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公開番号2024049406
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2021027897
出願日2021-02-24
発明の名称反射体駆動装置
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人,個人
主分類H02K 33/14 20060101AFI20240403BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】プリズム等の反射体をより安定的に揺動させることができる反射体駆動装置を提供すること。
【解決手段】反射体駆動装置101は、光を屈曲させる反射体1を保持可能な反射体保持部材4と、反射体保持部材4を揺動軸SA1の回りに揺動可能に支持する第1支持部材5と、第1支持部材5を揺動軸SA1の軸線方向に垂直な軸線方向を有する揺動軸SA2の回りに揺動可能に支持する第2支持部材6と、反射体保持部材4を揺動軸SA1の回りに揺動させる第1駆動機構MD1と、第1支持部材5を揺動軸SA2の回りに揺動させる第2駆動機構MD2と、を備えている。第1駆動機構MD1は、磁界発生部材7と磁界発生部材7に対向するコイル8とを含む。磁界発生部材7と反射体保持部材4とは互いに相対移動不能に配置され、コイル8と第2支持部材6とは互いに相対移動不能に配置されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
光を屈曲させる反射体を保持可能な反射体保持部材と、
前記反射体保持部材を第1軸の回りに揺動可能に支持する第1支持部材と、
前記第1支持部材を前記第1軸の軸線方向に垂直な軸線方向を有する第2軸の回りに揺動可能に支持する第2支持部材と、
前記反射体保持部材を前記第1軸の回りに揺動させる第1駆動機構と、
前記第1支持部材を前記第2軸の回りに揺動させる第2駆動機構と、を備えた反射体駆動装置において、
前記第1駆動機構は、磁界発生部材と前記磁界発生部材に対向するコイルとを含み、
前記磁界発生部材と前記反射体保持部材とは互いに相対移動不能に配置され、
前記コイルと前記第2支持部材とは互いに相対移動不能に配置されていることを特徴とする反射体駆動装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記コイルは、配線基板に設けられており、
前記配線基板は、前記第2支持部材に固定されている、
請求項1に記載の反射体駆動装置。
【請求項3】
前記磁界発生部材は、前記第1軸に沿って延在し、
前記コイルは、前記第1軸の軸線方向に垂直な軸線方向に延びるコイル軸を有するとともに、前記第1軸と直交し且つ前記第2軸を含む平面を挟んで互いに対向するように配置された第1コイル及び第2コイルを含み、
前記第1コイルは、前記磁界発生部材の第1部分に対向するように配置され、
前記第2コイルは、前記磁界発生部材の第2部分に対向するように配置されている、
請求項1又は請求項2に記載の反射体駆動装置。
【請求項4】
前記第1コイルと前記第2コイルとは、個別に通電可能となるように構成され、
前記磁界発生部材と前記第1コイル及び前記第2コイルとは、前記第2駆動機構を構成している、
請求項3に記載の反射体駆動装置。
【請求項5】
前記磁界発生部材は、前記第1軸及び前記第2軸のそれぞれの軸線方向に垂直な方向に沿って異なる磁極が並ぶように構成されており、
前記コイルに通電されていない初期状態において、前記第1コイル及び前記第2コイルのそれぞれは、前記磁界発生部材の一方の磁極と対向する第1領域と他方の磁極と対向する第2領域とを有する、
請求項4に記載の反射体駆動装置。
【請求項6】
前記磁界発生部材は、一つ若しくは二つの二極磁石又は一つの四極磁石で構成されている、
請求項5に記載の反射体駆動装置。
【請求項7】
前記磁界発生部材からの磁界を検出するセンサを有し、
前記センサは、前記磁界発生部材の長手方向における一端部に対向して配置される第1センサと、前記磁界発生部材の長手方向における他端部に対向して配置される第2センサと、を含む、
請求項3乃至請求項6の何れかに記載の反射体駆動装置。
【請求項8】
前記第1軸は、前記反射体に入射する入射光の光軸と前記反射体で反射される反射光の光軸とを含む平面と直交し、
前記第2軸は、前記入射光の光軸に平行である、
請求項1乃至請求項7の何れかに記載の反射体駆動装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、例えばカメラ付き携帯機器等に搭載される反射体駆動装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、プリズムを2つの揺動軸の回りで揺動可能となるように支持する防振ユニットを備えた撮像装置が知られている(特許文献1参照。)。この防振ユニットは、プリズムを保持し且つ第1揺動軸の回りで揺動可能な第1ホルダーブロックと、第1ホルダーブロックを揺動可能に支持し且つ第2揺動軸の回りで揺動可能な第2ホルダーブロックと、第2ホルダーブロックを揺動可能に支持する防振ベースと、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-177067号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
この防振ユニットは、第1ホルダーブロックに固定された永久磁石と、第2ホルダーブロックに取り付けられたフレキシブル基板に固定されたコイルとで構成される駆動機構を備えている。
【0005】
しかしながら、この防振ユニットは、フレキシブル基板が第2ホルダーブロックに固定されているため、第2ホルダーブロックが揺動したときにフレキシブル基板が変形してしまい、その変形したフレキシブル基板の復元力が第2ホルダーブロックに作用してしまう。そして、この変形したフレキシブル基板の復元力は、プリズムの揺動に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0006】
そこで、プリズム等の反射体をより安定的に揺動させることができる反射体駆動装置を提供することが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施形態に係る反射体駆動装置は、光を屈曲させる反射体を保持可能な反射体保持部材と、前記反射体保持部材を第1軸の回りに揺動可能に支持する第1支持部材と、前記第1支持部材を前記第1軸の軸線方向に垂直な軸線方向を有する第2軸の回りに揺動可能に支持する第2支持部材と、前記反射体保持部材を前記第1軸の回りに揺動させる第1駆動機構と、前記第1支持部材を前記第2軸の回りに揺動させる第2駆動機構と、を備えた反射体駆動装置において、前記第1駆動機構は、磁界発生部材と前記磁界発生部材に対向するコイルとを含み、前記磁界発生部材と前記反射体保持部材とは互いに相対移動不能に配置され、前記コイルと前記第2支持部材とは互いに相対移動不能に配置されている。
【発明の効果】
【0008】
上述の反射体駆動装置は、反射体をより安定的に揺動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
反射体駆動装置の斜視図である。
図1の反射体駆動装置を含むカメラモジュールの概略図である。
図1の反射体駆動装置の分解斜視図である。
固定側部材の詳細図である。
付勢部材の正面図である。
駆動機構の詳細図である。
可動側部材の分解斜視図である。
反射体保持部材と第1支持部材との組み合わせの詳細図である。
第1支持部材と第2支持部材との組み合わせの詳細図である。
反射体保持部材と第2支持部材との間に配置された付勢部材の斜視図である。
反射体保持部材と第2支持部材との間に配置された付勢部材の右側面図である。
反射体駆動装置の別の構成例の分解斜視図である。
反射体駆動装置の更に別の構成例の分解斜視図である。
図13の反射体駆動装置を構成している可動側部材の分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態に係る反射体駆動装置101について図面を参照して説明する。図1は、反射体駆動装置101の斜視図である。図2は、反射体駆動装置101が搭載されたカメラ付き携帯機器におけるカメラモジュールの概略図である。図3は、反射体駆動装置101の分解斜視図である。
(【0011】以降は省略されています)

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