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公開番号2024082557
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-20
出願番号2022196491
出願日2022-12-08
発明の名称排気用テールパイプ構造
出願人マツダ株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類F01N 13/20 20100101AFI20240613BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】テールパイプの見栄えを出来る限り向上させるとともに、凝縮水の排出性を出来る限り高くする。
【解決手段】テールパイプ本体10の後端部は、その下部が、テールパイプ本体10を円筒と仮定したときの左右方向の幅よりも狭くかつ下側に向かって左右方向の幅が狭くなる絞り部125を有し、車両後側から見たときに、絞り部125の少なくとも一部は、パイプガーニッシュ20のカーリング部21と重複する一方で、テールパイプ本体10の後端部の上部は、パイプガーニッシュ20のカーリング部21の内側端部21aよりも内側に位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両の後端部に配置されるテールパイプ本体と、該テールパイプ本体の外周側に配置された筒状のパイプガーニッシュであって該パイプガーニッシュの後端部に、全周に亘って該パイプガーニッシュの内側に湾曲状に折り返されたカーリング部が形成されたパイプガーニッシュとを備えた排気用テールパイプ構造であって、
前記テールパイプ本体の後端部は、その下部が、該テールパイプ本体を円筒と仮定したときの左右方向の幅よりも狭くかつ下側に向かって左右方向の幅が狭くなる絞り部を有し、
前記絞り部の底部の外周面と前記パイプガーニッシュの底部の内周面とが接する一方で、前記絞り部の底部以外の部分の外周面と前記パイプガーニッシュの内周面との間には隙間が形成されており、
車両後側から見たときに、前記絞り部の少なくとも一部は、前記パイプガーニッシュの前記カーリング部と重複する一方で、前記テールパイプ本体の後端部の上部は、前記パイプガーニッシュの前記カーリング部の内側端部よりも内側に位置することを特徴とする排気用テールパイプ構造。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
請求項1に記載の排気用テールパイプ構造において、
前記テールパイプ本体の底部及び前記パイプガーニッシュの底部は、車両側方から見て、水平に延びていることを特徴とする排気用テールパイプ構造。
【請求項3】
請求項2に記載の排気用テールパイプ構造において、
前記テールパイプ本体の上部には、車両後側に向かって拡径する拡大部が設けられていることを特徴とする排気用テールパイプ構造。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1つに記載の排気用テールパイプ構造において、
前記パイプガーニッシュにおける前記絞り部に対応する部分の底部には、前記絞り部と前記パイプガーニッシュとの間の前記隙間に連通する孔部が形成されていることを特徴とする排気用テールパイプ構造。
【請求項5】
請求項4に記載の排気用テールパイプ構造において、
前記テールパイプ本体の下部は、前記絞り部よりも上流側の部分に、該絞り部よりも底部の幅が広くかつ前記パイプガーニッシュに接合される接合部と、該接合部から前記絞り部に向かって左右方向の幅が徐々に狭くなる漸次変形部とを有することを特徴とする排気用テールパイプ構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
ここに開示された技術は、排気用テールパイプ構造に関する技術分野に属する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
SUV(Sports Utility Vehicle)等の車高の高い車両では、デザイン性から、テールパイプ後端の地上高を高くするニーズがある。
【0003】
このニーズに対応するために、テールパイプを後側に向って上側へ傾斜した形状が検討されている。しかし、この形状では、排気ガス及び凝縮水の排出性が悪くなって、排気抵抗の悪化、異音、閉塞の懸念があった。
【0004】
これに対応するために、例えば、特許文献1では、テールパイプに、下流側に向けて上方に湾曲する湾曲部と、湾曲部から終端までの底部に下方に膨出し、テールパイプの幅より幅が小さく、軸方向に伸びる溝とが設けられた構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-7423号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の構造では、溝により凝縮水の排出性を向上させることは期待される。しかしながら、特許文献1の構造では、テールパイプの後端がリアバンパーよりも車両前側に位置し、車両後側からテールパイプを見たときに、溝がバンパーワッフルと重複するような配置になっている。このような構造では、テールパイプを上方に湾曲させていたとしても、テールパイプが低い位置にあるように見えてしまい、見栄えが悪くなってしまう。
【0007】
ここに開示された技術は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両用エンジンのテールパイプを、テールパイプ本体と、カーリング部が設けられたパイプガーニッシュとで構成する場合に、そのテールパイプの見栄えを出来る限り向上させるとともに、凝縮水の排出性を出来る限り高くすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、ここに開示された技術の第1の態様では、車両の後端部に配置されるテールパイプ本体と、該テールパイプ本体の外周側に配置された筒状のパイプガーニッシュであって該パイプガーニッシュの後端部に、全周に亘って該パイプガーニッシュの内側に湾曲状に折り返されたカーリング部が形成されたパイプガーニッシュとを備えた排気用テールパイプ構造を対象として、前記テールパイプ本体の後端部は、その下部が、該テールパイプ本体を円筒と仮定したときの左右方向の幅よりも狭くかつ下側に向かって左右方向の幅が狭くなる絞り部を有し、前記絞り部の底部の外周面と前記パイプガーニッシュの底部の内周面とが接する一方で、前記絞り部の底部以外の部分の外周面と前記パイプガーニッシュの内周面との間には隙間が形成されており、車両後側から見たときに、前記絞り部の少なくとも一部は、前記パイプガーニッシュの前記カーリング部と重複する一方で、前記テールパイプ本体の後端部の上部は、前記パイプガーニッシュの前記カーリング部の内側端部よりも内側に位置する、という構成とした。
【0009】
この構成によると、テールパイプ本体の後端部の上部が、パイプガーニッシュのカーリング部の内側端部よりも内側に位置することで、パイプガーニッシュがテールパイプ本体よりも上側に位置しているような見た目にすることができる。これにより、テールパイプ本体を上側に傾斜させなくても、車両後側からテールパイプを見たときに、排気口が高い位置にあるような見た目にすることができる。
【0010】
また、絞り部とパイプガーニッシュとの間には隙間が形成されているため、凝縮水はこの隙間に流れ込むことができ、テールパイプ本体からは排出されやすい。
(【0011】以降は省略されています)

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