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公開番号2024029989
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-07
出願番号2022132502
出願日2022-08-23
発明の名称直流モータ
出願人株式会社ティラド
代理人
主分類H02K 9/06 20060101AFI20240229BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】 直流モータの内部の冷却の促進、およびモータの電気回路の絶縁信頼性の向上。
【解決手段】 回転子1の鉄芯2の外径側に、巻線3が施される巻線部2cが複数形成され、回転子1の鉄芯2の内径側に、巻線部2cを支持する支持部が形成され、巻線部2cにインシュレータ4が嵌め合わされた直流モータにおいて、インシュレータ4は、その中心に形成された環状部4aと、鉄芯2の各巻線部2cに嵌め合わされる複数の端部嵌め合わせ部4bとの間に、それらを連結する複数の羽aを有するファン部4cと、を具備する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
回転子(1)の鉄芯(2)の外径側に、巻線(3)が施される巻線部(2c)が複数形成され、
回転子(1)の鉄芯(2)の内径側に、巻線部(2c)を支持する支持部が形成され、
巻線部(2c)にインシュレータ(4)が嵌め合わされた直流モータにおいて、
インシュレータ(4)は、その中心に形成された環状部(4a)と、
鉄芯(2)の各巻線部(2c)に嵌め合わされる複数の端部嵌め合わせ部(4b)と、
環状部(4a)と端部嵌め合わせ部(4b)との間を連結する複数の羽(a)を有するファン部(4c)と、
を具備する直流モータ。
続きを表示(約 420 文字)【請求項2】
請求項1に記載の直流モータにおいて、
前記回転子(1)の鉄芯(2)の支持部は、回転子(1)の鉄芯(2)の中心に位置する中心側環状支持部(2a)、および中心側環状支持部(2a)から外径側に放射状に延びる複数の放射状支持部(2b)を有し、
インシュレータ(4)のファン部(4c)の少なくとも一部は、前記放射状支持部(2b)の近傍に位置する直流モータ。
【請求項3】
請求項2に記載の直流モータにおいて、
インシュレータ(4)のファン部(4c)を形成する羽(a)と、鉄芯(2)の放射状支持部(2b)との間に隙間(5)を形成した直流モータ。
【請求項4】
請求項1~請求項3のいずれかに記載の直流モータにおいて、
インシュレータ(4)のファン部(4c)は、羽車状に形成されると共に、その羽(a)の平面が回転子(1)の回転軸(6)に平行に配置された直流モータ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、直流モータの構造に関し、特に、そのモータの冷却、およびモータの電気回路の絶縁に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
一般的なブラシ付き直流モータにおいて、回転子は、鋼板の積層体からなる鉄芯と、巻線と、を有する。
鉄芯の外径側には、巻線が施される巻線部が複数形成され、巻線部には電気絶縁体であるインシュレータが嵌め合わされている。また、鉄芯の内径側には、巻線部を支持する支持部が形成されている。
なお、モータの鉄芯の内径側は、インシュレータで覆われていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
モータはケーシングで覆われているため、その内部で発生した熱がこもり、モータの温度が上昇し、モータの耐久性が低下する。
また、回転子の鉄芯の内径側はインシュレータで覆われていないため、巻線と鉄芯が直接接触する可能性があり、その場合、巻線の絶縁が低下し、電気回路が短絡するおそれがある。
そこで、本発明はモータの内部の冷却の促進、およびモータの電気回路の絶縁信頼性の向上を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するための第1の発明は、回転子1の鉄芯2の外径側に、巻線3が施される巻線部2cが複数形成され、
回転子1の鉄芯2の内径側に、巻線部2cを支持する支持部が形成され、
巻線部2cにインシュレータ4が嵌め合わされた直流モータにおいて、
インシュレータ4は、その中心に形成された環状部4aと、
鉄芯2の各巻線部2cに嵌め合わされる複数の端部嵌め合わせ部4bと、
環状部4aと端部嵌め合わせ部4bとの間を連結する複数の羽aを有するファン部4cと、
を具備する直流モータである。
【0005】
また、第2の発明は、上記第1の発明に記載の直流モータにおいて、
前記回転子1の鉄芯2の支持部は、回転子1の鉄芯2の中心に位置する中心側環状支持部2a、および中心側環状支持部2aから外径側に放射状に延びる複数の放射状支持部2bを有し、
インシュレータ4のファン部4cの少なくとも一部は、前記放射状支持部2bの近傍に位置する直流モータである。
【0006】
また、第3の発明は、上記第2の発明に記載の直流モータにおいて、
インシュレータ4のファン部4cを形成する羽aと、鉄芯2の放射状支持部2bとの間に隙間5を形成した直流モータである。
【0007】
また、第4の発明は、上記第1の発明~第3の発明のいずれかに記載の直流モータにおいて、
インシュレータ4のファン部4cは、羽車状に形成されると共に、その羽aの平面が回転子1の回転軸6に平行に配置された直流モータである。
【発明の効果】
【0008】
第1の発明は、インシュレータ4が、その中心に形成された環状部4aと、鉄芯2の各巻線部2cに嵌め合わされる複数の端部嵌め合わせ部4bと、環状部4aと端部嵌め合わせ部4bとの間を連結する複数の羽aを有するファン部4cと、を具備するものである。
このように、インシュレータ4の環状部4aと端部嵌め合わせ部4bとの間にファン部4c設けたので、インシュレータ4の回転に伴って気流が生じ、モータ内部の冷却が促進される。
【0009】
また、第2の発明のように、回転子1の鉄芯2の支持部が、回転子1の鉄芯2の中心に位置する中心側環状支持部2a、および中心側環状支持部2aから外径側に放射状に延びる複数の放射状支持部2bを有し、インシュレータ4のファン部4cの少なくとも一部を、放射状支持部2bの近傍に位置することができる。
この構成により、鉄芯2の放射状支持部2bと巻線3とが接触して電気回路を短絡するおそれが低下し、絶縁信頼性が向上する。
【0010】
さらに、第3の発明のように、インシュレータ4のファン部4cを形成する羽aと、鉄芯2の放射状支持部2bとの間に隙間5を形成することができる。
この構成により、隙間5を通じて気流が流通することが可能となり、気流の生成が放射状支持部2bによって妨げられることが低下されるので、絶縁効果を保ちつつ、冷却効果を高めることが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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