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公開番号2024086282
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-27
出願番号2022201329
出願日2022-12-16
発明の名称表示装置
出願人マレリ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 27/01 20060101AFI20240620BHJP(光学)
要約【課題】液晶ディスプレイに入射する太陽光を検出する。
【解決手段】表示装置1は、液晶ディスプレイ2の出射光OLを反射する反射部3を備えている。反射部3は、コールドミラー31と、赤外光センサ35と、遮光壁37と、を備える。コールドミラー31は、赤外光を透過して可視光を反射する。赤外光センサ35は、コールドミラー31の反射面の背面側に設けられている。遮光壁37は、コールドミラー31の背面側において、コールドミラー31と赤外光センサ35との間に設けられている。遮光壁37は、液晶ディスプレイ2の出射光OLに含まれ、コールドミラー31を透過した赤外光ILaを遮光する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
表示部の出射光を反射する反射部を備え、
前記反射部は、
赤外光を透過して可視光を反射するコールドミラーと、
前記コールドミラーの背面側に設けられた赤外光センサと、
前記コールドミラーの背面側において、前記コールドミラーと前記赤外光センサとの間に設けられ、前記表示部の出射光に含まれ、前記コールドミラーを透過した赤外光を遮光する遮光壁と、を備える、表示装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記反射部は、複数の前記赤外光センサが配置された基板を備え、
前記基板は、前記コールドミラーに対して非平行に配置される、請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記赤外光センサは、前記コールドミラーを透過した、前記表示部の出射光に含まれる赤外光の光路に対してオフセットして設けられ、前記遮光壁は当該光路上に設けられ、
前記赤外光センサは、前記コールドミラーを透過した、太陽光に含まれる赤外光の光路上に設けられている、請求項2記載の表示装置。
【請求項4】
前記基板には、互いに間隔を空けて配置された複数の赤外光センサからなる列が、互いに間隔を空けて複数形成されており、前記遮光壁は、前記列の延在方向に沿って、前記列に隣接して配置される、請求項2記載の表示装置。
【請求項5】
前記遮光壁は、前記列が延びる方向に沿って配置された第1の遮光壁と、前記第1の遮光壁に交差して配置された第2の遮光壁と、を備える、請求項4記載の表示装置。
【請求項6】
前記遮光壁は、前記基板に配置された前記赤外光センサを囲む筒状に形成される、請求項2記載の表示装置。
【請求項7】
前記表示部を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記赤外光センサが測定する赤外光の光量が閾値以上である場合に、前記表示部に光の出射を停止させる、請求項1~6のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記表示部に光の出射を停止させた後、前記赤外光センサが測定する赤外光の光量が前記閾値未満になった場合に、前記表示部に光を出射させる、請求項7記載の表示装置。
【請求項9】
前記反射部が反射した前記出射光を拡大して反射する凹面鏡と、
前記凹面鏡を、太陽光が入射可能な第1の位置と、太陽光の入射を回避する第2の位置との間で移動させる移動機構と、を備え、
前記制御部は、前記表示部および前記移動機構を制御し、
前記制御部は、前記赤外光センサが測定する赤外光の光量が閾値以上である場合に、前記表示部に光の出射を停止させると共に、前記移動機構に前記凹面鏡を前記第1の位置から前記第2の位置に移動させる、請求項8記載の表示装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記表示部に光の出射を停止させた後、所定時間が経過すると、前記移動機構に前記凹面鏡を前記第2の位置から前記第1の位置に移動させ、前記赤外光センサが測定する赤外光の光量が閾値未満となった場合に、前記表示部に光を出射させる、請求項9記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
表示装置は、画像を構成する光を出射する表示部と、表示部の出射光を反射する反射部と、を有する。
表示部は、例えば、車室のインストルメントパネルの内部に設けられた液晶ディスプレイから構成することができる。反射部が、液晶ディスプレイの出射光を車室内の運転者に向かって反射させることで、運転者は画像の虚像を視認することができる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6135048号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車室内に入射する太陽光が、反射部で反射されて、インストルメントパネルの内部の液晶ディスプレイに入射することがある。太陽光が入射した状態で液晶ディスプレイを動作させると、液晶ディスプレイの温度が急激に上昇する可能性がある。
表示装置において、液晶ディスプレイに入射する太陽光を検出することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る表示装置は、
表示部の出射光を反射する反射部を備え、
前記反射部は、
赤外光を透過して可視光を反射するコールドミラーと、
前記コールドミラーの背面側に設けられた赤外光センサと、
前記コールドミラーの背面側において、前記コールドミラーと前記赤外光センサとの間に設けられ、前記表示部の出射光に含まれ、前記コールドミラーを透過した赤外光を遮光する遮光壁と、を備える、表示装置。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、表示装置において、表示部に入射する太陽光を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係る表示装置の構成を模式的に示す図である。
反射部の構成を示す模式図である。
基板を、コールドミラー側から見た模式図である。
反射部に入射する太陽光を示す図である。
制御装置の構成を示すブロック図である。
制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。
変形例1に係る表示装置の構成を示す図である。
変形例1に係る制御装置の構成を示すブロック図である。
変形例1に係る制御装置の処理の流れを示すフローチャートである。
変形例2に係る遮光壁の構成を示す模式図である。
変形例3に係る遮光壁の構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施形態に係る表示装置を、図面を参照して説明する。
図1は、実施形態に係る表示装置1の構成を模式的に示す図である。
図1に示すように、表示装置1は、自動車等の車両の車室VR内に設置される。
図面では、表示装置1の車室VRへの設置状態を基準とした方向を示している。以降の説明において、「上」および「下」とは、鉛直線方向(図1の上下方向)における「上」および「下」を意味する。「前」および「後」とは、車両前後方向(図1の左右方向)における「車両前方側」と「車両後方側」を意味する。また、車両前後方向および鉛直線方向に直交する方向(紙面手前側から奥側に向かう方向)を、車幅方向という。
【0009】
図1に示すように、車室VRにはインストルメントパネル7とダッシュパネル8が設けられている。ダッシュパネル8は、車両前方側に設けられた、車室VRと不図示のエンジンルーム(またはモータルーム)とを隔てる隔壁である。インストルメントパネル7は、車室VRの前方側を覆うカバー部材であり、ダッシュパネル8とステアリングホイールSWの間に位置する。またインストルメントパネル7には、計器類、操作スイッチ、メインディスプレイ、オーディオ機器等が設置されている。
ダッシュパネル8の上側には、フロントウインドシールド9が設けられている。フロントウインドシールド9は、車両前方側から後方側に向かって斜め上方に張り出すように傾斜して設けられる。すなわち、フロントウインドシールド9は、ダッシュパネル8の上側から、インストルメントパネル7の上側を、車両前後方向に横断するように張り出している。フロントウインドシールド9の下端部には、黒色のセラミック塗料が帯状に塗布された帯状部91が形成されている。
【0010】
本実施形態の表示装置1は、いわゆるヘッドアップディスプレイ装置である。表示装置1は、運転者が運転中に視線を大きく移動させることなく車両の走行情報を視認するための運転支援装置である。
表示装置1は、走行情報として、例えば、走行速度、ガソリン残量等の車両の状態に関する情報や、歩行者飛出し、車両割込み、車線逸脱等に対するアラーム等を含む画像を表示することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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