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公開番号2024053163
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159240
出願日2022-10-03
発明の名称二酸化炭素発生装置
出願人株式会社ショウワ
代理人個人,個人
主分類C01B 32/50 20170101AFI20240408BHJP(無機化学)
要約【課題】手軽に二酸化炭素を発生させることができる二酸化炭素発生装置を提供する。
【解決手段】第2本体部21を人の手Hを使って握りしめる前、第1本体部20の下方が閉止されるように、第1本体部20内に第2本体部21が収納されると共に、該第1本体部20内に、重曹水4とクエン酸水5とが収納される。そして、第2本体部21を人の手Hを使って握りしめる際、第1本体部20内と第2本体部21内とを連通させるため、第1本体部20内から第2本体部21を引っ張り出し、これによって、該第1本体部20内に収納されていた重曹水4とクエン酸水5とを、第2本体部21内に移動させ、その後、該第2本体部21を人の手Hを使って握りしめる。これにより、重曹水4とクエン酸水5とを反応させて、二酸化炭素を発生させる。
【選択図】図2



特許請求の範囲【請求項1】
有底で上方が開放された本体部内に収納された重曹とクエン酸とを反応させるにあたって、該本体部に外部から圧力を加えることにより、前記重曹と前記クエン酸とを反応させ、これによって、二酸化炭素を発生させてなる二酸化炭素発生装置。
続きを表示(約 840 文字)【請求項2】
前記本体部は、
硬質樹脂により形成された第1本体部と、
伸縮可能な軟質樹脂により形成された第2本体部と、を有し、
前記第2本体部内には、前記重曹と前記クエン酸とが収納され、該第2本体部に外部から圧力を加えることにより、前記重曹と前記クエン酸とを反応させ、これによって、二酸化炭素を発生させてなる請求項1に記載の二酸化炭素発生装置。
【請求項3】
前記第1本体部は、上方側に位置し、上方及び下方が開放され、
前記第2本体部は、下方側に位置し、有底で上方が開放され、
前記第1本体部内と第2本体部内とは連通されるように、前記第1本体部と前記第2本体部とは連結されてなり、
前記第2本体部に外部から圧力を加える前、前記第1本体部の下方が閉止されるように、前記第1本体部内に前記第2本体部が収納されると共に、該第1本体部内に、前記重曹と前記クエン酸とが収納され、
前記第2本体部に外部から圧力を加える際、前記第1本体部内と前記第2本体部内とを連通させるため、前記第1本体部内から前記第2本体部を引っ張り出し、これによって、該第1本体部内に収納されていた前記重曹と前記クエン酸とを、前記第2本体部内に移動させ、その後、該第2本体部に外部から圧力を加えることにより、前記重曹と前記クエン酸とを反応させ、これによって、二酸化炭素を発生させてなる請求項2に記載の二酸化炭素発生装置。
【請求項4】
前記クエン酸は、前記第2本体部に外部から圧力を加えた際、破断される部材で覆われてなる請求項2又は3に記載の二酸化炭素発生装置。
【請求項5】
前記本体部には、前記上方の開放を開閉する蓋部が着脱自在に設けられ、
前記蓋部には、何も設けられないか、又は、消火器用チューブが設けられるか、或いは、流体を注入できる注入部材が設けられてなる請求項1に記載の二酸化炭素発生装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二酸化炭素発生装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、二酸化炭素発生装置として、例えば、特許文献1に記載のものが知られている。この特許文献1に記載の発明は、二酸化炭素を含むガスおよびキャリアガスが切り替え可能に導入されるガス導入管とガス排出管とを有し、内部にリチウム複合酸化物を含む二酸化炭素吸収材が充填された反応器と、反応器内の二酸化炭素吸収材に二酸化炭素を反応させて生成された二酸化炭素放出性物質を加熱するためのヒーターと、反応器内の二酸化炭素放出性物質に水蒸気を供給するための水蒸気供給手段と、水蒸気供給手段から反応器内への水蒸気の供給量調節および間欠的な供給を行うための制御手段とを備えるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-237115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のような二酸化炭素発生装置は、二酸化炭素を発生させようとすると、大掛かりな装置が必要となるため、手軽に二酸化炭素を発生することができるものではないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、手軽に二酸化炭素を発生させることができる二酸化炭素発生装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記本発明の目的は、以下の手段によって達成される。なお、括弧内は、後述する実施形態の参照符号を付したものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0007】
請求項1に係る二酸化炭素発生装置は、有底で上方が開放された本体部(2)内に収納された重曹(重曹水4)とクエン酸(クエン酸水5)とを反応させるにあたって、該本体部(2)に外部から圧力を加える(例えば、図2(b)に示すように、人の手(H)を使って、第2本体部(21)を握りしめる)ことにより、前記重曹(重曹水4)と前記クエン酸(クエン酸水5)とを反応させ、これによって、二酸化炭素を発生させてなることを特徴としている。
【0008】
請求項2に係る二酸化炭素発生装置は、上記請求項1に記載の二酸化炭素発生装置において、前記本体部(2)は、
硬質樹脂により形成された第1本体部(20)と、
伸縮可能な軟質樹脂により形成された第2本体部(21)と、を有し、
前記第2本体部(21)内には、前記重曹(重曹水4)と前記クエン酸(クエン酸水5)とが収納され、該第2本体部(21)に外部から圧力を加える(例えば、図2(b)に示すように、人の手(H)を使って、第2本体部(21)を握りしめる)ことにより、前記重曹(重曹水4)と前記クエン酸(クエン酸水5)とを反応させ、これによって、二酸化炭素を発生させてなることを特徴としている。
【0009】
請求項3に係る二酸化炭素発生装置は、上記請求項2に記載の二酸化炭素発生装置において、前記第1本体部(20)は、上方側に位置し、上方及び下方が開放され、
前記第2本体部(21)は、下方側に位置し、有底で上方が開放され、
前記第1本体部(20)内と第2本体部(21)内とは連通されるように、前記第1本体部(20)と前記第2本体部(21)とは連結されてなり、
前記第2本体部(21)に外部から圧力を加える(例えば、図2(b)に示すように、人の手(H)を使って、第2本体部(21)を握りしめる)前、前記第1本体部(20)の下方が閉止されるように、前記第1本体部(20)内に前記第2本体部(21)が収納されると共に、該第1本体部(20)内に、前記重曹(重曹水4)と前記クエン酸(クエン酸水5)とが収納され、
前記第2本体部(21)に外部から圧力を加える(例えば、図2(b)に示すように、人の手(H)を使って、第2本体部(21)を握りしめる)際、前記第1本体部(20)内と前記第2本体部(21)内とを連通させるため、前記第1本体部(20)内から前記第2本体部(21)を引っ張り出し、これによって、該第1本体部(20)内に収納されていた前記重曹(重曹水4)と前記クエン酸(クエン酸水5)とを、前記第2本体部(21)内に移動させ、その後、該第2本体部(21)に外部から圧力を加える(例えば、図2(b)に示すように、人の手(H)を使って、第2本体部(21)を握りしめる)ことにより、前記重曹(重曹水4)と前記クエン酸(クエン酸水5)とを反応させ、これによって、二酸化炭素を発生させてなることを特徴としている。
【0010】
請求項4に係る二酸化炭素発生装置は、上記請求項2又は3に記載の二酸化炭素発生装置において、前記クエン酸(クエン酸水5)は、前記第2本体部(21)に外部から圧力を加えた(例えば、図2(b)に示すように、人の手(H)を使って、第2本体部(21)を握りしめる)際、破断される部材(5a)で覆われてなることを特徴としている。
(【0011】以降は省略されています)

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