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公開番号2024057162
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022163695
出願日2022-10-12
発明の名称保持具
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人
主分類A61M 25/00 20060101AFI20240417BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】さまざまな仕様の長尺デバイスをコイル状に巻いた状態で保持可能な保持具を提供する。
【解決手段】可撓性を有する医療用の長尺デバイス100をコイル状に巻かれた状態で保持する保持具10であって、2つの壁部材70と、2つの壁部材70間の距離を調節可能に接続する一対のレール50と、レール50と平行に延びる溝64と、当該溝64の底面65から起立して対向する一対のラック68と、を有し、レール50にスライド可能に連結された矩形形状のベース60と、ラック68に係合可能な爪39を備え、溝64に沿ってスライド可能な仕切り30と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
可撓性を有する医療用の長尺デバイスをコイル状に巻かれた状態で保持する保持具であって、
2つの壁部材と、
前記2つの壁部材間の距離を調節可能に接続する一対のレールと、
前記レールと平行に延びる溝と、当該溝の底面から起立して対向する一対のラックと、を有し、前記レールにスライド可能に連結された矩形形状のベースと、
前記ラックに係合可能な爪を備え、前記溝に沿ってスライド可能な仕切りと、を有する保持具。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記レールは、前記ベースに対して移動可能であって一方の前記壁部材に接続された第1レールと、前記第1レールに対して移動可能であって他方の前記壁部材に接続された第2レールと、を有し、
前記第1レールおよび前記ベースは、前記ベースに対する前記第1レールの移動を規制する第1規制部を有し、
前記第2レールおよび前記第1レールは、前記第1レールに対する前記第2レールの移動を規制する第2規制部を有する請求項1に記載の保持具。
【請求項3】
前記仕切りは、前記爪が前記ラックに係合した状態において、前記壁部材に向く保持面と、前記保持面の前記ベースから離れた側に位置する端部から突出する鍔部と、を有する請求項1または2に記載の保持具。
【請求項4】
前記仕切りは、前記爪を移動可能に支持するつまみ部を有する請求項1または2に記載の保持具。
【請求項5】
前記壁部材は、前記ベースに対して前記仕切りが起立する方向へ突出する補助仕切りを有する請求項1または2に記載の保持具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用の長尺デバイスをコイル状に巻かれた状態で保持する保持具に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
血管内治療では、ガイドワイヤやカテーテルなどのさまざまな医療用の長尺デバイスが使用される。血管内治療の手技中、術者は、ガイドワイヤを体外に抜去し、再び血管内に挿入することがある。体外に抜去されたガイドワイヤは、再挿入されるまでの間、コイル状に巻かれ、液体で満たされた容器内に一時的に保管される。
【0003】
ガイドワイヤの基端部は、剛性および弾性が高い材料で形成されている。これにより、ガイドワイヤは、コイル状に巻かれた状態から直線の状態に戻ろうとし、液体で満たされた容器内から意図せずに飛び出して汚染されてしまうことがある。そのため、ガイドワイヤをコイル状に巻かれた状態で保持する手段が提案されている。
【0004】
特許文献1には、容器内に配置された特定のタブと仕切りによって、コイル状に巻いた医療用ガイドワイヤを液体内の所定の位置に保持するための容器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
米国特許出願公開第2012/0312703号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の容器は、仕切りの位置があらかじめ決められている。そのため、ガイドワイヤ等の医療用の長尺デバイスをコイル状に巻いて形成するループの最大直径は、容器の大きさおよび仕切りの位置によって決まる。剛性および弾性が高い長尺デバイスに対して容器の仕切りの間隔が狭い場合、長尺デバイスがコイル状に巻かれた状態から直線の状態に戻ろうとする復元力が大きくなるため、仕切りが破損したり、長尺デバイスが容器から飛び出したりする可能性がある。また、長さが短くコイル状に巻いた際のループの数が少ない長尺デバイスに対して容器の仕切りの間隔が広い場合、長尺デバイスの復元力によって長尺デバイスのループがほどけて、容器から飛び出す可能性がある。
【0007】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、さまざまな仕様の長尺デバイスをコイル状に巻いた状態で保持可能な保持具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は、下記(1)に記載の発明により達成される。
(1) 本発明に係る保持具は、可撓性を有する医療用の長尺デバイスをコイル状に巻かれた状態で保持する保持具であって、2つの壁部材と、前記2つの壁部材間の距離を調節可能に接続する一対のレールと、前記レールと平行に延びる溝と、当該溝の底面から起立して対向する一対のラックと、を有し、前記レールにスライド可能に連結された矩形形状のベースと、前記ラックに係合可能な爪を備え、前記溝に沿ってスライド可能な仕切りと、を有する。
【発明の効果】
【0009】
上記(1)に記載の保持具は、レールを伸縮させて2つの壁部材間の距離を任意に調節することにより、保持具を配置する容器の大きさに依らず壁部材を容器の壁に対して強固に固定可能である。このため、保持具は、長尺デバイスの復元力によって保持具が容器内で移動することを抑制できる。そして、保持具は、保持する長尺デバイスの剛性や弾性、長さに応じて、仕切りの位置を調節することができるため、さまざまな仕様の長尺デバイスをコイル状に巻いた状態で保持できる。
【0010】
(2) 上記(1)に記載の保持具において、前記レールは、前記ベースに対して移動可能であって一方の前記壁部材に接続された第1レールと、前記第1レールに対して移動可能であって他方の前記壁部材に接続された第2レールと、を有し、前記第1レールおよび前記ベースは、前記ベースに対する前記第1レールの移動を規制する第1規制部を有し、前記第2レールおよび前記第1レールは、前記第1レールに対する前記第2レールの移動を規制する第2規制部を有してもよい。これにより、保持具は、第1レールおよび/または第2レールがベースから脱落することを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)

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