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公開番号2024068934
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2022179621
出願日2022-11-09
発明の名称保持部材の製造方法
出願人イビデン株式会社
代理人弁理士法人WisePlus
主分類F01N 3/28 20060101AFI20240514BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】 保持対象物を高温環境下で保持するために充分な圧縮復元特性を備え、かつ所定の形状を有する保持部材を製造することができる、保持部材の製造方法を提供する。
【解決手段】 無機繊維からなるシートの一部を切削加工する工程を含むことを特徴とする保持部材の製造方法。
【選択図】 図3


特許請求の範囲【請求項1】
無機繊維からなるシートの一部を切削加工する工程を含むことを特徴とする、保持部材の製造方法。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記切削加工がフライス加工又はエンドミル加工である請求項1に記載の保持部材の製造方法。
【請求項3】
前記保持部材がリング状のガスケットである請求項1又は2に記載の保持部材の製造方法。
【請求項4】
前記切削加工は、リングの内周に溝を形成する加工である請求項3に記載の保持部材の製造方法。
【請求項5】
前記無機繊維からなるシートは、無機繊維を含むスラリーを抄造法により成形し、加圧乾燥して製造された抄造マットである請求項1又は2に記載の保持部材の製造方法。
【請求項6】
前記無機繊維からなるシートは、ニードリング法により製造されたニードルマットである請求項1又は2に記載の保持部材の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、保持部材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
自動車の排気管内に配置する部材を保持するために、無機繊維製の保持部材が使用されることがある。自動車の排気管内は高温になるため、保持部材には形状保持性に加えて耐久性が要求される。
このような用途に使用される技術として、特許文献1には、無機繊維で構成された耐熱ガスケットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-60412号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載のガスケットは、無機繊維を含む水分散スラリーを調製し、これを抄造機により抄造して得られる。この抄造工程によりガスケットとしての所定の形状への成形がなされる。
しかしながら、特許文献1で製造されたガスケットは、圧縮復元特性が得られにくいものであり、自動車の排気管内等の高温環境下で使用される場合に、ガスケットから保持対象物が外れる可能性があった。
【0005】
本発明は、上記問題を解決するためになされた発明であり、保持対象物を高温環境下で保持するために充分な圧縮復元特性を備え、かつ所定の形状を有する保持部材を製造することができる、保持部材の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の保持部材の製造方法は、無機繊維からなるシートの一部を切削加工する工程を含むことを特徴とする。
【0007】
本発明の保持部材の製造方法では、無機繊維からなるシートの一部を切削加工することによって所定の形状を有する保持部材とする。
無機繊維からなるシートとして充分な圧縮復元特性を備えるシートを準備し、このシートを切削加工により所定の形状に成形することにより、保持対象物を高温環境下で保持するために充分な圧縮復元特性を備え、かつ所定の形状を有する保持部材を製造することができる。
また、切削加工されている個所にて、無機繊維の粗密が生じるため、ヒータープレート等の保持対象物が加熱された際の熱膨張に追従しやすく、保持対象物の変形を抑制する効果が見込まれる。
また、切削加工時に生じる無機繊維の破砕物は取り除いても良いが、無機繊維の破砕物の一部が加工面や加工面の内部の無機繊維表面に付着していると、保持対象物と無機繊維、及び無機繊維同士の摩擦抵抗を高め、より残存面圧を向上させることができる。
【0008】
本発明の保持部材の製造方法では、上記切削加工がフライス加工又はエンドミル加工であることが好ましい。
切削加工の方法がフライス加工又はエンドミル加工であると、保持部材の圧縮復元特性を低下させることなく、保持部材を所定の形状に成形することができる。
【0009】
本発明の保持部材の製造方法では、上記保持部材がリング状のガスケットであることが好ましい。
また、上記切削加工は、リングの内周に溝を形成する加工であることが好ましい。
【0010】
本発明の保持部材の製造方法は、切削加工により無機繊維からなるシートをリング状に加工することができるので、保持部材としてのリング状のガスケットを製造する方法として適している。
また、本発明の保持部材の製造方法では、切削加工によりリングの内周に溝を成形することもできるので、リングの内周に溝を有するリング状のガスケットを製造する方法としても適している。
(【0011】以降は省略されています)

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