方向」とし、矢印の方向が+方向であり、+方向と反対の方向を-方向とする。なお、+Y’方向を「上」又は「上方」又は「表側」、-Y’方向を「下」又は「下方」又は「裏側」ということもあり、+Y’方向及び-Y’方向から見ることを平面視あるいは平面的ともいう。また、Y’方向+側の面を「上面」又は「表面」、これと反対側となるY’方向-側の面を「下面」又は「裏面」として説明する。
【0009】
まず、図1及び図2を参照しながら、振動デバイス100の構成を説明する。
【0010】
図1及び図2に示すように、振動デバイス100は、一対の励振電極11を有する素子基板10と、素子基板10の一方に配置された第1基板としてのリッド基板20と、素子基板10の他方に配置された第2基板としてのベース基板30と、ベース基板30上に配置された半導体素子40と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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