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公開番号2024058357
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-25
出願番号2022165660
出願日2022-10-14
発明の名称抵抗測定装置及び抵抗測定方法
出願人日置電機株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類G01R 27/02 20060101AFI20240418BHJP(測定;試験)
要約【課題】抵抗温度係数が不明であっても基準温度での接合部の抵抗値を取得可能とする。
【解決手段】抵抗測定装置10は、対象物16の基準となる基準品において予め取得した組をなす第一接触部22、24間の抵抗値と基準品において予め取得した組をなす第二接触部26、28間の抵抗値との関係を示す情報(式1)並びに基準温度t0の基準品において予め取得した組をなす第二接触部26、28間における第二部材14の基準抵抗値RB0を記憶する記憶部110を備える。抵抗測定装置10は、抵抗値取得部130で取得した第一抵抗値RA及び第二抵抗値RBと記憶部110に記憶された情報(式1)及び第二部材14の基準抵抗値RB0とに基づいて、対象物16における接合部18の基準抵抗値RA0’を取得する基準抵抗値取得部132を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第一部材と第二部材とが互いに接合された対象物において予め定められた基準温度での接合部の基準抵抗値を測定する抵抗測定装置であって、
前記第一部材及び前記第二部材にそれぞれ接触する組をなす第一接触部と、
前記第二部材における異なる箇所にそれぞれ接触する組をなす第二接触部と、
前記対象物の基準となる基準品において予め取得した前記組をなす第一接触部間の抵抗値と前記基準品において予め取得した前記組をなす第二接触部間の抵抗値との関係を示す情報並びに前記基準温度の前記基準品において予め取得した前記組をなす第二接触部間における前記第二部材の基準抵抗値を記憶する記憶部と、
前記対象物において前記組をなす第一接触部間の第一抵抗値を取得するとともに前記組をなす第二接触部間の第二抵抗値を取得する抵抗値取得部と、
前記抵抗値取得部で取得した前記第一抵抗値及び前記第二抵抗値と前記記憶部に記憶された前記情報及び前記第二部材の基準抵抗値とに基づいて、前記対象物における前記接合部の基準抵抗値を取得する基準抵抗値取得部と、
を備えた抵抗測定装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載の抵抗測定装置であって、
前記基準抵抗値取得部は、前記抵抗値取得部で取得した前記第一抵抗値及び前記第二抵抗値と前記記憶部に記憶された前記情報及び前記第二部材の基準抵抗値とに基づき、前記接合部の基準抵抗値を演算する為の演算式を用いて前記対象物における前記接合部の基準抵抗値を取得する、
抵抗測定装置。
【請求項3】
第一部材と第二部材とが互いに接合された対象物において予め定められた基準温度での接合部の基準抵抗値を測定する抵抗測定方法であり、
前記第一部材及び前記第二部材にそれぞれ接触する組をなす第一接触部と、
前記第二部材における異なる箇所にそれぞれ接触する組をなす第二接触部と、
前記対象物の基準となる基準品において予め取得した前記組をなす第一接触部間の抵抗値と前記基準品において予め取得した前記組をなす第二接触部間の抵抗値との関係を示す情報並びに前記基準温度の前記基準品において予め取得した前記組をなす第二接触部間における前記第二部材の基準抵抗値を記憶する記憶部と、
を備えた抵抗測定装置が実行する抵抗測定方法であって、
前記対象物において前記組をなす第一接触部間の第一抵抗値を取得するとともに前記組をなす第二接触部間の第二抵抗値を取得する抵抗値取得工程と、
前記抵抗値取得工程で取得した前記第一抵抗値及び前記第二抵抗値と前記記憶部に記憶された前記情報及び前記第二部材の基準抵抗値とに基づいて、前記対象物における前記接合部の基準抵抗値を取得する基準抵抗値取得工程と、
を備えた抵抗測定方法。
【請求項4】
請求項3に記載の抵抗測定方法であって、
前記基準温度の前記基準品において前記第二部材の基準抵抗値を取得する第二部材基準抵抗値取得工程と、
前記基準品の温度を変化させ、前記組をなす第一接触部間の抵抗値及び前記組をなす第二接触部間の抵抗値を異なる温度で複数取得する複数取得工程と、
前記複数取得工程で取得した取得結果に基づいて前記情報を取得する情報取得工程と、
前記第二部材基準抵抗値取得工程で取得した前記第二部材の基準抵抗値、及び前記情報取得工程で取得した前記情報を前記記憶部に記憶する記憶工程と、
を備える抵抗測定方法。
【請求項5】
請求項4に記載の抵抗測定装置であって、
前記情報は、予め取得した前記組をなす第一接触部間の抵抗値と予め取得した前記組をなす第二接触部間の抵抗値との関係を示す関係式である、
抵抗測定方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、抵抗測定装置及び抵抗測定方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、抵抗測定装置が開示されている。この抵抗測定装置は、タブ群の第1測定対象部と、タブ群に溶接部を介して接合された導電部材の第2測定対象部との間の抵抗値を算出用抵抗値として測定する。また、抵抗測定装置は、導電部材の第2測定対象部と第3測定対象部との間の抵抗値を温度取得用抵抗値として測定し、温度取得用抵抗値から第2測定対象部の温度を取得する。
【0003】
そして、抵抗測定装置は、取得した第2測定対象部の温度に基づいて算出用抵抗値を補正し、補正された算出用抵抗値を溶接部の抵抗値として出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-060769号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような抵抗測定装置にあっては、温度取得用抵抗値から取得した第2測定対象部の温度に基づいて算出用抵抗値を補正するため、温度取得用抵抗値と第2測定対象部の温度との関係を予め準備する必要がある。
【0006】
温度取得用抵抗値と第2測定対象部の温度との関係を求めるためには、導電部材の抵抗温度係数が必要となるが、導電部材の材質によっては、正確な抵抗温度係数を得ることができないという問題があった。
【0007】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、抵抗温度係数が不明であっても基準温度での接合部の抵抗値を取得可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のある態様の抵抗測定装置は、第一部材と第二部材とが互いに接合された対象物において予め定められた基準温度での接合部の基準抵抗値を測定する抵抗測定装置であって、前記第一部材及び前記第二部材にそれぞれ接触する組をなす第一接触部と、前記第二部材における異なる箇所にそれぞれ接触する組をなす第二接触部と、前記対象物の基準となる基準品において予め取得した前記組をなす第一接触部間の抵抗値と前記基準品において予め取得した前記組をなす第二接触部間の抵抗値との関係を示す情報並びに前記基準温度の前記基準品において予め取得した前記組をなす第二接触部間における前記第二部材の基準抵抗値を記憶する記憶部と、前記対象物において前記組をなす第一接触部間の第一抵抗値を取得するとともに前記組をなす第二接触部間の第二抵抗値を取得する抵抗値取得部と、前記抵抗値取得部で取得した前記第一抵抗値及び前記第二抵抗値と前記記憶部に記憶された前記情報及び前記第二部材の基準抵抗値とに基づいて、前記対象物における前記接合部の基準抵抗値を取得する基準抵抗値取得部と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本発明のある態様において、記憶部に記憶された情報は、基準品で取得した組をなす第一接触部間の抵抗値と組をなす第二接触部間の抵抗値との関係を示す。また、記憶部に記憶された組をなす第二接触部間の基準抵抗値は、基準温度の基準品において取得した第二部材の基準抵抗値を示す。
【0010】
このため、基準品において、組をなす第二接触部間の抵抗値が基準温度で第二部材の基準抵抗値となるとともに、組をなす第一接触部間の抵抗値と組をなす第二接触部間の抵抗値との関係を得ることできる。この関係としては、例えば組をなす第一接触部間の抵抗値と組をなす第二接触部間の抵抗値との関係を示すグラフ、データ群、データテーブル、又は関係式などが挙げられる。
(【0011】以降は省略されています)

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