TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024085634
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022200251
出願日2022-12-15
発明の名称消音器
出願人マレリ株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類F01N 1/02 20060101AFI20240620BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】製造工程の簡素化を可能とする。
【解決手段】消音器10は、共鳴室としての第六拡張室60を有する消音器10である。消音器10は、第六拡張室60に挿入され、一端18aがインレット管14と連通する内管18を備える。内管18は、内管18の長手方向に沿った仕切板114で内部が第一空間110と第二空間112とに仕切られた構成を有する。内管18は、第一空間110と第六拡張室60を連通させる第一開口120と、第二空間112と第六拡張室60を連通させる第二開口122と、を有する。一端18aから第一開口120までの第一空間110の容積は、一端18aから第二開口122までの第二空間112の容積よりも小さい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
共鳴室を有する消音器であって、
前記共鳴室に挿入され、一端がインレット管と連通する内管を備え、
前記内管は、前記内管の長手方向に沿った仕切板で内部が第一空間と第二空間とに仕切られた構成、又は、第一空間を有する第一管と第二空間を有する第二管とが長手方向に沿って隣接する構成を有し、
前記内管は、前記第一空間と前記共鳴室を連通させる第一開口と、前記第二空間と前記共鳴室を連通させる第二開口と、を有し、
前記一端から前記第一開口までの前記第一空間の容積は、前記一端から前記第二開口までの前記第二空間の容積よりも小さい、
消音器。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
請求項1に記載の消音器であって、
前記内管の他端は封止され、
前記他端から前記第一開口までの長さは、前記他端から前記第二開口までの長さよりも長い、
消音器。
【請求項3】
請求項1に記載の消音器であって、
前記仕切板は、前記内管の横断面において前記第一空間の断面積と前記第二空間の断面積とが同等となるように前記内管の内部を仕切っており、
前記一端から前記第一開口までの距離は、前記一端から前記第二開口までの距離よりも短い、
消音器。
【請求項4】
請求項3に記載の消音器であって、
前記内管の他端は封止され、
前記一端から前記第一開口までの距離は、前記他端から前記第一開口までの距離よりも長い、
消音器。
【請求項5】
請求項1に記載の消音器であって、
前記内管に設けられた前記第一開口と前記第二開口とは、前記内管の長手方向において略同位置に配置され、
前記仕切板は、前記第一空間の容積が前記第二空間の容積よりも小さくなるように前記内管の内部を仕切っている、
消音器。
【請求項6】
請求項1に記載の消音器であって、
前記第一開口の開口面積は、前記第一空間の流路断面積以上であり、前記第二開口の開口面積は、前記第二空間の流路断面積以上である、
消音器。
【請求項7】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の消音器であって、
前記内管は、前記インレット管の延長線上に配置されている、
消音器。
【請求項8】
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の消音器であって、
前記内管は、前記インレット管と接続されている、
消音器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、消音器に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、消音構造が示されている。この消音構造は、消音効果を高めるために、排気ガスを導入する排気管が分岐されており、異なる長さの流路が形成されている。各流路は、密閉された共鳴室内に接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国特許第103277171号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、この消音器にあっては、排気管を分岐するために、排気管と分岐管とのそれぞれに連通穴を形成し、排気管の連通穴と分岐管の連通穴とを連結管で連結する必要がある。また、排気管及び分岐管のそれぞれを、共鳴室を区画する区画壁に挿通する必要がある。さらに、例えば排気管及び分岐管を区画壁に固定するためには、排気管及び分岐管のそれぞれを区画壁に溶接する必要がある。
【0005】
このように、この消音器は、製造工程が複雑化するという問題があった。
【0006】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、製造工程の簡素化を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のある態様の消音器は、共鳴室を有する消音器であって、前記共鳴室に挿入され、一端がインレット管と連通する内管を備え、前記内管は、前記内管の長手方向に沿った仕切板で内部が第一空間と第二空間とに仕切られた構成、又は、第一空間を有する第一管と第二空間を有する第二管とが長手方向に沿って隣接する構成を有し、前記内管は、前記第一空間と前記共鳴室を連通させる第一開口と、前記第二空間と前記共鳴室を連通させる第二開口と、を有し、前記一端から前記第一開口までの前記第一空間の容積は、前記一端から前記第二開口までの前記第二空間の容積よりも小さい。
【発明の効果】
【0008】
上記態様において、第一空間と第二空間とを有する内管を共鳴室に挿入することで、消音器を製造できるので、製造工程の簡素化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の第一実施形態に係る消音器を上方から見た一部透明図である。
図2は、図1のII-II線に沿った断面図である。
図3は、バッフルプレートを示す図である。
図4は、他のバッフルプレートを示す図である。
図5は、図1の要部を示す拡大図である。
図6は、内管を示す背面図である。
図7は、内管の構造を示す説明図である。
図8は、図7のVIII-VIII線に沿った断面図である。
図9Aは、比較例の消音器を示す説明図である。
図9Bは、比較例の消音器の効果を示す線図である。
図10Aは、第一実施形態にかかる消音器を示す説明図である。
図10Bは、第一実施形態にかかる消音器の効果を示す線図である。
図11は、第一変形例を示す平面図である。
図12は、第二変形例を示す背面図である。
図13は、第三変形例を示す平面図である。
図14は、図13のXIV-XIV線に沿った断面図である。
図15は、本発明の第二実施形態に係る消音器を上方から見た一部透明図である。
図16は、図15のXVI-XVI線に沿った断面図である。
図17は、本発明の第三実施形態に係る消音器を上方から見た一部透明図である。
図18は、図17のXVIII-XVIII線に沿った断面図である。
図19は、本発明の第三実施形態に係る内管の断面図である。
図20は、本発明の第四実施形態に係る消音器を上方から見た一部透明図である。
図21は、図20のXXI-XXI線に沿った断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<第一実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の第一実施形態に係る消音器10について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

マレリ株式会社
消音器
4日前
マレリ株式会社
表示装置
4日前
マレリ株式会社
推定装置
4日前
マレリ株式会社
先端ビット保持治具
1か月前
トヨタ自動車株式会社
オイルレベル調整装置
13日前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
18日前
株式会社アイシン
冷却システム
20日前
フタバ産業株式会社
排気管
1か月前
マレリ株式会社
消音器
4日前
フタバ産業株式会社
浄化装置
1か月前
株式会社オティックス
内燃機関の可変動弁機構
11日前
フタバ産業株式会社
排気装置
11日前
トヨタ自動車株式会社
エキゾーストマニホールド
20日前
トヨタ自動車株式会社
電気加熱式触媒の制御装置
今日
トヨタ自動車株式会社
エキゾーストマニホールド
25日前
フタバ産業株式会社
排気系部品
1か月前
川重冷熱工業株式会社
エネルギー回収方法及び装置
10日前
サンデン株式会社
排熱利用装置
25日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の排気処理装置
26日前
スズキ株式会社
消音プレート、排気装置
21日前
本田技研工業株式会社
内燃機関
20日前
株式会社ミツバ
ファン装置
1か月前
豊田合成株式会社
貯留装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の排気浄化装置
18日前
カワサキモータース株式会社
車両
1か月前
スズキ株式会社
デコンプ装置及びエンジン
1か月前
ヤマハ発動機株式会社
触媒劣化診断装置
今日
株式会社スペシャルパーツ武川
オイルポンプ
1か月前
スズキ株式会社
排気ガス浄化装置
1か月前
愛三工業株式会社
PCVシステム
1か月前
マツダ株式会社
排気用テールパイプ構造
11日前
イビデン株式会社
保持部材の製造方法
1か月前
マツダ株式会社
エンジンのオイル通路構造
11日前
フタバ産業株式会社
車載部品及びその製造方法
1か月前
三菱重工業株式会社
熱利用システム及び熱利用方法
1か月前
ダイハツ工業株式会社
循環水の回路構造
26日前
続きを見る