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公開番号2024067884
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022178279
出願日2022-11-07
発明の名称浄化装置
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F01N 3/28 20060101AFI20240510BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】熱応力の影響を緩和するのが望ましい。
【解決手段】浄化装置は、車両の排ガスを浄化するよう構成され、ケース部と、第1及び第2接続部と、吸収部とを備える。ケース部は、排ガスを浄化するよう構成された少なくとも1つの浄化部材を収容する。第1及び第2接続部は、ケース部の両端に設けられ、車両の排ガスの流路を形成する他の部材に接続される。吸収部は、ケース部の内部の排ガスの流路に隣接し、且つ、流路を周回するようにケース部に設けられ、排ガスの流れ方向に沿ったケース部の伸縮を吸収するよう構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両に搭載され、前記車両の排ガスを浄化するよう構成された浄化装置であって、
内部に排ガスの流路が設けられる筒状の部位であって、排ガスを浄化するよう構成された少なくとも1つの浄化部材を収容する部位であるケース部と、
前記ケース部の両端に設けられ、前記車両の排ガスの流路を形成する他の部材に接続されるよう構成された第1及び第2接続部と、
前記ケース部の内部の排ガスの流路に隣接し、且つ、前記流路を周回するように前記ケース部に設けられた吸収部と、を備え、
前記吸収部は、排ガスの流れ方向に沿った前記ケース部の伸縮を吸収するよう構成されている
浄化装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
請求項1に記載の浄化装置であって、
前記ケース部は、当該ケース部の内部における排ガスの流路を周回する第1及び第2周回部を有し、
前記第2周回部は、前記第1周回部よりも外側に配置され、
前記吸収部は、前記第1周回部と前記第2周回部との間に設けられる部位であって、前記ケース部の内部における排ガスの流路の中心を通過する軸線を含む断面において、排ガスの流れ方向の上流側又は下流側に突出するように曲がった形状を有する部位である
浄化装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の浄化装置であって、
前記ケース部は、排ガスの流れ方向に並んで配置される筒状の部位である第1及び第2ケース部を有し、
前記第1及び第2ケース部は、それぞれ、前記浄化部材である第1及び第2浄化部材を収容し、
前記第1ケース部は、
端部に位置する第1開口と、
前記第1開口を周回する第1周回部と、を有し、
前記第2ケース部は、
端部に位置する第2開口と、
前記第2開口を周回する第2周回部と、を有し、
前記第1ケース部の前記第1開口は、前記第2ケース部の前記第2開口に接続されており、
前記吸収部は、前記第1周回部と前記第2周回部との間に設けられる
浄化装置。
【請求項4】
請求項3に記載の浄化装置であって、
前記第2周回部は、前記第1周回部の外側に配置され、前記第2周回部の少なくとも一部は、前記第1周回部に対面し、
前記吸収部は、前記第1周回部及び前記第2周回部における互いに対面する部分に設けられる
浄化装置。
【請求項5】
請求項4に記載の浄化装置であって、
前記第2周回部における前記第1周回部に対面する部分、及び/又は、前記吸収部には、前記ケース部の外部と、前記第1及び第2浄化部材の間の空間とを連通するセンサ穴部が設けられ、
前記センサ穴部は、排ガスの圧力を計測するセンサが設けられるセンサ用パイプが接続されるよう構成される
浄化装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、浄化装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
所謂タンデム構造を有する排ガスの浄化装置では、触媒やGPF(Gasoline Particulate Filter)等といった排ガスの浄化部材が、排ガスの流れ方向に沿って直列に並ぶように配置される。
【0003】
一例として、特許文献1の排ガス浄化装置は、二重管構造を有するケースの内部に2つの触媒が直列に並んで配置され、該ケースの外管には、外管の長さ方向に伸縮する蛇腹部が形成されている。そして、内管と外管とにおいて熱伸びの量に差が生じた場合には、蛇腹部が伸縮することで、内管と外管とを接続する接続部にかかる応力が緩和される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-85138号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1の排ガス浄化装置は、二重管構造を有するケースの内管の両端周辺は、端部に向かうに従い縮径されており、該両端に設けられたフランジにより排気管に固定される。このため、内管に熱伸びが生じた場合には、内管の両端におけるフランジの周辺に応力がかかるが、外管に設けられた蛇腹部では、このような応力を緩和するのは困難である。
【0006】
本開示の一態様では、熱応力の影響を緩和するのが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、車両に搭載され、車両の排ガスを浄化するよう構成された浄化装置であって、ケース部と、第1及び第2接続部と、吸収部と、を備える。ケース部は、内部に排ガスの流路が設けられる筒状の部位であって、排ガスを浄化するよう構成された少なくとも1つの浄化部材を収容する部位である。第1及び第2接続部は、ケース部の両端に設けられ、車両の排ガスの流路を形成する他の部材に接続されるよう構成される。吸収部は、ケース部の内部の排ガスの流路に隣接し、且つ、流路を周回するようにケース部に設けられる。また、吸収部は、排ガスの流れ方向に沿ったケース部の伸縮を吸収するよう構成されている。
【0008】
上記構成によれば、ケース部の両端の第1及び第2接続部が他の部材に接続されている場合であっても、吸収部により、排ガスによるケース部の熱伸びや、冷却によるケース部の収縮を吸収できる。したがって、熱応力の影響を緩和できる。
【0009】
本開示の一態様では、ケース部は、当該ケース部の内部における排ガスの流路を周回する第1及び第2周回部を有してもよい。第2周回部は、第1周回部よりも外側に配置されてもよい。吸収部は、第1周回部と第2周回部との間に設けられる部位であって、ケース部の内部における排ガスの流路の中心を通過する軸線を含む断面において、排ガスの流れ方向の上流側又は下流側に突出するように曲がった形状を有する部位であってもよい。
【0010】
上記構成によれば、吸収部がたわむことで、ケース部の熱伸び及び収縮を好適に吸収できる。このため、熱応力の影響を緩和できる。
本開示の一態様では、ケース部は、排ガスの流れ方向に並んで配置される筒状の部位である第1及び第2ケース部を有してもよい。第1及び第2ケース部は、それぞれ、浄化部材である第1及び第2浄化部材を収容してもよい。第1ケース部は、第1開口と、第1周回部と、を有してもよい。第1開口は、端部に位置する。第1周回部は、第1開口を周回する。第2ケース部は、第2開口と、第2周回部と、を有してもよい。第2開口は、端部に位置する。第2周回部は、第2開口を周回する。第1ケース部の第1開口は、第2ケース部の第2開口に接続されていてもよい。吸収部は、第1周回部と第2周回部との間に設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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