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公開番号2024037146
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-18
出願番号2023135362
出願日2023-08-23
発明の名称傘の灯具構造
出願人廈門明和実業有限公司
代理人個人
主分類A45B 3/04 20060101AFI20240311BHJP(手持品または旅行用品)
要約【課題】傘の灯具構造を提供する。
【解決手段】本発明に係る傘の灯具構造は、傘本体10と照明装置20と制御押圧部材30とを備え、傘本体は中棒11と中棒の上端に固定される上ろくろ12と、中棒に可動的に摺嵌される下ろくろ13とを有し、照明装置は上ろくろの下側に連結固定され、照明装置は少なくとも1つの発光素子21と、発光素子の動作・非動作を制御する回路板と電力供給するための電池とを有し、回路板には制御スイッチが設けられ、下ろくろ上の制御押圧部材には制御素子が設けられ、制御押圧部材は中棒に相対して上下に直線摺動可能に3段式切換えを行うことにより、開傘状態下で使用要求に応じて発光素子を点灯または消灯できることから組み付けを簡便にできるため、故障率を低下させモジュール化を有利にすることができ、かつ照明効果及び警告効果を向上させることができ、使用を簡便にして全体の外型の美観を高めることができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
傘本体と、照明装置と、制御押圧部材とを備える傘の灯具構造であって、
前記傘本体は、中棒と、前記中棒の上端に固定される上ろくろと、前記中棒に可動的に摺嵌されると共に、前記上ろくろの下側に位置する下ろくろと、前記上ろくろと前記下ろくろとをヒンジ接続する複数の傘骨フレームとを有し、
前記上ろくろの下側に連結固定される前記照明装置は、少なくとも1つの発光素子と、前記少なくとも1つの発光素子の動作・非動作を制御する回路板と、前記少なくとも1つの発光素子へ電力供給するための電池とを有し、前記回路板には、制御スイッチが設けられ、前記下ろくろを上向きに摺動して前記照明装置に突き当てるとき、開傘状態が形成され、
前記下ろくろ上に組立てられる前記制御押圧部材には、制御素子が設けられ、前記制御押圧部材は、前記中棒に相対して上下に直線摺動可能に3段式切換えを行うことにより、前記制御押圧部材を前記中棒に相対して第1位置、第2位置または第3位置まで摺動可能にさせ、開傘状態下で前記第1位置まで切換えるとき、前記制御素子は、前記制御スイッチに近接して前記制御スイッチを導通するように促し、前記少なくとも1つの発光素子の通電点灯を前記回路板を介して制御し、開傘状態下で前記第2位置まで切換えるとき、前記制御素子は、前記制御スイッチから分離して前記制御スイッチの導通を切断し、前記少なくとも1つの発光素子の断電消灯を前記回路板を介して制御し、また、前記制御押圧部材を前記第3位置まで摺動させるとき、前記制御素子は、前記制御スイッチから遠く離れて前記制御スイッチの導通を切断し、前記少なくとも1つの発光素子の断電状態の保持を前記回路板を介して制御することを特徴とする、傘の灯具構造。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記照明装置の内部に電池収容室が設置され、前記電池収容室には、前記上ろくろに上向きに貫通する開口が形成され、前記電池は、前記開口から下向きに前記電池収容室に組み付けられ、前記上ろくろの頂部に頂端キャップが着脱可能に螺着組立てられることにより、前記電池収容室を蓋合閉塞することを特徴とする、請求項1に記載の傘の灯具構造。
【請求項3】
前記制御スイッチは、磁気リードスイッチであり、前記制御素子は、磁石であることを特徴とする、請求項1に記載の傘の灯具構造。
【請求項4】
前記中棒の上端近傍には、相対する2つの係合孔が設けられ、前記下ろくろの周縁には、相対する2本の係止溝が設けられ、前記2本の係止溝の中間部位には、それぞれ透孔が設けられ、前記2本の係止溝上に2つの弾性係合部材が組立てられ、弧状を呈する前記2つの弾性係合部材の中間部位には、それぞれ係止部が内向きに突設され、前記2つの弾性係合部材の当該係止部は、前記2本の係止溝の当該透孔に対応して形成され、かつ前記2つの弾性係合部材の当該係止部は、前記中棒の前記2つの係合孔に係止可能であることを特徴とする、請求項1に記載の傘の灯具構造。
【請求項5】
前記下ろくろの周縁の下端近傍には、環状の突係合部が設けられ、前記制御押圧部材の内縁壁の中位には、環状突縁が設けられ、前記環状突縁の下側には、相対する2つの第1位置決め突起が設けられ、及び相対する前記2つの第1位置決め突起の下側には、相対する2つの第2位置決め突起が設けられ、そして前記環状突縁、前記2つの第1位置決め突起及び前記2つの第2位置決め突起に前記下ろくろの前記突係合部の係当を受けることで、3段式切換えを行うことができ、前記制御押圧部材を前記第1位置まで切換えるとき、前記制御押圧部材の前記2つの第1位置決め突起に前記下ろくろの前記突係合部の係当を受けることになり、前記制御押圧部材を前記第3位置まで切換えるとき、前記制御押圧部材の前記2つの第2位置決め突起に前記下ろくろの前記突係合部の係当を受けることになり、前記制御押圧部材の前記環状突縁に前記下ろくろの前記突係合部の係当による位置制限を受けることになることを特徴とする、請求項1に記載の傘の灯具構造。
【請求項6】
前記下ろくろの周縁には、相対する2本の縦方向スライド溝が設けられ、前記制御押圧部材の内縁壁には、相対する2つのスライダーが設けられ、前記2つのスライダーが前記2本の縦方向スライド溝に摺設されることで、前記制御押圧部材は、前記下ろくろに相対して上下に直線摺動可能のみに制限されていることを特徴とする、請求項1に記載の傘の灯具構造。
【請求項7】
前記少なくとも1つの発光素子は、灯帯上に設置され、前記灯帯は、前記照明装置の周縁に螺旋状に巻き付けられることを特徴とする、請求項1に記載の傘の灯具構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、傘構造に係り、特に、照明機能及び警告機能を持つ傘の灯具構造に関するものである。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
傘は、雨水や日光を遮るために使う器具であり、自身が照明機能及び警告機能を持っていないため、光線不足の環境下で使用する場合であれば、照明及び警告を行うように懐中電灯を別途に手で持つ必要があり、そうでないと、雨降りの日や夜間に比較的に暗闇になってしまうので、視界が悪くなってしまい、周囲の人や車にぶつかりやすくなり、そして手で両方の荷物(傘及び懐中電灯)を同時に握持して歩行外出するには非常に不便であり、往々にして両手が塞がった状態になってしまい、人々にとっては、その他の荷物を手で把持することに影響を与えたり、歩行外出の安全に影響を与えたりするおそれがあった。
【0003】
それゆえ、業者は、特許文献1の「照明機能を兼ね備える傘柄構造」に開示されるような従来の傘の灯具構造を研究開発し、それは、傘柄本体と、照明ソケットと、1組の電源装置と、1組の発光素子及び切換スイッチとを備え、前記傘柄本体内に収納空間溝が開設され、照明ソケットを、前記傘柄本体の収納空間溝内に嵌設し、かつ自由に押し入れたりあるいは引き出したりすることができ、1組の電源装置は、照明ソケット内に収納されて置換使用可能とされ、1組の発光素子及び切換スイッチは、電源装置に電気的に接続されると共に、照明ソケット上に嵌設され、前記電源装置は、切換スイッチを経由して照明所要電源を提供することで、照明ソケットを収納空間溝から引き出し、切換スイッチをオンにした後、電源装置に連結される発光素子は、照明作用を自動的に生じさせることができ、そして照明機能を使用していないときには、前記照明ソケットを収納空間溝に押し戻すことができれば、元の傘柄構造に復元することが可能である。
【0004】
前記従来の傘の灯具構造では、図14のように、その発光素子91が傘柄本体92上に設置されるので、そのため、小さい範囲の照明しか形成されず、かつその位置も比較的に低くなり、その結果、照明効果及び他人の注意を喚起する警告作用に限界があり、このほか、その全体構造は、いずれも傘柄本体92上に設置され、傘柄本体92の外型の美観と体積及び握持の快適性に影響を及ぼすばかりでなく、組み付け作業的面倒さ及び困難さも常に増大させることになる。
【0005】
加えて、業者は、特許文献2と3の「照明傘具」に開示されるような別の従来の傘の灯具構造を研究開発し、それは、傘本体と、照明装置とを備え、前記傘本体は、中棒と、中棒の上端に固定される上ろくろと、中棒に可動的に合わせて取り付けられる下ろくろと、中棒の下端に固定される傘柄と、上ろくろと下ろくろとをヒンジ接続する傘骨フレームとを含み、前記照明装置は、照明体と、照明体の動作・非動作を制御するメインスイッチと、照明体へ電力供給するための電池とを含み、前記照明体は、中棒に合わせて取り付けられ、前記照明装置は、制御器をさらに含み、制御器は、照明体とメインスイッチとに電気的に接続され、電池から制御器への電力供給がなされ、制御器は、メインスイッチの導通・非導通に基づいて、照明体の動作・非動作が制御され、前記照明装置は、傘柄中に設置される第二スイッチをさらに含み、第二スイッチは、制御器に電気的に接続され、前記制御器は、さらに第二スイッチの導通・非導通に基づいて、照明体の動作・非動作が制御される。
【0006】
前記別の従来の傘の灯具構造は、その照明体が中棒に設置されて第二スイッチが傘柄に設置されるので、そのため、中棒の内部に電線を挿通させて電気的な接続を行う必要があり、このように、組み付け作業の面倒さ及び困難さを増大させるだけでなく、故障率が高くなり、かつモジュール化に不利であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
台湾登録実用新案第M256705(U)号明細書
台湾登録実用新案第M623808(U)号明細書
日本登録実用新案第3234381(U)号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明の傘の灯具構造の主な目的は、その照明装置は、上ろくろの下側に連結固定され、制御押圧部材は、下ろくろ上に組立てられ、照明装置の制御スイッチを利用して制御押圧部材の制御素子の導通・非導通を促し、発光素子の点灯または消灯を制御することから、組み付けを簡便かつ迅速に達することができ、故障率を低下させ、かつモジュール化を有利にすることができることにある。
【0009】
本発明の傘の灯具構造の別の目的は、それは、開傘状態下で発光素子を灯させるように制御することができ、そして傘面の下方の空間を照らさせることができ、照明効果及び警告効果を向上させることができ、及び開傘状態下で発光素子を消灯させるように制御することができ、使用を簡便にし、かつ全体の外型の美観を高めることができ、傘柄の握持の快適性に影響を及ぼすことがないことにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明が提供する傘の灯具構造は、傘本体と、照明装置と、制御押圧部材とを備え、傘本体は、中棒と、前記中棒の上端に固定される上ろくろと、前記中棒に可動的に摺嵌されると共に、前記上ろくろの下側に位置する下ろくろと、前記上ろくろと前記下ろくろとをヒンジ接続する複数の傘骨フレームとを有し、前記上ろくろの下側に連結固定される前記照明装置は、少なくとも1つの発光素子と、前記少なくとも1つの発光素子の動作・非動作を制御する回路板と、前記少なくとも1つの発光素子へ電力供給するための電池とを有し、前記回路板には、制御スイッチが設けられ、前記下ろくろを上向きに摺動して前記照明装置に突き当てるとき、開傘状態が形成され、前記下ろくろを下向きに摺動して前記照明装置から離脱させるとき、閉傘状態が形成され、前記下ろくろ上に組立てられる前記制御押圧部材には、制御素子が設けられ、前記制御押圧部材は、前記中棒に相対して上下に直線摺動可能に3段式切換えを行うことにより、前記制御押圧部材を前記中棒に相対して第1位置、第2位置または第3位置まで摺動可能にさせ、開傘状態下で前記第1位置まで切換えるとき、前記制御素子は、前記制御スイッチに近接して前記制御スイッチを導通するように促し、前記少なくとも1つの発光素子の通電点灯を前記回路板を介して制御し、開傘状態下で前記第2位置まで切換えるとき、前記制御素子は、前記制御スイッチから分離して前記制御スイッチの導通を切断し、前記少なくとも1つの発光素子の断電消灯を前記回路板を介して制御し、また、前記制御押圧部材を第3位置まで摺動させるとき、前記制御素子は、前記制御スイッチから遠く離れて前記制御スイッチの導通を切断し、前記少なくとも1つの発光素子の断電状態の保持を前記回路板を介して制御する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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