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公開番号2024019719
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-09
出願番号2023222702,2022526363
出願日2023-12-28,2020-11-13
発明の名称電気光学ディスプレイを駆動する方法
出願人イー インク コーポレイション
代理人個人,個人
主分類G09G 3/34 20060101AFI20240202BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】電気光学ディスプレイを駆動する方法の提供。
【解決手段】方法は、駆動スキームを使用してディスプレイの第1の部分を更新することであって、駆動スキームは、白色テキストを黒色背景上に表示するように構成されている、ことと、ディスプレイの第1の部分を更新することに続いて、時間遅延を実施することと、ディスプレイにわたるスワイプ動作を作成するために、駆動スキームを使用してディスプレイの第2の部分を更新することとを含む。一実施形態において、方法は、エッジアーチファクトをディスプレイピクセルから除去することをさらに含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
本明細書に記載の発明。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
(関連出願の参照)
本願は、2019年11月14日に出願された米国仮出願第62/935,175号に関し、その優先権を主張する。
続きを表示(約 3,500 文字)【0002】
前述の出願の開示全体は、参照することによって本明細書に組み込まれる。
(発明の主題)
【0003】
本発明は、電気光学ディスプレイを駆動する方法に関する。より具体的に、本発明は、電気光学ディスプレイにおけるピクセルエッジアーチファクトおよび/または画像残留を低減させる駆動方法に関する。
【背景技術】
【0004】
電気光学ディスプレイは、典型的に、それらの各々がディスプレイの1つのピクセルを画定する複数のピクセル電極を提供されたバックプレーンを有する。従来的に、多数のピクセル、通常、ディスプレイ全体にわたって広がっている単一の共通電極が、電気光学媒体の反対側に提供される。個々のピクセル電極は、直接駆動され得る(すなわち、別個の導体が各ピクセル電極に提供され得る)か、または、ピクセル電極は、バックプレーン技術の当業者に熟知されているであろうアクティブマトリクス様式で駆動され得る。隣接するピクセル電極が、多くの場合、異なる電圧にあろうから、それらは、電極間の電気短絡を回避するために、有限幅のピクセル間の間隙によって分離されなければならない。一見すると、これらの間隙にある電気光学媒体は、駆動電圧がピクセル電極に印加されたときに切り替わらないであろうと考えられ得る(実際、それは、多くの場合、黒色マスクが、典型的に、これらの非切り替り間隙を隠すために提供される、液晶等のいくつかの非双安定電気光学媒体に当てはまる)が、多くの双安定電気光学媒体の場合、間隙にある媒体は、「ブルーミング」として公知であるエッジアーチファクト現象により、切り替わる。
【0005】
ブルーミングは、ピクセル電極への駆動電圧の印加が、ピクセル電極の物理的サイズより大きいエリアにわたって電気光学媒体の光学状態の変化を引き起こす傾向を指す。過剰なブルーミングは、回避されるべきである(例えば、高解像度アクティブマトリクスディスプレイでは、ディスプレイの有効解像度を低減させるであろうから、単一のピクセルへの駆動電圧の印加がいくつかの隣接するピクセルを覆うエリアにわたって切り替わりを引き起こすことは、望まれない)が、制御された量のブルーミングは、多くの場合、有用である。例えば、各数字のための7つの直接駆動されたピクセル電極の従来の7セグメントアレイを使用して数字を表示する白地に黒色の電気光学ディスプレイを考慮されたい。例えば、ゼロが表示されるとき、6つのセグメントが、黒色に変えられる。ブルーミングが存在しない場合、6つのピクセル間の間隙が、可視であろう。しかしながら、例えば、米国特許第7,602,374号(その全体として本明細書に組み込まれる)に説明されるように、制御された量のブルーミングを提供することによって、ピクセル間の間隙は、黒色に変化させられ、より視覚的に美しい数字をもたらし得る。しかしながら、ブルーミングは、「エッジ残影」と表される問題につながり得る。
【0006】
ブルーミングのエリアは、均一に白色または黒色ではなく、典型的に、ブルーミングのエリアを横断して移動すると、媒体の色がグレーの種々の陰影を通して白色から黒色に移行する移行ゾーンである。故に、エッジ残影は、典型的に、均一なグレーエリアではなく、グレーの種々の陰影のエリアであろうが、それは、特に、ヒトの眼が各ピクセルが純黒色または純白色であると仮定される単色画像においてグレーのエリアを検出する能力を持っているので、依然として、可視かつ不愉快であり得る。ある場合、非対称ブルーミングが、エッジ残影に影響し得る。「非対称ブルーミング」は、いくつかの電気光学媒体(例えば、米国特許第7,002,728号に説明される銅クロマイト/チタニアのカプセル化電気泳動媒体)では、逆方向への移行中よりピクセルの一方の極端な光学状態から他方の極端な光学状態への移行中に、さらなるブルーミングが起こるという意味で、ブルーミングが「非対称」である現象を指し、本特許に説明される媒体では、典型的に、黒色から白色への移行中のブルーミングは、白色から黒色への移行中のそれを上回る。
【0007】
したがって、残影またはブルーミング効果を低減させる駆動方法が、必要とされる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、電気光学ディスプレイを駆動する方法を提供し、方法は、駆動スキームを使用してディスプレイの第1の部分を更新することであって、駆動スキームは、白色テキストを黒色背景上に表示するように構成される、ことと、ディスプレイの第1の部分を更新することに続いて、ある時間遅延を実施することと、ディスプレイにわたるスワイプ動作を作成するために、駆動スキームを使用してディスプレイの第2の部分を更新することとを含む。いくつかの実施形態では、駆動方法はさらに、エッジアーチファクトをディスプレイピクセルから除去することを含む。
本発明は、例えば、以下を提供する。
(項目1)
電気光学ディスプレイを駆動する方法であって、前記方法は、
駆動スキームを使用して前記ディスプレイの第1の部分を更新することであって、前記駆動スキームは、白色テキストを黒色背景上に表示するように構成されている、ことと、
前記ディスプレイの前記第1の部分を更新することに続いて、時間遅延を実施することと、
前記ディスプレイにわたるスワイプ動作を作成するために、前記駆動スキームを使用して前記ディスプレイの第2の部分を更新することと
を含む、方法。
(項目2)
エッジアーチファクトをディスプレイピクセルから除去することをさらに含む、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記ディスプレイの前記第1の部分を更新するステップは、アクティブ光学移行を経るディスプレイピクセルのみを更新するように構成された駆動スキームを使用することを含む、項目1に記載の方法。
(項目4)
前記ディスプレイの前記第1の部分を更新するステップは、ゼロ光学移行を経るピクセルを表示するために波形を印加しないように構成された駆動スキームを使用することを含む、項目1に記載の方法。
(項目5)
前記エッジアーチファクトを除去するステップは、エッジアーチファクトを有するディスプレイピクセルを決定することを含む、項目2に記載の方法。
(項目6)
前記エッジアーチファクトを有するディスプレイピクセルを決定するステップは、アクティブ光学移行を受ける最も近い隣のピクセルを有するディスプレイピクセルを識別することを含む、項目5に記載の方法。
(項目7)
前記ディスプレイにわたるスワイプ動作を作成するために、前記駆動スキームを使用して前記ディスプレイの第2の部分を更新するステップは、前記ディスプレイへの光学キックバックを低減させる、項目5に記載の方法。
(項目8)
前記電気光学系ディスプレイは、電気泳動材料の層を有する電気泳動ディスプレイである、項目1に記載のディスプレイ。
(項目9)
前記電気泳動材料は、流体内に配置された複数の荷電粒子を備え、前記複数の荷電粒子は、電場の影響下で前記流体を通して移動することが可能である、項目8に記載のディスプレイ。
(項目10)
前記荷電粒子および前記流体は、複数のカプセルまたはマイクロセル内に閉じ込められている、項目9に記載のディスプレイ。
(項目11)
前記電気泳動材料は、マイクロセルを用いて閉じ込められた染色流体内の単一タイプの電気泳動粒子を備えている、項目8に記載のディスプレイ。
(項目12)
前記荷電粒子および前記流体は、高分子材料を備えている連続相によって包囲された複数の別々の液滴として存在する、項目8に記載のディスプレイ。
(項目13)
前記流体は、ガス状である、項目12に記載のディスプレイ。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、電気泳動ディスプレイを表す回路図である。
【0010】
図2は、電気光学結像層の回路モデルを示す。
(【0011】以降は省略されています)

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