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公開番号2024013979
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-01
出願番号2022116477
出願日2022-07-21
発明の名称電子制御装置
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人サトー
主分類G06F 11/30 20060101AFI20240125BHJP(計算;計数)
要約【課題】システム全体としての処理負荷の増大を抑えつつ、異常発生に対して適切に対処する。
【解決手段】電子制御装置2~4は、複数の他の電子制御装置と接続されている。電子制御装置は、複数の他の電子制御装置のうち一つの電子制御装置を監視先として監視する監視部14a~16aと、監視先の電子制御装置の異常発生を検知する異常発生検知部14b~16bと、監視先の電子制御装置の異常発生が検知されると、所定の電子制御装置の監視先を変更する監視先変更部14c~16cと、を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数の他の電子制御装置と接続されている電子制御装置であって、
前記複数の他の電子制御装置のうち一つの電子制御装置を監視先として監視する監視部(14a~16a,38a~41a)と、
監視先の電子制御装置の異常発生を検知する異常発生検知部(14b~16b,38b~41b)と、
監視先の電子制御装置の異常発生が検知されると、所定の電子制御装置の監視先を変更する監視先変更部(14c~16c,38c~41c)と、を備える電子制御装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記複数の他の電子制御装置は、第1電子制御装置と、通常時において前記第1電子制御装置を監視先として監視する第2電子制御装置とを含み、
前記監視部は、通常時において前記第2電子制御装置を監視先として監視し、
前記監視先変更部は、前記第2電子制御装置の異常発生が検知されると、異常発生の検知対象となった前記第2電子制御装置の通常時の監視先である前記第1電子制御装置を、電子制御装置の新たな監視先とするように変更する請求項1に記載した電子制御装置。
【請求項3】
前記監視先変更部は、前記第2電子制御装置の異常発生が検知されると、前記第2電子制御装置の異常発生の検知を示す異常発生検知を前記第1電子制御装置へ通知する請求項2に記載した電子制御装置。
【請求項4】
前記第1電子制御装置は、異常発生確定が通知されると、監視先を前記第2電子制御装置へ変更するように構成され、
前記監視先変更部は、前記第2電子制御装置の異常発生を確定すると、前記第2電子制御装置の異常発生の確定を示す前記異常発生確定を前記第1電子制御装置へ通知する請求項2又は3に記載した電子制御装置。
【請求項5】
前記複数の他の電子制御装置は、第1電子制御装置と、通常時において前記第1電子制御装置を監視先として監視する第2電子制御装置と、1つ以上の第3電子制御装置とを含み、
前記監視部は、通常時において前記第2電子制御装置を監視先として監視し、
前記監視先変更部は、前記第2電子制御装置の異常発生が検知されると、異常発生の検知対象となった前記第2電子制御装置の監視先である前記第1電子制御装置を、前記第3電子制御装置の新たな監視先とするように変更する請求項1に記載した電子制御装置。
【請求項6】
前記監視先変更部は、前記第2電子制御装置の異常発生が検知されると、前記第2電子制御装置の異常発生の検知を示す異常発生検知を前記第1電子制御装置及び前記第3電子制御装置へ通知する請求項5に記載した電子制御装置。
【請求項7】
前記3電子制御装置は、異常発生確定が通知されると、監視先を前記第2電子制御装置へ変更するように構成され、
前記監視先変更部は、前記第2電子制御装置の異常発生を確定すると、前記第2電子制御装置の異常発生の確定を示す前記異常発生確定を前記第3電子制御装置へ通知する請求項5又は6に記載した電子制御装置。
【請求項8】
前記監視先変更部は、前記第1電子制御装置及び前記第3電子制御装置から通知される2つ以上の異常発生確認結果の多数決により前記第2電子制御装置の異常発生を確定する請求項7に記載した電子制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電子制御装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば車両に搭載されている車両制御システムは、複数の電子制御装置が車載ネットワークを介して接続されている。例えば特許文献1には、複数の装置の中の何れかの装置の異常発生を検知すると、その異常発生した装置の処理を正常な装置が引き継いで車両制御を継続したり、フェールセーフ処理を実施したりする構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-121043号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
装置の異常発生を検知する構成として、2つの装置間で相互監視する構成がある。しかしながら、例えば3つの装置を監視対象とする構成に上記した2つの装置間で相互監視する構成を採用すると、第1装置と第2装置の組み合わせで相互監視し、第2装置と第3装置の組み合わせで相互監視し、第3装置と第1装置の組み合わせで相互監視することになる。そうなると、一つの装置から他の装置への監視方向が2方向になり、システム全体としての処理負荷が増大する虞がある
【0005】
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、システム全体としての処理負荷の増大を抑えつつ、異常発生に対して適切に対処することができる電子制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載した発明によれば、監視部(14a~16a,38a~41a)は、複数の他の電子制御装置のうち一つの電子制御装置を監視先として監視する。異常発生検知部(14b~16b,38b~41b)は、監視先の電子制御装置の異常発生を検知する。監視先変更部(14c~16c,38c~41c)は、監視先の電子制御装置の異常発生が検知されると、所定の電子制御装置の監視先を変更する。
【0007】
2つの電子制御装置の組み合わせで相互監視することなく、複数の電子制御装置の個々において通常時の監視方向を1方向とした場合でも、監視先の電子制御装置の異常発生を検知すると、所定の電子制御装置の監視先を変更することで、異常発生に対して適切に対処することができる。これにより、システム全体としての処理負荷の増大を抑えつつ、異常発生に対して適切に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態の全体構成を示す機能ブロック図
装置Aの異常発生時を説明する図
装置Bの異常発生時を説明する図
装置Cの異常発生時を説明する図
装置Cの機能ブロック図
フローチャート
第2実施形態の全体構成を示す機能ブロック図
装置Eの異常発生時を説明する図
装置Dの機能ブロック図
フローチャート
フローチャート
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、複数の実施形態について図面を参照して説明する。後続する実施形態において、先行する実施形態と共通する部分は説明を省略する。
【0010】
(第1実施形態)
第1実施形態について図1から図6を参照して説明する。図1に示すように、車両制御システム1は、装置A~Cの3個の装置2~4が相互接続されている。車両制御システム1が4個以上の装置から構成され、そのうちの3個の装置が相互接続されている場合にも適用することができる。即ち、車両制御システム1に含まれる装置の個数は3個以上の任意であり、3個の装置が相互接続される関係であれば良い。本実施形態では、装置Aを主制御装置2とし、装置Bを監視装置3とし、装置Cを副制御装置4として説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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