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公開番号
2024073968
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-05-30
出願番号
2022184982
出願日
2022-11-18
発明の名称
車両
出願人
カワサキモータース株式会社
代理人
弁理士法人有古特許事務所
主分類
F01M
13/00 20060101AFI20240523BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】エンジンとエアクリーナとをブリーザチューブにより接続した車両において、ブリーザチューブにより車両のメンテナンス性が低下するのを防止する。
【解決手段】
車両は、クランクケースと、クランクケースに接続されたシリンダブロックとを有する走行用の内燃機関と、内燃機関に供給される吸気を浄化するエアクリーナと、クランクケースとエアクリーナとに接続され、クランクケース内の気体をエアクリーナに向けて供給するブリーザチューブと、を備え、ブリーザチューブとクランクケースとの接続部分が、シリンダブロックの車幅方向中央よりも車幅方向一方に配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
クランクケースと、前記クランクケースに接続されたシリンダブロックとを有する走行用の内燃機関と、
前記内燃機関に供給される吸気を浄化するエアクリーナと、
前記クランクケースと前記エアクリーナとに接続され、前記クランクケース内の気体を前記エアクリーナに向けて供給するブリーザチューブと、を備え、
前記ブリーザチューブと前記クランクケースとの接続部分が、前記シリンダブロックの車幅方向中央よりも車幅方向一方に配置されている、車両。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記ブリーザチューブと前記クランクケースとの前記接続部分が、前記シリンダブロックよりも前記車幅方向一方の外方に配置されている、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記ブリーザチューブと前記クランクケースとの前記接続部分が、前記シリンダブロックの前記車幅方向中央よりも前記車幅方向一方に偏位した位置に配置され、
前記ブリーザチューブの前記エアクリーナ側の開口が、前記シリンダブロックの前記車幅方向中央よりも車幅方向他方に偏位した位置に配置されている、請求項1又は2に記載の車両。
【請求項4】
前記ブリーザチューブは、
前記クランクケースとの前記接続部分から、前記シリンダブロックの前記車幅方向一方の外方を通って前記エアクリーナに向けて延びる第1領域と、
前記エアクリーナとの接続部分から、前記エアクリーナの前記車幅方向一方に向けて延びる第2領域と、を有する、請求項1又は2に記載の車両。
【請求項5】
前記シリンダブロックの後方で且つ前記クランクケースの上方に配置された、前記内燃機関に対する付属部品を更に備え、
前記ブリーザチューブの前記第2領域が、前記付属部品よりも上方に配置されている、請求項4に記載の車両。
【請求項6】
前記クランクケースは、オイルの貯留空間を有する第1室と、前記第1室と区画されて、前記シリンダブロックの前記車幅方向中央よりも前記車幅方向一方に偏位した位置に配置された第2室とを有し、
前記ブリーザチューブと前記クランクケースとの前記接続部分において、前記ブリーザチューブが前記第1室と連通している、請求項3に記載の車両。
【請求項7】
前記エアクリーナは、前記シリンダブロックの車幅方向に並んで配置されて前記シリンダブロックに吸気を供給する複数の供給管を有し、
前記ブリーザチューブの前記エアクリーナ側の開口は、前記複数の供給管のうち最も前記シリンダブロックの車幅方向他方に位置する供給管の開口と異なる方向に向けられ、且つ、前記供給管の前記開口の中心よりも前記車幅方向他方に偏位した位置で、前記車幅方向他方に向けられている、請求項1又は2に記載の車両。
【請求項8】
前記エアクリーナは、前記ブリーザチューブの前記エアクリーナ側の開口と対向して配置された壁面を有する、請求項1又は2に記載の車両。
【請求項9】
前記車両の前記車幅方向一方の側に配置されたサイドスタンドを備える、請求項3に記載の車両。
【請求項10】
前記内燃機関の駆動力が伝達される駆動輪と、
前記内燃機関と前記駆動輪との間の動力伝達経路を接続及び遮断するクラッチと、を備え、
前記クラッチが、前記シリンダブロックの前記車幅方向中央よりも車幅方向他方に偏位した位置に配置されている、請求項1又は2に記載の車両。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に関し、特に、ブリーザチューブの配置構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されるように、自動二輪車のエンジンに設けられたクランクケースの内圧を逃がすため、エンジンに導入される空気を浄化するエアクリーナをブリーザチューブによりクランクケース内に連通させた構成が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第3102257号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
自動二輪車において、作業者が外部からブリーザチューブにアクセスしてエンジン等をメンテナンスする際、ブリーザチューブにアクセスしにくいことで自動二輪車のメンテナンス性が低下する場合がある。この課題は、自動二輪車以外の車両でも同様に生じうる。
【0005】
そこで本開示は、エンジンとエアクリーナとをブリーザチューブにより接続した車両において、ブリーザチューブにより車両のメンテナンス性が低下するのを防止することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係る車両は、クランクケースと、前記クランクケースに接続されたシリンダブロックとを有する走行用の内燃機関と、前記内燃機関に供給される吸気を浄化するエアクリーナと、前記クランクケースと前記エアクリーナとに接続され、前記クランクケース内の気体を前記エアクリーナに向けて供給するブリーザチューブと、を備え、前記ブリーザチューブと前記クランクケースとの接続部分が、前記シリンダブロックの車幅方向中央よりも車幅方向一方に配置されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示の一態様によれば、エンジンとエアクリーナとをブリーザチューブにより接続した車両において、ブリーザチューブにより車両のメンテナンス性が低下するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施形態に係る車両の左斜め後方から見た要部外観図である。
図2は、図1の車両の後方から見た要部外観図である。
図3は、図1のブリーザチューブのエアクリーナ側の一部構成とエアクリーナの一部構成とを示す図である。
図4は、従来の車両が転倒したときのブリーザチューブの状態を示す図である。
図5は、図1の車両が転倒したときのブリーザチューブの状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して本開示の実施形態を説明する。以下に記載する各方向は、車両1の搭乗者から見た各方向を基準とする。図1は、実施形態に係る車両1の左斜め後方から見た要部外観図である。
【0010】
図1に示される車両1は、一例として、複数の走行用駆動源を備えるハイリッド型車両である。本実施形態の複数の走行用駆動源は、内燃機関Eと電動モータMとを含む。図1及び後述する図2では、電動モータMの輪郭を破線で模式的に示している。車両1は、電動モータMのみが用いられる走行モードと、少なくとも内燃機関Eが用いられる走行モードとで切替可能に構成されている。また車両1は、一例として、搭乗者が跨って乗る鞍乗車両であり、自動二輪車である。なお車両1は、自動二輪車に限定されない。また車両1は、ハイブリッド型車両に限定されない。車両1は、走行用駆動源として内燃機関Eのみを備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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