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公開番号2024061898
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-08
出願番号2024043826,2022524322
出願日2024-03-19,2021-04-08
発明の名称軟水化装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人個人,個人
主分類C02F 1/461 20230101AFI20240426BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】軟水の硬度をより低くすることができる軟水化装置を提供すること。
【解決手段】軟水化装置は、電気分解によりアルカリ水と酸性水とを生成する電気分解装置と、電気分解装置に接続された循環流路であって、電気分解装置が生成したアルカリ水と酸性水を交互に通水可能な第1循環流路および第2循環流路と、第1循環流路を流れる水のパラメータを検出する第1センサと、第2循環流路を流れる水のパラメータを検出する第2センサと、制御部と、を備え、制御部は、第1循環流路にアルカリ水を通水して第2循環流路に酸性水を通水する第1モードと、第1循環流路に酸性水を通水して第2循環流路にアルカリ水を通水する第2モードを実行するように、電気分解装置を制御し、第1モードおよび第2モードにおいて、第1センサ又は第2センサの検出値に基づいて電気分解装置の電気分解を停止するように制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電気分解によりアルカリ水と酸性水とを生成する電気分解装置と、
前記電気分解装置に接続された循環流路であって、前記電気分解装置が生成したアルカリ水と酸性水を交互に通水可能な第1循環流路および第2循環流路と、
前記第1循環流路を流れる水のパラメータを検出する第1センサと、
前記第2循環流路を流れる水のパラメータを検出する第2センサと、
制御部と、を備え、
前記第1センサおよび前記第2センサは、濁度センサ、色度センサのうちのいずれか1つであり、
前記制御部は、
前記第1循環流路にアルカリ水を通水して前記第2循環流路に酸性水を通水する第1モードと、前記第1循環流路に酸性水を通水して前記第2循環流路にアルカリ水を通水する第2モードを実行するように、前記電気分解装置を制御し、
前記第1モードにおいて、前記第1センサの検出値の単位時間当たりの上昇率が所定値以下であるか否かを判断し、
前記上昇率が前記所定値以下であると判断した場合、前記電気分解装置の電気分解を停止するように制御し、
前記第2モードにおいて、前記第2センサの検出値の単位時間当たりの上昇率が所定値以下であるか否かを判断し、
前記上昇率が前記所定値以下であると判断した場合、前記電気分解装置の電気分解を停止するように制御する、軟水化装置。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記第1循環流路の途中に設けられた第1バッチ処理タンクと、
前記第2循環流路の途中に設けられた第2バッチ処理タンクと、
前記第1バッチ処理タンクから下流側への通水/止水、および前記第2バッチ処理タンクから下流側への通水/止水を制御するバルブと、をさらに備え、
前記制御部は、
前記第1モードにおいて、前記第1バッチ処理タンクから下流側に通水して前記第2バッチ処理タンクは止水するように、前記バルブを制御し、
前記第2モードにおいて、前記第2バッチ処理タンクから下流側に通水して前記第1バッチ処理タンクは止水するように、前記バルブを制御する、請求項1に記載の軟水化装置。
【請求項3】
前記第1センサは、前記第1循環流路において前記電気分解装置の下流側、かつ前記第1バッチ処理タンクの上流側に設けられ、前記第2センサは、前記第2循環流路において前記電気分解装置の下流側、かつ前記第2バッチ処理タンクの上流側に設けられる、請求項2に記載の軟水化装置。
【請求項4】
前記第1循環流路および前記第2循環流路はそれぞれ、前記第1バッチ処理タンクおよび前記第2バッチ処理タンクから下流側に延びた位置で合流して前記電気分解装置に接続される、請求項2又は3に記載の軟水化装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、軟水化装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
硬水地域では、スケールや水垢など、硬度成分によるトラブルがあり、軟水化装置が求められている。軟水化装置としては、イオン交換樹脂による軟水化方法があるが(例えば特許文献1参照)、食塩による再生を行うため、塩廃液が生じるという課題がある。他にもEDIやRO膜などを用いた軟水化方法があるが(例えば特許文献2参照)、捨て水の量が多いという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3145240号
国際公開第2007/132685号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気分解を利用して軟水化する軟水化装置が考えられる。電気分解を利用した軟水化装置において、最終的に製造する軟水の硬度をより低くすることが望ましい。
【0005】
従って、本発明の目的は、上記問題を解決することにあって、軟水の硬度をより低くすることができる軟水化装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の軟水化装置は、電気分解によりアルカリ水と酸性水とを生成する電気分解装置と、前記電気分解装置に接続された循環流路であって、前記電気分解装置が生成したアルカリ水と酸性水を交互に通水可能な第1循環流路および第2循環流路と、前記第1循環流路を流れる水のパラメータを検出する第1センサと、前記第2循環流路を流れる水のパラメータを検出する第2センサと、制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1循環流路にアルカリ水を通水して前記第2循環流路に酸性水を通水する第1モードと、前記第1循環流路に酸性水を通水して前記第2循環流路にアルカリ水を通水する第2モードを実行するように、前記電気分解装置を制御し、前記第1モードおよび前記第2モードにおいて、前記第1センサ又は前記第2センサの検出値に基づいて前記電気分解装置の電気分解を停止するように制御する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の軟水化装置によれば、軟水の硬度をより低くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態における軟水化装置の概略図
図1に示す軟水化装置が第1モードを実行する際のフローチャート
第1モードにおける第1原水注入モードの水の流れを示す図
第1モードにおける第1結晶化処理モードの水の流れを示す図
第1モードにおける第1酸性水送水モードの水の流れを示す図
第1モードにおける第1アルカリ水送水モードの水の流れを示す図
第1モードにおける第1配管洗浄モードの水の流れを示す図
第1モードにおける第1電解漕洗浄モードの水の流れを示す図
第1結晶化処理モードにおける電気分解の継続/停止を判定する方法を示すフローチャート
第1結晶化処理モードにおける「アルカリpH」と「イオン分離率」の時間推移を示すグラフ
図1に示す軟水化装置が第2モードを実行する際のフローチャート
第2モードにおける第2原水注入モードの水の流れを示す図
第2モードにおける第2結晶化処理モードの水の流れを示す図
第2モードにおける第2酸性水送水モードの水の流れを示す図
第2モードにおける第2アルカリ水送水モードの水の流れを示す図
第2モードにおける第2配管洗浄モードの水の流れを示す図
第2モードにおける第2電解漕洗浄モードの水の流れを示す図
導電率センサあるいはTDSセンサを用いた場合のパラメータの時間推移を示す概略図
濁度センサあるいは色度センサを用いた場合のパラメータの時間推移を示す概略図
硬度センサを用いた場合のパラメータの時間推移を示す概略図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によって本発明が限定されるものではない。
【0010】
(実施形態)
図1は、実施形態における軟水化装置2の概略図である。
(【0011】以降は省略されています)

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