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公開番号2024039080
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-22
出願番号2022143360
出願日2022-09-09
発明の名称導通検査用治具とプリント配線板の検査方法
出願人イビデン株式会社
代理人個人
主分類G01R 1/073 20060101AFI20240314BHJP(測定;試験)
要約【課題】長期間正確な結果を提供するための導通検査用治具の提供。
【解決手段】導通検査用治具は、複数の第1開口を有する第1部材と、複数の第2開口を有し、第1部材上に位置する第2部材と、複数の第3開口を有し、第1部材の直下に積層されている第3部材と、第1部材と第2部材間に空間を形成するために第1部材と第2部材間に配置されている支持部材と、複数の第1開口の一つと空間と複数の第2開口の一つと複数の第3開口の一つを通るプローブ、とからなる。第1部材と第2部材で空間は挟まれ、第1部材は、第2部材側の第1面と第1面と反対側の第2面と第1面側に形成されている第1凹部を有し、第1凹部は第1部材のほぼ中央に形成され、第3部材は、第2面と対向する第3面と第3面と反対側の第4面と第4面側に形成されている第3凹部を有し、第3凹部は第3部材のほぼ中央に形成され、第2面と第3面はほぼ平坦である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の第1開口を有する第1部材と、
複数の第2開口を有し、前記第1部材上に位置する第2部材と、
複数の第3開口を有し、前記第1部材の直下に積層されている第3部材と、
前記第1部材と前記第2部材間に空間を形成するために前記第1部材と前記第2部材間に配置されている支持部材と、
前記複数の第1開口の一つと前記空間と前記複数の第2開口の一つと前記複数の第3開口の一つを通るプローブ、とからなる導通検査用治具であって、
前記第1部材と前記第2部材で前記空間は挟まれ、前記第1部材は、前記第2部材側の第1面と前記第1面と反対側の第2面と前記第1面側に形成されている第1凹部を有し、前記第1凹部は前記第1部材のほぼ中央に形成され、前記第3部材は、前記第2面と対向する第3面と前記第3面と反対側の第4面と前記第4面側に形成されている第3凹部を有し、前記第3凹部は前記第3部材のほぼ中央に形成され、前記第2面と前記第3面はほぼ平坦である。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
請求項1の導通検査用治具であって、前記第2部材は、前記第1部材側の第5面と前記第5面と反対側の第6面と前記第5面側に形成されている第2凹部を有し、前記第2凹部は前記第2部材のほぼ中央に形成されている。
【請求項3】
請求項1の導通検査用治具であって、前記第1部材は第1中央部と前記第1中央部の外に位置する第1外側部を有し、前記第1中央部と前記第1外側部は繋がっていて、前記第1中央部の厚みは前記第1外側部の厚みより薄く、前記第1中央部が前記第1凹部の底を形成し、前記複数の第1開口は前記第1中央部に形成されている。
【請求項4】
請求項3の導通検査用治具であって、前記第1外側部は前記第1中央部を囲んでいる。
【請求項5】
請求項2の導通検査用治具であって、前記第2部材は第2中央部と前記第2中央部の外に位置する第2外側部を有し、前記第2中央部と前記第2外側部は繋がっていて、前記第2中央部の厚みは前記第2外側部の厚みより薄く、前記第2中央部が前記第2凹部の底を形成し、前記複数の第2開口は前記第2中央部に形成されている。
【請求項6】
請求項5の導通検査用治具であって、前記第2外側部は前記第2中央部を囲んでいる。
【請求項7】
請求項1の導通検査用治具であって、前記第3部材は第3中央部と前記第3中央部の外に位置する第3外側部を有し、前記第3中央部と前記第3外側部は繋がっていて、前記第3中央部の厚みは前記第3外側部の厚みより薄く、前記第3中央部が前記第3凹部の底を形成し、前記複数の第3開口は前記第3中央部に形成されている。
【請求項8】
請求項7の導通検査用治具であって、前記第3外側部は前記第3中央部を囲んでいる。
【請求項9】
請求項1の導通検査用治具であって、前記第1凹部は前記空間に繋がっている。
【請求項10】
請求項2の導通検査用治具であって、前記第2凹部は前記空間に繋がっている。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書によって開示される技術は、導通検査用治具とプリント配線板の検査方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、検査用プローブと、複数の電極部を有する接続体と、検査用プローブを保持する保持体、とを有する導通検査用治具を開示する。検査用プローブは先端部と後端部を有する。先端部は検査点に接触し、後端部は電極部に接触する。保持体は基礎部を有する。基礎部は検査用プローブの後端部を電極部へ案内するための貫通孔を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-122909号公報
【発明の概要】
【0004】
[特許文献1の課題]
特許文献1の導通検査用治具では、検査用プローブの先端部が検査対象に接触すると検査用プローブが湾曲する。検査用プローブが湾曲すると、検査用プローブは基礎部の貫通孔周辺に当たると考えられる。検査用プローブが当たると、基礎部の貫通孔周辺に大きな負担が加わると考えられる。基礎部が割れやすいと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の導通検査用治具は、複数の第1開口を有する第1部材と、複数の第2開口を有し、前記第1部材上に位置する第2部材と、複数の第3開口を有し、前記第1部材の直下に積層されている第3部材と、前記第1部材と前記第2部材間に空間を形成するために前記第1部材と前記第2部材間に配置されている支持部材と、前記複数の第1開口の一つと前記空間と前記複数の第2開口の一つと前記複数の第3開口の一つを通るプローブ、とからなる。前記第1部材と前記第2部材で前記空間は挟まれ、前記第1部材は、前記第2部材側の第1面と前記第1面と反対側の第2面と前記第1面側に形成されている第1凹部を有し、前記第1凹部は前記第1部材のほぼ中央に形成され、前記第3部材は、前記第2面と対向する第3面と前記第3面と反対側の第4面と前記第4面側に形成されている第3凹部を有し、前記第3凹部は前記第3部材のほぼ中央に形成され、前記第2面と前記第3面はほぼ平坦である。
【0006】
本発明の実施形態の導通検査用治具では、第1部材の第2面と第3部材の第3面が対向している。すなわちほぼ平坦に形成されている第2面と第3面が重なっている。第1凹部と第3凹部は対向しない。検査時にプローブが湾曲すると、プローブが第1部材の第1開口周辺に当たりやすいと考えられる。しかしながら、本発明の実施形態の導通検査用治具では、第1部材の第2面と第3部材の第3面が重なっているため、プローブが当たる部分の厚みが十分に確保されると考えられる。そのため、検査時に湾曲しているプローブが当たっても第1部材と第3部材が割れがたい。本発明の実施形態によれば、長期間にわたって正確な検査結果を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態の検査装置を模式的に示す断面図。
検査対象のプリント配線板を模式的に示す断面図。
プリント配線板の電極を模式的に示す平面図。
支持部材の一例を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[実施形態]
図1は実施形態の検査装置2と検査対象のプリント配線板120を示す断面図である。検査装置2は、配線を有するプリント配線板120の電気的検査を行う。検査装置2は、導通検査用治具4を有する。導通検査用治具4は、第1部材10と第2部材20と第3部材30と第4部材と支持部材50と複数のプローブ60によって形成されている。第3部材30の数は複数であることが好ましい。第4部材40の数は複数であることが好ましい。第1部材10と第2部材20間に空間SPが形成される。第1部材10と第2部材20で空間SPを挟んでいる。第3部材30は第1部材10の下に設けられる。第4部材40は第2部材20の上に設けられる。第1部材10と第3部材30は基板80側(装置側)に配置されている。第2部材20と第4部材40はプリント配線板120側(検査対象側)に配置されている。プローブ60は、第4部材40と第2部材20と空間SPと第1部材10と第3部材30を貫通する。検査装置2は、さらに、第1部材10下に端子82を有する基板80と端子82から延びているリード線84を有する。リード線84は図示されていないテスターに電気的に繋がっている。
【0009】
検査対象のプリント配線板120の例が図2Aに示される。図2Aはプリント配線板120の断面を示す。プリント配線板120は複数の樹脂絶縁層121と複数の導体層122を含む。樹脂絶縁層121と導体層122は交互に積層されている。隣接する導体層122はビア導体123で接続される。プリント配線板120は表面Fと表面Fと反対側の裏面Sを有する。表面Fは複数の電極127を有する。図2Bは電極127の平面図である。図2Bには、隣接している2つの電極127が描かれている。図2Aと図2Bに隣接する電極127間のピッチPが示されている。ピッチPは隣接する電極127の中心間の距離である。
【0010】
図1に示されるように、第1部材10は第2部材20側の第1面12(図中上面)と第1面12と反対側の第2面14(図中下面)を有している。第1面12は空間SPに面している。第2面14は第3部材30と対向している。第1部材10は第1凹部16を有する。第1凹部16は第1部材10のほぼ中央に形成されている。第1凹部16は第1面12側に形成されている。第1凹部16は空間SPに繋がっている。第2面14はほぼ平坦に形成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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